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1. 市場概況
2024年度の敏感肌化粧品市場規模は、ブランドメーカー出荷金額ベースで前年度比105.6%の1,010億円を見込む。新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが5類に移行し、外出機会の増加やマスク着用の機会が減少したことを背景に、シミ・しわなどの肌悩みが顕在化しており、一般化粧品に比べて高機能な敏感肌化粧品のニーズが高まることで、市場は伸長する見込みである。
加えて、従来の低刺激訴求の敏感肌化粧品だけでなく、高機能成分などを配合した敏感肌化粧品が増加していることから、一般化粧品のユーザーも取り込む結果になっている。
【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000314384&id=bodyimage1】
2.注目トピック~美白シリーズ、ベースメイクシリーズ、エイジングケアシリーズの投入に注力するメーカーが増加
近年の敏感肌化粧品の動向としては、敏感肌に悩む人も一般化粧品と同様にエイジングケアや美白ケアなどの機能性を訴求したスキンケア製品やメイクアップ製品を求める傾向にある。そのため、敏感肌プラスアルファの機能性を持つ美白シリーズ、ベースメイクシリーズ、エイジングケアシリーズなどの製品投入に注力する化粧品メーカーが増加している。
3.将来展望
スキンケア製品を中心とした敏感肌化粧品市場は、敏感肌などに悩む人にとって不可欠な製品となっているだけでなく、エイジングケアや美白といった機能強化が進んでいることで、堅調な動きが続く見込みである。
また、スキンケアに加えて、ヘアケア・ボディケア・メイクアップにおいても低刺激訴求の敏感肌化粧品の需要が高まりつつあり、敏感肌化粧品市場は拡大基調で推移する見通しである。
※掲載されている情報は、発表日現在の情報です。その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。
https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/3738
調査要綱
1.調査期間:2024年11月~2025年1月
2.調査対象:化粧品ブランドメーカー、流通業者、小売業者等
3.調査方法:当社専門研究員による直接面談(オンライン含む)、電話による取材、ならびにその他周辺調査併用
4.発刊日: 2025年1月24日
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