
世界の鉄鋼業界は重大な岐路に立たされています。世界のCO2排出量の7~9%を占める鉄鋼メーカーは、気候変動規制の強化や市場の需要変化に伴い、変革を迫られています。欧州排出権取引制度(EU-ETS)や炭素国境調整措置(CBAM)などの政策的枠組みは、鉄鋼メーカーに低炭素技術を導入する経済的インセンティブを付与しています。同時に自動車や建設などの分野では、より環境に優しい材料への需要が高まっています。大手鉄鋼メーカー各社は技術開発と水素対応(Hydrogen Ready)生産拠点に数十億ドルを投じており、2030年代半ばには、水素対応の生産能力が世界全体で1億トン近くに上るだろうと発表されています。こうしたプロジェクトは当初は天然ガスを使用して稼働する見込みですが、いずれも最終的には低炭素水素への移行を目指しています。
IDTechExでは、水素を用いたグリーンスチールの生産量は2035年までに4600万トンに達すると予測しています。しかしながら、鉄鋼の脱炭素化には複雑さが伴い、数多くの要素をうまく調整することが求められ、それが低炭素鋼・グリーンスチールの生産規模拡大への大きな課題となっています。
<開催概要>
テーマ:『グリーンスチール市場:主な推進要因、イノベーション、主要セクター』
(Green Steel Market: Key Drivers, Production Pathways, Innovations, and Offtake Sectors)
開催日時: 2025年5月7日(水) 10時もしくは18時から 20分間
開催方法:オンライン
言語:英語
参加費:無料(事前登録制)
https://www.idtechex.com/ja/webinar/12464-12522-12540-12531-12473-12481-12540-12523-24066-22580-65306-20027-12394-25512-36914-35201-22240-12289-12452-12494-12505-12540-12471-12519-12531-12289-20027-35201-12475-12463-12479-12540/681
【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000318840&id=bodyimage1】
当日カバーする内容(予定)
- 鉄鋼サプライチェーンの概要(低炭素・グリーンスチールを含む)
- 鉄鋼脱炭素化とグリーンスチール市場の主な推進要因(主要地域政策やインセンティブを含む)
- 鉄鋼生産技術における主なイノベーション
- グリーンスチールを採用する主な分野と市場見通し
IDTechExは、関連する調査レポートを3月に発行しました。
『グリーンスチール 2025-2035年:技術、有力企業、市場、予測』
https://www.idtechex.com/ja/research-report/green-steel-2025-2035-technologies-players-markets-forecasts/1084
後日、ウェビナーで使用した資料も提供します。
IDTechExは、その他にも先進技術に関連するウェビナーを開催しています。
詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www.idtechex.com/ja/research/webinars
【本件に関するお問合せは、下記まで】
アイディーテックエックス株式会社 (IDTechEx日本法人)
100-0005 東京都千代田区丸の内1-6-2 新丸の内センタービル21階
URL: https://www.idtechex.com/ja
担当:村越美和子 m.murakoshi@idtechex.com
電話 : 03-3216-7209
配信元企業:アイディーテックエックス株式会社
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