
全固体電池は、電解液の代わりに固体電解質を用いる次世代型バッテリーです。液漏れや発火のリスクが低く、安全性と高エネルギー密度を備えており、主に電動車(EV)や再生可能エネルギー向けの蓄電システム、医療機器など多岐にわたる分野での活用が期待されています。一方で、製造コストや界面抵抗といった課題を抱えており、量産化には技術革新が求められています。本調査では『全固体電池関連技術』に注目し、日本、米国、欧州、中国の主要4国・地域における「パテントスコア」(個別特許の注目度を得点化)を合算し、世界における特許の質と量を総合的に見た評価を行いました。
集計の結果、「グローバルスコア ランキング」では、1位 トヨタ自動車、2位 パナソニックグループ、3位 富士フイルムとなりました。
【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000312905&id=bodyimage1】
【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000312905&id=bodyimage2】
1位 トヨタ自動車は日本と中国特許の寄与が大きくなっています。注目度の高い特許には、「イオン導電性の高い硫化物固体電解質材料を得るための製造方法」や「蛍光を含む硫化物系固体電解質を用いた、高性能な全固体リチウムイオン電池の電池部材」などが挙げられます。
2位 パナソニックグループは中国特許の寄与が大きくなっており、中国特許におけるランキングでも1位となっています。注目度の高い特許には、「高電圧正極活物質用の含ハロゲン固体電解質を用いた正極材料」や「高リチウムイオン伝導性を有する全固体二次電池用の固体電解質材料」などが挙げられます。
3位 富士フイルムは中国に次いで、日本特許の寄与が大きくなっています。注目度の高い特許は「低分子ゲル化剤を含有する固体電解質組成物を用いた全固体二次電池」や「無機固体電解質と特殊なポリマーを含む固体電解質組成物を用いた全固体二次電池」などがあります。
4位 出光興産は「機械的処理によって望ましい形態に容易に調整できる硫化物固体電解質の製造方法」などが、5位 村田製作所は「リチウムイオン誘導体を含む内部集電層を用いて高性能化が可能な積層型固体二次電池」などが注目度の高い特許として挙げられます。
6位以下には三井金属鉱業、LG ENERGY SOLUTION(韓)などがランクインしています。
本分析の詳細については、『全固体電池関連技術』グローバルスコア:ランキングデータにてご覧いただけます。
■価格:50,000円(税抜)
お申し込みは下記URLをご参照ください。
https://www.patentresult.co.jp/ranking/total/gls-allssbattery.html
■本件に関するお問い合わせ先
株式会社パテント・リザルト 事業本部 営業グループ
ホームページURL:https://www.patentresult.co.jp/
メールアドレス:info@patentresult.co.jp
■会社概要
社名:株式会社パテント・リザルト
住所:〒113-0033 東京都文京区本郷2-15-13 お茶の水ウイングビル5階
配信元企業:株式会社パテント・リザルト
プレスリリース詳細へ
ドリームニューストップへ