starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

【矢野経済研究所プレスリリース】 次世代モビリティ市場に関する調査を実施(2025年)~次世代モビリティ(電動トライク、電動ミニカー、超小型モビリティ)は価格追求、利用イメージ明確化、提供手法がカギ~


株式会社矢野経済研究所(代表取締役社長:水越孝)は、次世代モビリティ市場の調査を実施し、国内市場概況、海外における関連市場の概況、主要参入メーカーの事業戦略を明らかにした。ここでは、2035年までの次世代モビリティの国内新車販売台数予測を公表する。

1. 市場概況

日本市場においては実証事業などから次世代モビリティには一定のニーズが認められるものの、軽自動車や原付バイクなど魅力的な選択肢(移動手段)が数あるなかで、敢えて超小型モビリティや電動ミニカー(原動機付四輪)を選ぶ理由に乏しい現実がある。約10年の歳月をかけて規格が創設された超小型モビリティも、トヨタの「C+pod」が生産終了した今、市場は静かに終わっていくかと思われた。
しかし、2025年秋のKGモーターズ「mibot」投入を皮切りに変化に乏しかった市場に転機が訪れようとしている。それは単に競合製品との価格差ではなく、利用イメージが明確化された電動ミニカーが続々と市場に投入されることを意味している。

欧州市場では、炭素排出量の多い車両の通行を規制する低排出ゾーン(Low-Emission Zone :LEZ)や車道再配分(歩車分離/歩車共存)、モビリティハブの活用によるラストワンマイル配送といった欧州都市の再設計の動きが、ミニマムモビリティの普及を後押ししている。「Ami」の成功で地位を獲得したCitroën(シトロエン)に倣い、Renault(ルノー)やSEAT(セアト)といった大手欧州自動車メーカーだけでなく、中小メーカーも第二の「Ami」を狙った都市型EVのラインナップを拡充している。さらに、欧州トヨタや中国企業も欧州市場に参入を計画しており、欧州のQuadricycle(クワドリシクル:Lクラス四輪車)市場は新たな競争が始まっている。

2.注目トピック~芽吹こうとする次世代モビリティ市場と黒船(BYD)の襲来可能性

本調査では、次世代モビリティに求められる社会課題や背景を8項目ほど挙げて、欧州市場で起きているモビリティと都市インフラの共存戦略も対象としている。
経済合理性の伴う形でEVシフトを実現させるためには、収益性とユーザーベネフィットの最大化が不可欠である。収益率の低い価格設定故に、従来の売り切り型ビジネスでは収益性が望めない次世代モビリティこそ、サブスクリプションやモビリティサービスなどのバリューチェーンで稼ぐ方法が模索されている。

実用性とコスト負担のバランスがとれた次世代モビリティの登場が期待される中、業界関係者が一様に警戒するのが、BYDの軽自動車EVである。2026年後半の投入が予定されるBYD軽EVは破壊的な価格力と磨き上げられたBEV技術で、次世代モビリティの潜在需要を大きく侵食する可能性がある。選択肢が広がる電動ミニカーとBYDの軽EV登場、希望と脅威が交錯する中で次世代モビリティ市場は大きな転機を迎えつつある。

【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000332250&id=bodyimage1】

3.将来展望

トヨタ「C+pod」が生産終了した影響もあり、国内の次世代モビリティ(電動トライク、電動ミニカー、超小型モビリティ)の新車販売台数は、2024年が1,280台と一時的に市場は縮小している。

警察庁の統計によると2024年の免許返納者数は5年振りに増加に転じており、路線バスなど地域交通空白エリアの拡大など潜在的な需要は明らかである。また、都市型MaaS(Mobility as a Service)の概念を取り入れた都市交通システムの拡大や、観光地周遊、訪問販売業務、ラストワンマイル物流といった様々な用途で、軽自動車では過剰スペックとなる領域において、日本においても用途を特化させた次世代モビリティの需要が広がると推測する。

国内の次世代モビリティ全体の新車販売台数では、2035年にAggressive予測(最大成長予測)で102,100台、Conservative予測(最小成長予測)で18,330台と予測する。
なお、Aggressive予測(最大成長予測)は実用性と価格(維持管理費用を含む)のバランスが取れた新型モデルが登場し、カーボンニュートラルの推進に向け自治体や企業を中心とした需要増加を想定している。Conservative予測(最小成長予測)では市場減速やユーザー需要抑制が大きな変動要因となることを前提に算出している。

【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000332250&id=bodyimage2】

海外市場に目を向けるとカーシェアリングや短期カーリースといったサブスクリプション型などの多様な提供手法や、マイクロファイナンス(貧困層・低所得層向けの金融サービス)、使用済み製品を回収して再利用する再生専用工場といったエコシステム構築も、次世代モビリティの普及速度に影響を与えるとみられ、日本市場でも次世代モビリティの導入ハードルは下がっていくとみられる。
つまり、日本では真正面から軽自動車や二輪車と競合を避け、車両設計では低価格化と用途特化、事業モデルは継続収益ビジネスを実現することが次世代モビリティ市場の成否を分けると考える。

※掲載されている情報は、発表日現在の情報です。その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。
https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/3939

調査要綱
1.調査期間:2025年7月~9月
2.調査対象:次世代モビリティメーカー、次世代モビリティ関連サービス事業者等
3.調査方法:当社専門研究員による直接面談(オンライン含む)、電話ヒアリング調査、ならびに文献調査併用
4.発刊日: 2025年9月29日

お問い合わせ
⇒プレスリリースの内容や引用についてのお問い合わせは下記までお願いいたします。
株式会社矢野経済研究所 マーケティング本部 広報チーム
https://www.yano.co.jp/contact/contact.php/press

