
この集計により、直近の技術開発において競合他社が権利化する上で、阻害要因となる先行技術を多数保有している先進的な企業が明らかになります。
集計の結果、2024年に最も引用された企業は、1位 三菱重工業、2位 ダイキン工業、3位 豊田自動織機となりました。
【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000325703&id=bodyimage1】
1位 三菱重工業の最も引用された特許は「電気自動車ユーザにインセンティブを与えて利用を促進するサービス管理システム」に関する技術で、日本総合研究所など計5件の審査過程で引用されています。このほかには「災害現場の状況を迅速かつ広く把握する災害活動支援システム」に関する技術が引用された件数の多い特許として挙げられ、トヨタ自動車など計4件の拒絶理由として引用されています。
2024年に、三菱重工業の特許によって影響を受けた件数が最も多い企業は東芝(41件)、次いでパナソニック(29件)となっています。
2位 ダイキン工業の最も引用された特許は「在室者の空間利用目的に応じて空調環境を制御する空調制御システム」に関する技術で、三菱電機やパナソニックなど計6件の審査過程で引用されています。このほか「空調装置の利用状況を検知してプログラムをバージョンアップできる空調制御システム」に関する技術が引用された件数の多い特許として挙げられ、川本製作所など計3件の拒絶理由として引用されています。
2024年に、ダイキン工業の特許によって影響を受けた件数が最も多い企業は三菱電機(126件)、次いでパナソニック(84件)です。
3位 豊田自動織機の最も引用された特許は「部品の種類を低減し生産性を向上したモータ用ロータ」に関する技術で、アイシンなどの計5件の審査過程において拒絶理由として引用されています。
2024年に、豊田自動織機の特許により影響を受けた件数が最も多い企業はトヨタ自動車(61件)、次いでLG ENERGY SOLUTION(54件)となっています。
4位 クボタは「収穫状況と位置に応じて最適な排出経路や復帰経路を生成する自動走行制御システム」、5位 日本精工は「軌道面の転がり疲労特性が高く、全体として寸法変化が小さい転がり軸受」が、最も引用された特許として挙げられます。
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■ランキングの集計対象
日本特許庁に特許出願され、2024年12月までに公開されたすべての特許のうち、2024年1月から12月末までの期間に拒絶理由(拒絶理由通知または拒絶査定)として引用された特許を抽出。
本ランキングでは、権利移転を反映した集計を行っています。2025年5月末時点で権利を保有している企業の名義でランキングしているため、出願時と企業名が異なる可能性があります。
業種は総務省の日本標準産業分類を参考に分類しています。
■機械業界 他社牽制力ランキング2024 データ販売
納品物:以下のデータを収録したエクセルファイル
1)ランキングトップ50社
機械業界の被引用件数上位50社のランキング
2)被引用件数上位100件のリスト
機械業界の被引用件数上位100件及び引用先の特許との対応を掲載
価格:50,000円(税抜)
お申し込みは下記URLをご参照ください。
https://www.patentresult.co.jp/ranking/fcit/2024/fcitmac.html
■本件に関するお問い合わせ先
株式会社パテント・リザルト 事業本部 営業グループ
ホームページURL:https://www.patentresult.co.jp/
メールアドレス:info@patentresult.co.jp
■会社概要
社名:株式会社パテント・リザルト
住所:〒113-0033 東京都文京区本郷2-15-13 お茶の水ウイングビル5階
配信元企業:株式会社パテント・リザルト
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