第1報となる前回アンケートでは、夫婦仲が良好かどうか、セックスの頻度はどれくらいなのかを調査。多くの人が夫婦仲は良好と回答した一方で、「1年以上セックスしていない」と回答する人が半数を超える結果となりました。
第2報となる今回調査では、「パートナーとの理想のセックス」をテーマにアンケート。パートナーとのセックスの満足度を調査し、セックスレスにどうつながっていくのかを調べました。
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■パートナーとのセックスする理想の頻度は？
まず、パートナー（配偶者）とセックスする理想の頻度について聞きました。
前回調査では、「1年以上していない」と回答した人が3,000人中1,698人（56.6％）。多くの人がパートナーと長期間にわたってセックスしていないという結果になりました。
＜調査結果＞
・1年以上していない…1,698人（6％）
・月に1回程度…271人（03％）
・月に2～3回程度…265人（83％）
・2～3か月に1回程度…165人（5％）
・週1回程度…162人（4％）
・半年に1回程度…123人（1％）
・1年に1回程度…111人（7％）
・週3回以上…51人（7％）
これを踏まえて、本当はパートナーとどれくらいの頻度でセックスしたいと考えているのかを見てみましょう。
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「ずっとしなくても良い（883人）」が最多回答に。1年以上セックスをしていない人が多いことがわかりましたが、セックスという形にこだわっていない人や、自らの意思でセックスをしたがらない人が多いようです。
一方、次に多かったのは「週に1回程度（422人）」。男性の回答割合が多かったものの、女性も一定数の人が頻繁にパートナーとセックスしたいと考えているようです。
＜結果＞
・ずっとしなくても良い…883人（43％）
・週1回程度…422人（07％）
・月2～3回程度…406人（53％）
・月1回程度…375人（5％）
・したくない…224人（47％）
・それ以下…202人（73％）
・2～3か月に1回程度…199人（63％）
・毎日したい…119人（97％）
・半年に1回程度…104人（47％）
・1年に1回程度…66人（2％）
反対に、もっとも少なかったのは「1年に1回程度（66人）」。それなら、ずっとしないという選択肢を選ぶ人が多いのではないでしょうか。
次に、男女別の結果です。
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「ずっとしなくてもいい」「週1回程度」「したくない」と回答した割合に大きな違いが見られました。
「ずっとしなくてもいい」「したくない」の回答割合は、女性が男性の倍近くに。反対に、「毎日したい」「週に1回程度」の回答割合は、男性が女性の倍近い結果となっています。
セックスは夫婦二人でするもの。だからこそ、歩調が合わないとすれ違いが起きてセックスレスに陥ってしまう可能性が高くなるかもしれません。
また、年代別の結果は、
「毎日したい」「週に1回程度」「月に2～3回程度」など、頻度が高い回答の割合は30代がもっとも高くなりました。
一方、「（1年に1回よりも）それ以下」「したくない」「ずっとしなくてもいい」の回答は、50代・60代以降の回答割合が高い結果に。夫婦として長年一緒にいると、セックスというつながりを持たなくても良くなってくるのかもしれません。
■パートナーとのセックスする頻度に満足していますか？
パートナーとセックスする頻度（ペース）について、現状満足しているかどうかを聞きました。
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3,000人中「満足している」と回答したのは、1,837人（61.23％）でした。
男女別で見ると、男性は1,733人中931人（53.72％）、女性は1,267人中906人（71.51％）が満足していると回答しており、半数以上がセックスの頻度について不満を持っていないことがわかります。
一方、女性より男性のほうが「満足していない」と回答した割合が高い結果に。
男性は1,733人中802人（46.28％）が、女性は1,267人中361人（28.49％）がそれぞれ満足していないと回答しています。
また、年代別の回答では大きな差は見られませんでした。
■頻度以外で、パートナーとのセックスで不満に思う点は？
パートナーとのセックスについて、頻度（ペース）以外で不満に感じることがあるかを聞きました。