株式会社矢野経済研究所
https://www.yano.co.jp/



配信元企業:株式会社矢野経済研究所
プレスリリース詳細へ

ドリームニューストップへ
    Loading...
    アクセスランキング
    1. 「箱だけ出品」もNGに?メルカリが取引ルールを改定、悪質転売への対応強化へ

    2. 猫と犬のかわいさに癒やされる6日間!横浜高島屋で 「ねこ休み展」&「鼻ぺちゃ展」10/29(木)~11/3(火・祝)開催  特別POP UP EVENTや会場限定グッズが登場

    3. メルカリが「匿名返品サービス」を提供開始 住所や氏名のやり取りがいらず無料で返品可能に

    4. 世界初 日本発 AI動画生成プラットフォーム Animon.ai 日本国内サービス開始 3分で高品質のプロ級の動くアニメが完成 気になる料金体系をチェック

    5. 全国34店舗のコーヒーショップ・ロースターが横浜に集結 「YOKOHAMA COFFEE FESTIVAL 2026」事前チケット販売開始

    6. 原宿の伝説的ハロウィンが11年ぶりに復活!「KAWAII MONSTER HALLOWEEN 2026」10月1日(木)より開催

    7. AI動画生成 DomoAI ドモエイアイ Google最新AI Nano Banana Pro Gemini 3 Pro Image に対応し無制限生成が可能に 圧倒的な制作精度向上と効率化でワンストップAI生成

    8. まだ9月なのにインフル流行入り!? ワクチンは“打って終わり”じゃない、研究で分かったワクチンの効果(抗体応答)を左右する生活習慣とは

    9. 全国34店舗のコーヒーショップ・ロースターが横浜に集結  「YOKOHAMA COFFEE FESTIVAL 2026」事前チケット販売開始

    10. 福田康夫元首相死去 90歳 首相在任1年、洞爺湖サミット議長

    1. 「箱だけ出品」もNGに?メルカリが取引ルールを改定、悪質転売への対応強化へ

    2. メルカリが「匿名返品サービス」を提供開始 住所や氏名のやり取りがいらず無料で返品可能に

    3. 猫と犬のかわいさに癒やされる6日間!横浜高島屋で 「ねこ休み展」&「鼻ぺちゃ展」10/29(木)~11/3(火・祝)開催  特別POP UP EVENTや会場限定グッズが登場

    4. 世界初 日本発 AI動画生成プラットフォーム Animon.ai 日本国内サービス開始 3分で高品質のプロ級の動くアニメが完成 気になる料金体系をチェック

    5. 全国34店舗のコーヒーショップ・ロースターが横浜に集結 「YOKOHAMA COFFEE FESTIVAL 2026」事前チケット販売開始

    6. 原宿の伝説的ハロウィンが11年ぶりに復活!「KAWAII MONSTER HALLOWEEN 2026」10月1日(木)より開催

    7. AI動画生成 DomoAI ドモエイアイ Google最新AI Nano Banana Pro Gemini 3 Pro Image に対応し無制限生成が可能に 圧倒的な制作精度向上と効率化でワンストップAI生成

    8. 都内最大級のアウトドアイベント「TOKYO outside Festival 2026」が国営昭和記念公園で開催

    9. 全国34店舗のコーヒーショップ・ロースターが横浜に集結  「YOKOHAMA COFFEE FESTIVAL 2026」事前チケット販売開始

    10. まだ9月なのにインフル流行入り!? ワクチンは“打って終わり”じゃない、研究で分かったワクチンの効果(抗体応答)を左右する生活習慣とは

    game_banner
    おすすめ
    1. 日本の電気自動車市場規模・シェア報告書:需要、予測およびメーカー(2025-2035年)

    2. 電気自動車市場が急拡大へ:世界の産業規模、2050年までに72.8兆米ドルに到達の見通し

    3. 低速電気自動車市場調査レポート|CAGR22.5%成長加速・2035年776億米ドル到達見通し・次世代モビリティ革新トレンド分析 : レポートオーシャン株式会社プレスリリース

    4. 日本電気自動車市場は、次世代EV技術革新と脱炭素政策の加速を背景に、2035年までに約2,290億米ドル規模へ拡大すると予測され、CAGR15.58%で成長が見込まれる成長市場動向

    5. 都市モビリティがクリーンかつ手頃な交通手段へと移行する中、世界の電動二・三輪車市場は加速し、2030年までに1,536億米ドル規模に達する見通し。

    6. 世界のシェアモビリティ市場 規模、成長、洞察、市場シェア、競合情勢、動向分析レポート:サービスモデル別、車両タイプ別、車両推進力別、販売チャネル別 - 2032年までの世界機会分析と産業予測

    7. レポートオーシャン株式会社プレスリリース : 日本電動二輪車市場は、都市部でEV普及、スマートモビリティと統合、政府優遇措置を背景に、2033年までに18億2130万米ドル規模に急拡大すると予測される

    8. 電気自動車市場 2035年予測 3兆6,016億米ドル規模へ急拡大、CAGR 21.73%で加速する次世代モビリティ戦略市場 : レポートオーシャン株式会社プレスリリース

    9. 【矢野経済研究所プレスリリース】世界の二輪車市場に関する調査を実施(2025年) 2030年に二輪車の電動化率は最大約15%まで成長を予測

    10. レポートオーシャン株式会社プレスリリース : 世界の乗用車市場は、EVとAIモビリティの革新により、2033年までに7兆1,280億米ドルの変革的評価に向けて加速すると予測される

    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2026
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.