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◆製品概要ハイライト
・ AI処理能力:NVIDIA JetsonOrin NX(8コア64bit CPU+Ampere世代GPU)を10ノードで構成し、INT8演算で最大1570TOPSを達成
・ 大規模モデル展開:Ollamaフレームワークや主要LLM(LLaMa3、Phi3Mini)、視覚大モデル(EfficientVIT、NanoOWL、NanoSAM、SAM、TAM)、StableDiffusion系AIGCモデル等のオンプレミス実行をサポート
・ ネットワーク &管理:2×10GbE(SFP+)+2×1GbE(RJ45)、BMC管理用1×1GbEを搭載。Redfish/VNC/NTP対応のWeb BMCによる遠隔監視・制御・仮想メディア操作が可能
・ 高効率 &省スペース:1Uサイズに10ノード相当の演算リソースを集約。ラック占有面積・消費電力・導入コストを最小化
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◆主な用途(産業・分野別)
CSB1-N10NOrinNXは、小型ながら強力なAI推論クラスタとして、幅広い分野での活用が期待されています。
・ AI推論・生成AI:ローカル環境での大規模言語モデル(LLM)の実行や画像生成モデルの推論。例えば社内問い合わせ対応の高度チャットボットや、製品デザイン支援の画像生成など、クラウドを介さず社内でChatGPTクラスのLLMやStable Diffusionといった生成AIモデルを動作させることが可能
・ 高い計算性能によりリアルタイムな自然言語処理や生成AIアプリケーションを実現
・ ロボティクス:産業用ロボットや自律移動ロボットの集中制御サーバとして機能します。ROS2対応のロボットモデルやAIアルゴリズムをクラスタ上で実行し、複数ロボットの同時制御・シミュレーション、ロボットから集まるセンサーデータの高速処理を行えます。例として、物流倉庫の協調型ロボット群の経路最適化演算や、サービスロボットの画像認識・音声対話処理のバックエンドなどが可能
・ 産業オートメーション:工場の外観検査や設備監視などにおけるエッジAIサーバとして活用できます。高速カメラ映像のリアルタイム解析(欠陥検出、品質管理)や、IoTセンサーからの大規模データストリームに対する異常検知など、従来はクラウドや大型GPUサーバが必要だった処理を工場内で即時に実行可能です。クラウドに頼らないオンサイト処理により、ネットワーク遅延の影響を抑えライン停止等のリスクを低減
・ 医療分野:病院や研究機関におけるオンプレミスAI解析装置として、医用画像のAI診断やゲノム解析などに利用が期待されます。MRI・CT画像や病理画像をリアルタイムに解析し医師を支援するAIアプリケーションを、患者データを院内から出さずに実現できます。特に低遅延かつプライバシー保護が求められる医療AIにおいて、クラスタを用いた院内処理は有用
・ スマートシティ・監視:街中やインフラ設備のインテリジェント監視サーバとして、防犯カメラ映像の分析や交通量解析に適しています。多数のカメラ映像を並列に処理し、不審行動の検知や事故予兆検出をリアルタイムに行えます。また都市インフラのIoTセンサーデータを集約分析して、渋滞緩和やエネルギー最適化に役立てるなど、スマートシティ実現の中核エッジサーバとして機能します。高信頼・高性能なオンサイト解析により、公共空間の安全性向上や運用効率化に貢献
◆利用メリット(性能・コスト・導入容易性)
・ 高い演算性能と拡張性: 10基のOrin NXにより小型筐体でGPUクラスタ並みの推論性能(最大1570 TOPS)を発揮し、画像認識から自然言語処理まで幅広いAIワークロードに対応可能
・ PCIeスロットを備え追加のGPUやFPGAを増設可能な設計で、将来的な性能向上にも柔軟です。高速インターコネクトとして2ポートの10GbE(SFP+)とギガビットLANを搭載し、複数クラスタ間を接続した大規模分散処理や高速データストレージとの連携も容易