男性607人・女性604人が「特に不満はない」と回答。
その一方で、夫婦として長年一緒に過ごすがゆえに生まれる不満も浮き彫りに。
「（セックスが）マンネリ化している・単調（284人）」という不満が最多。次いで、「あまり気持ちよくない（100人）」「潤い・勃起の悩みがある（97人）」「満足感・幸福感が薄い（91人）」と続きます。
男女別でも結果を見てみましょう。
＜男性の回答割合が高かった項目＞
・潤い・勃起の悩みがある（97人中67人）
・アダルトグッズを使ってみたい（49人中36人）
・パートナーの反応が良くない（45人中38人）
＜女性の回答割合が高かった項目＞
・あまり気持ち良くない（100人中75人）
・痛みを感じる（86人中73人）
・もっと時間を短くしたい（39人中35人）
いずれの項目も、なかなかパートナーに打ち明けにくいことばかりです。セックスの頻度が減ったり、満足度があまり得られないと感じたりしている人は、パートナーがこういった不満を抱えているのかもしれません。
自由記述回答で寄せられた回答はこちらです。セックス自体をしたくないという人もいれば、残念ながらパートナーへの愛情がないと回答した人も見られました。
■過去のパートナーと現在のパートナー、セックスの満足度が高いのは？
「理想のセックス」を深掘りするにあたって、“禁断”とも言える質問です。パートナーとのセックスの頻度に満足していると回答した既婚男女1,837人に対し、現在のパートナーと過去のパートナーを比較したとき、セックスの満足度が高いと感じたのはどちらかを聞きました。
約半数の人が「現在のパートナー」と回答した一方、「過去のパートナー」と回答した人も少なくありませんでした。若い世代のほうが「現在のパートナー」を選ぶ傾向にあります。
男女別では大きな差は見られませんでしたが、「過去のパートナー」と回答した割合が高かったのは男性でした。
また、「過去のパートナー」を選んだ男女391人に対し、「過去のパートナーとまたセックスしてみたいと思いますか？」を聞きました。
セックスしてみたいと「思う」と回答したのは、男性のほうが圧倒的に多い割合に。男女で結果がほぼ逆転しており、体の相性については男性のほうが過去のパートナーを忘れられないと言えます。
現在のパートナーと“理想のセックス”がなかなかできず、フラストレーションが溜まっている男性も少なくないのではないでしょうか。
■まとめ
パートナーと「ずっとセックスしなくても良い」と考えている人は、既婚男女3,000人中883人（男性368人・女性515人）。
特に、女性は男性よりも「ずっとしなくてもいい」「したくない」と考えている人が多いことがわかりました。
反対に、「毎日したい」「週1回程度」と考えている人は、男性が女性の倍に。夫婦間でスキンシップを図りたいと思う一方、なかなかうまくいかないようです。
また、セックスの頻度について「満足していない」と回答した回答が高かったのは男性です。1,837人中802人（46.28％）が満足しておらず、もっと回数を増やしたいと感じています。
セックスの不満については、夫婦でよくある「マンネリ化」が最多。しかし、「あまり気持ち良くない」「潤い・勃起の悩みがある」など、相手に言いにくい項目を選んだ人も多く見られました。
セックスについて不満がある場合、こうした悩みを抱えている可能性も高いでしょう。セックスだけでなく、話し合いやスキンシップなどのコミュニケーションを積極的に図ることが大切です。
次回は、「セックスレスの実態調査」を行います。過去セックスレスに陥った人がどのようにレスを解消したのか、レスのきっかけなどを詳しく調査。また、現在セックスレス」になっている人にも焦点を当て、それぞれを調査します。
「セックスレス」に関する記事はこちら
https://e-venz.com/column/22697/
調査期間：2024年12月5日～2024年12月5日
調査対象：全国の30歳～69歳以下の既婚男女
調査方法：インターネットを利用
・アンケートサイトFreeasy（https://freeasy24.research-plus.net/）
・引用元データ（https://kikonclub.com/questionnaires/17）
調査エリア：全国
有効回答数：3,000（男性：1,733人・女性：1,267人）
・30代…469人
・40代…769人
・50代…931人
・60代以上…831人
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