
元AV監督の市原克也氏は、
前作『中高年の恋愛論』に続く新刊『中高年の失恋論』を
2025年12月1日に刊行する。
本作では、中高年期の恋愛における喪失や
再生を独自目線で論じると共に、
巻末インタビューでは自身の失恋経験を交え、
その心情の変化や立ち直りのプロセスを率直に語っている。
中高年が抱える恋愛の現実に、
著者ならではの視点で踏み込んだ一冊となっている。
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中高年の「失恋」とは何か
市原氏は、中高年の失恋を
「人生のテーマへの気づきを促す契機」と捉えている。
若い頃に比べて喪失の負荷が大きくなる年代にあっても、
「まず誰かを好きになるという行為そのものに大きな価値がある」と強調する。
それは“切羽詰まった生き物の魂を高揚させる行為”でもあり、
年齢を重ねてもなお、人が生きる力を取り戻す源泉になり得るという。
「中高年になると、別れの再現性に気づくはず」と述べ、
自身の経験則として、惹かれる相手の傾向や、
別れに至る“パターン”の存在にも言及。
それらを自覚することで、
次の恋愛における準備や心構えが変わると語った。
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最も心に残る失恋と立ち直り
自身の過去の経験として
「同居に近い関係だった相手が離れていった失恋」を挙げる。
日常の中にいた人が突然いなくなる痛手は大きかったが、
「去るものは追わず」の姿勢を貫き、
一年を待たず前を向いたと語る。
特に告白のタイミングを逃すなど
主体性を欠いた恋の終わり方は「もったいない」とし、
中高年であっても自己表現の重要性を強調する。
業界人ならではの恋愛観と境界線
AV業界における恋愛についても、市原氏は率直に語る。
仕事と私生活の境界線が曖昧になりがちな構造、
相手の認識が揃わないことによるトラブル、
そして監督・男優としての立場から見た恋愛の特性など、
同業者ならではの事情を解説。
「境界線は日頃の行いと愛情で示すしかない」とし、
言葉よりも“伝え方”や“思いやり”が関係性を形づくると述べている。
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失恋は“次の恋の準備”である
痛みを知った者は、相手への気遣いが洗練されるという。
女性は「自立が色気になる」とし、
男性には「焦らず、追い詰めず、静かな余裕を持つこと」を求める。
社会的な肩書きや外形的な条件よりも、
「素の自分で丁寧に愛する姿勢」が重要だと語った。
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