・ コスト・省スペース効率: 本サーバ1台で10台分のJetson計算ノードを統合しているため、同等性能を個別のエッジデバイスで構築する場合と比べて導入コストを大幅に削減できます。また1Uサイズ・約8kgとコンパクトでラック設置面積や消費電力を抑えられるため、エッジサイトや小規模データセンターでも無理なく導入可能です。モジュール・ストレージ・電源・冷却を一体化した専用設計により、機器点数の削減と配線簡素化による運用コスト低減
・ 導入と開発の容易さ: NVIDIA JetPackソフトウェアスタック(Ubuntu 22.04ベース)上で動作し、CUDAやTensorRT、各種AIフレームワークが標準サポートされているため、既存のJetson開発資産をそのまま活用できます。またワンストップSDKが提供され、ドライバ環境・コンパイラ・推論エンジンなど必要ツール群が揃っているため、セットアップ後すぐに開発を開始可能です。Dockerコンテナにも対応し、アプリケーションのデプロイや更新も容易です。
・ ハード・ソフト一体のプリインテグレーション済み製品のため、専門知識がなくても短期間でAIシステムを立ち上げ可能
・ エッジAIに最適な信頼性: BMC搭載による遠隔監視・制御機能や堅牢な筐体設計(高速冷却ファン6基搭載)により、長時間の連続稼働や高温環境下でも安定性が確保
これにより工場や路側など過酷なエッジ環境でも安心して運用可能です。また、クラウドを介さずローカル処理を行うことでセキュリティリスクを低減し、ネットワーク遅延の影響も排除可能
・ 機密データをオンサイトで処理することでプライバシー保護や回線コスト削減のメリットも享受
◆類似製品との違い・優位性
・ Jetsonシリーズを活用した他の小型クラスタ製品と比較しても、CSB1-N10NOrinNXは群を抜く演算規模と完成度を備えています。例えばRaspberry PiやJetsonを複数組み合わせるクラスタ用ボード(Turing Piなど)ではせいぜい数ノード規模でしたが、本製品は10ノードで最大1000~1570 TOPS級のAIパワーを発揮し、ラックマウント型筐体に収められている点で一線を画します
・ 専用BMCによる統合管理や10Gb高速通信対応などエンタープライズクラスの機能を備えており、単純なSBCクラスタでは実現しづらい運用管理性・拡張性を提供
・ NVIDIA Jetsonを採用した類似のエッジAIサーバ(例: Connect Tech社の小型推論サーバ等)と比べても、より多数のJetsonモジュールを搭載できる点でスケールメリットがあります。クラウドGPUサーバと比較した場合でも、消費電力や初期導入費用を抑えつつオンサイトで運用可能というエッジ側でのメリットが明確であり、用途に応じて差別化された価値を提供
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【ポジティブワン株式会社について】
社名 ポジティブワン株式会社(POSITIVE ONE CORPORATION)
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-12-1 渋谷マークシティ・ウエスト22F
公式サイト:https://www.positive-one.com
SoM製品関係:https://www.chinchillasmart.com
ポジティブワン株式会社は、「サービスモデル」のための「ものづくり(IoT端末側から)」の仕様設計から開発製造に至るまでのワンスポットソリューションを提供いたします。
今までの半導体関連を取り巻くエンベデッドのプレイヤは、自社開発をしたコア製品を販売することにフォーカスをしているため、サービスモデルや仕様にあった製品を提案することは難しかったです。ポジティブワンは、海外の有力な最先端技術会社と提携し、多様化する仕様に対応できる商社機能、自社のハードウエアからソフトウエアの開発製造、そして、テストから認証サービスのための第三者試験機関との提携と支援サービスにより、多様にあったサービスに対応できます。企画段階での仕様作成、技術的な問題定義や解決、最先端技術の導入に選ばれます。それは、IoT端末以外、自動車、医療、産業機器などの安全性や信頼性を求められる分野での経験や実績を積んでいます。
【本件に関するお問い合わせ先】
ポジティブワン株式会社
メールアドレス:poc_sales@positive-one.com
配信元企業:ポジティブワン株式会社
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