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PLS組み込み統合開発環境UDE、Bosch社のGeneric Timer Module向けCOSIDEシミュレーションモデルをサポート開始


ポジティブワン株式会社は、PLSプログラマブルロジックアンドシステム社と協力し、Bosch社のGeneric Timer Module(GTM)向けCOSIDEシミュレーションモデルのサポートを開始すると発表しました。最新のUniversal Debug Engine(UDE)と連携し、COSIDEシミュレータを使用して、プレシリコン環境でのGTMアプリケーションの開発やデバッグを効率化します。これにより、エンジニアは実際のマイクロコントローラに依存せず開発を進めることができ、実機移行もスムーズになります。また、新技術は2025年のEmbedded Worldでもデモ展示されました。

2025年3月25日、ポジティブワン株式会社(本社:東京都渋谷区、ドイツ・ラウタに本社を持つPLSプログラマブルロジックアンドシステム社日本総代理店)は、PLS組み込み統合開発環境UDE、Bosch社のGeneric Timer Module向けCOSIDEシミュレーションモデルをサポートを開始します。

PLS社の最新バージョンであるUDE Universal Debug Engine 2025およびUDA(Universal Debug Access)において、Bosch社製Generic Timer IP Module(GTM)向けのCOSEDA Technologies社製COSIDEシミュレータを使用したGTMシミュレーションモデルでのプログラムコードのデバッグをサポートすることを発表しました。この協業により、エンジニアは後に使用されるマイクロコントローラに依存することなく、シリコン完成前(プリシリコン)の段階から効率的かつ信頼性高くGTMアプリケーションの開発・テスト・デバッグが可能になります。なお、PLSは2025年にドイツ・ニュルンベルクで開催されるEmbedded World 2025にて、この最新技術のデモを行いました。

Bosch社のGeneric Timer Module(GTM)は多くの自動車用マイクロコントローラに搭載されており、複数の入力信号のデジタル信号キャプチャやリアルタイムでの出力信号生成が可能です。信号取得、フィルタリング、生成のためのさまざまな機能ブロックに加え、複雑なPWM(パルス幅変調)によるほぼあらゆる出力波形を生成可能なプログラマブルRISCベースのマルチチャネルシーケンサ(MCS)を備えています。1つのMCSは8つのプログラムチャネルを持ち、それぞれが並列動作し、同期した信号生成を実現します。また、MCSのプログラム用には複数ベンダーのCコンパイラが利用可能です。

COSEDA Technologies社のCOSIDEシミュレータは、GTMの仮想プロトタイプを高速かつ正確にシミュレーションでき、特定のマイクロコントローラに依存せずに動作します。COSIDEの高度なモデリング手法を活用することで、アナログおよびデジタル環境やコントローラソフトウェアを効率よくモデル化できます。また、内蔵の強力な波形ビューアなど豊富なデバッグツールにより、すべての内部信号や状態の観察・解析が常時可能です。COSIDEで作成された仮想プロトタイプは、実行可能な仕様書やソフトウェアおよびハードウェア開発向けのプリシリコンプロトタイプとして提供可能です。

UDEは特にMCSチャネルプログラムのデバッグとテストを容易にするため、COSIDEユーザーに実ハードウェアと同じブレークポイント、シングルステップ、レジスタやメモリ値表示などのデバッグ機能を提供します。GTMハードウェアのブレークポイント数が2つに制限され、ソフトウェアブレークポイントが使用不可なのに対し、COSIDEシミュレータではブレークポイント数に制限がありません。ブレークポイント到達時にはGTMモデル全体が停止し、システム動作に影響を与えない非侵入型デバッグを実現します。さらに、シミュレーションは100%再現可能であるため、デバッグ作業が著しく簡素化されます。

最終的に、UDEをCOSIDEのデバッガフロントエンドとして使用することで、実ハードウェアへの移行が大幅に簡略化されます。シミュレータと実ハードウェアの両方で全く同じUDEの利用方法が可能なため、移行時にツールを変更する必要がありません。

【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000317090&id=bodyimage1

《関連製品》
◆統合開発環境UDE
https://www.positive-one.com/products/embedded-tool/pls_ude.html

【PLSプログラマブルロジックアンドシステムとは】
PLSプログラマブルロジックアンドシステムGmbH(PLS Programmierbare Logik &Systeme GmbH)は、ドイツ・ラウタに本社を持つ組み込み向け開発ツールのサプライヤーです。インフィニオンテクノロジーズ、STマイクロエレクトロニクス、NXPセミコンダクターズ、ルネサスなどのレガシーな半導体から最先端の半導体のためのソフトウェアデバッグソリューションおよび完全な開発ツールを提供します。ポジティブワン株式会社は、日本総販売元として、日本およびアジア市場への販売、サポートを行っております。

【ポジティブワン株式会社について】
社名 ポジティブワン株式会社(POSITIVE ONE CORPORATION)
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-12-1 渋谷マークシティ・ウエスト22F

URL http://www.positive-one.com
SoM製品関係:https://www.chinchillasmart.com

ポジティブワン株式会社は、最先端技術と時代を先読みしたエンベデッドソリューションをご提供します。そのために海外の有力な最先端技術会社と提携し、多様化する仕様に対応できるOEMハードウエアや世界標準ISOなどに準拠する品質向上のためのツールをご提供します。さらに、システムコンサルティング、エンベデッドからPC、スマートフォン、サーバーを含んだハードウエアからソフトウエアまでのシステム受託開発など、皆様のプロジェクト成功のためのご支援をいたします。

【本件に関するお問い合わせ先】
ポジティブワン株式会社
メールアドレス:poc_sales@positive-one.com
TEL:03-3256-3933 FAX:03-4360-5301



配信元企業:ポジティブワン株式会社
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