●新しいIR:6薄膜赤外線LEDチップテクノロジーは、従来の850nm、940nmに加え新たに920nmの波長オプションを提供します
●IR:6をベースとした最初の製品は、OSLON（R） P1616とOSLON（R） Blackシリーズで、セキュリティカメラや生体認証システム、温熱療法用医療機器などのアプリケーションでより高輝度・高効率を実現する完全互換品を提供します
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※本プレスリリースは、2024年10月22日にオーストリア・プレムシュテッテンおよびドイツ・ミュンヘンで発表したプレスリリースの抄訳版です。
インテリジェントセンサとエミッタのグローバルリーダーであるams OSRAM（SIX：AMS）は、新しいIR:6赤外線（IR）LEDチップテクノロジーを発表しました。ams OSRAM IR LEDエミッタで利用されている既存のチップテクノロジーと比較して、放射束最大35%、効率を最大42%向上します。
新しいIR:6薄膜チップテクノロジーは、セキュリティカメラやPCの生体認証システム、スマートドアベルなどの産業機器製品のメーカーが、省電力とバッテリー駆動時間の延長と同時に、より良い照明による画質の改善、個別の生体マーカーのより迅速かつ正確な認識を実現します。
組織損傷を治療するための光治療器具などの医療機器では、IR:6チップからのより高い光出力により、同じ治療効果を維持しつつ、機器メーカーが使用するLEDの数を減らすことができるため、省スペースと部品コストを削減できます。
この新しいチップのメリットを活用した最初のams OSRAM製品は、コンパクトな1.6mm x 1.6mmのパッケージで提供される高出力LEDのOSLON（R） P1616シリーズと、IRカメラに最適な新しい矩形照射を含む多様な視野角を提供するOSLON（R） Blackファミリーです。
ams OSRAMのプロダクトマーケティングマネージャー、Dominic Bergmannは次のように述べています。
「新しいIR:6テクノロジーは、IR LEDの放射束と効率に関してトップランクです。既存のIR LEDを新しいIR:6ベースのLEDで置き換えることで、お客様は各々のアプリケーションで、消費電力を押さえながらパフォーマンスを向上させることができます」
IR:6：次世代IR LEDテクノロジー
新しいIR:6チップテクノロジーは以下のようなさまざまな側面でパフォーマンス改善を図ります。
・チップ効率を向上
・ボンドパッドを中央に配置することでより均一な電流拡散と低い順方向電圧を実現
・チップの表面粗化構造を改善し、デカップリング効率と放射束を向上
さらに、従来の850nmと940nmの波長に加えて920nmのドミナント波長をオプションとして提供します。920nmは940nmに対してフォトダイオードの感度特性との親和性が高くより良い信号対雑音比（signal-to-noise ratio）を実現し、850nmよりも赤見えが減少します。
発表時点で、IR:6テクノロジーは、以下の既存OSLON（R） P1616製品のBバージョンとしてご購入いただけます。OSLON（R） P1616製品はスペースに制約のあるアプリケーションに向けた小型パッケージ製品です。
・OSLON（R） P1616 SFH 4180BS - 920nm/940nmの波長オプション、1485mWの放射束、130°の視野角
・OSLON（R） P1616 SFH 4181BS - 920nm/940nmの波長オプション、1550mWの放射束、70°の視野角
・OSLON（R） P1616 SFH 4182BS - 920nm/940nmの波長オプション、1650mWの放射束、130°の最適化された視野角
また、このテクノロジーは既存のOSLON（R） Blackエミッタの新バージョンでも提供されます。
・OSLON（R） Black SFH 4713B - 850nmの波長、980mWの放射束、80°の視野角
・OSLON（R） Black SFH 4714B - 850nmの波長、940mWの放射束、150°の視野角
・OSLON（R） Black SFH 47167B - 850nmの波長、940mWの放射束、110°x 130°の矩形照射
このIR:6チップは、ドイツ・レーゲンスブルクにあるams OSRAM自社工場で製造されています。ams OSRAMは、OSLON（R） P1616とOSLON（R） Black LEDのチップからパッケージングまでを含むサプライチェーン全体を管理し、お客様に対する製品の安定供給を確約しています。
IR:6テクノロジーに関する詳細情報は、https://ams-osram.com/innovation/technology/irled-ir6をご覧ください。
【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000308585&id=bodyimage1】
製品画像：OSLON（R） Black SFH 4713B
画像：ams OSRAM
【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000308585&id=bodyimage2】
製品画像：OSLON（R） P1616 SFH 4181BS
画像：ams OSRAM
【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000308585&id=bodyimage3】
アプリケーション画像：IR:6テクノロジーはPCの生体認証システムでも使用されています
画像：ams OSRAM
【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000308585&id=bodyimage4】
アプリケーション画像：IR:6テクノロジーはCCTV（Closed Circuit Television）でも使用されています
画像：ams OSRAM
ams OSRAMについて
ams OSRAM Group（SIX：AMS）は、インテリジェントセンサとエミッタのグローバルリーダーです。照明にインテリジェント性を持たせてイノベーションに情熱を注ぐことで、私たちは人々の生活を豊かにします
合わせて110年以上の歴史を持つ当社は、想像力、深いエンジニアリングの専門知識、そしてセンサと光の技術におけるグローバルな生産能力を提供できることが主な特徴です。当社は、自動車、産業、医療、コンシューマー市場のお客様が競争力を維持することを可能にするイノベーションを創出し、環境負荷の軽減を行う一方で、健康、安全、利便性の面で生活の質を向上させるイノベーションの推進を行っています。
世界中の約20,000人の従業員が、センシング、イルミネーション、ビジュアライゼーションの分野でイノベーションを起こし、運転をより安全に、医療診断をより正確に、そして日々のコミュニケーションをより豊かにしています。その業務は画期的なアプリケーションのための技術を生み出しており、これは15,000件以上の特許の取得・出願に反映されています。また、オーストリアのプレムシュテッテン／グラーツに本社を置き、ドイツ・ミュンヘンに共同の本社を設置しています。そしてグループは2023年に36億ユーロの収益を達成しており、ams-OSRAM AGは、スイス証券取引所に上場しています（ISIN：AT0000A3EPA4）。
詳細情報はこちらをご覧ください：https://ams-osram.com/ja/
amsはams-OSRAM AGの登録商標です。また、当社製品およびサービスの多くはams OSRAM Groupの商標または登録商標です。ここで記載されるその他全ての企業名および製品名は、各所有者の商標または登録商標である場合があります。
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