別居婚の経験は?不満・良かったところを徹底調査──既婚男女3,000人にアンケート
- 2024年11月25日 12:00:00
- マネー
- Dream News
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ノマドマーケティング株式会社は、既婚男女3,000人を対象に別居婚の実態調査を実施しました。その結果、約1割が別居婚の経験があると回答し、多くは転勤による単身赴任がきっかけでした。別居婚中の主な課題として、育児と金銭面が挙げられ、特に育児負担が妻に偏る傾向があります。一方で、離れて暮らすことでお互いの大切さを再確認できるなどのメリットも示されています。別居婚経験者は自由度や仕事への集中をメリットとして感じる一方、育児の負担に不満を持つ人も多いことが分かりました。
前回のアンケートでは、別居婚の経験者・未経験者を調査。その結果、既婚男女3,000人(男性1,644人・女性1,356人)のうち「別居婚をしたことがある」と回答したのは295人(男性190人・女性105人)でした。
【前回アンケートはこちら】
今回は、別居婚をしたことがあると回答した人に焦点を当て、別居婚の実態を詳しく調査します。
■いつから別居婚を始めましたか?
まず、「別居婚をしたことがある」と回答した既婚男女295人(男性190人・女性105人)に、いつから別居婚をスタートしたのかを聞きました。
男女ともにもっとも多かったのは「転勤」でした。転勤で単身赴任となり、そのまま別居婚を始めたケースが多く見られました。他にも、さまざまなきっかけで別居婚がスタートしているようです。
<別居婚の時期について>
・入籍後すぐ
・出産後
・喧嘩の後
・介護のため
・趣味のため
・子どもの進学のため
中には、喧嘩やパートナーの借金発覚がきっかけで別居婚を始めたケースも。離れ離れで暮らしても家族は家族、簡単には割り切れず悩んだ結果が別居婚だったとも考えられます。
■親戚や友人から別居婚を反対されましたか?
次に、親戚や友人など周囲の人から別居婚を反対されたかどうかを聞きました。
【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000307840&id=bodyimage1】
女性のほうが「反対されなかった」と回答した人が多い結果になりました。前回アンケートでは「別居婚をしてみたい」と回答したのは男性より女性のほうが多数となったことからも、女性は友人の別居婚に賛成する傾向があると言えます。
また、中には「別居のことを伝えていない」という人も。男性のほうが別居婚に消極的であることからも、別居婚のことを周囲に伝えていない可能性があります。
■どれくらいのペースで配偶者と連絡を取っていますか?
続いて、別居婚中はどれくらいのペースでパートナーと連絡を取っているのかを聞きました。
「ほぼ毎日」と回答したのは男女ともに3割ほど。「週2~3回程度」「週1回程度」「それ以下の頻度」の回答も、男女で大きな差は見られませんでした。
10代・20代向けの別居婚アンケートでも、毎日連絡を取り合うことは重要視されていません。こまめに連絡を取り合うよりも、会うペースを決めて別居婚をしたいという結果が出ていました。
【アンケート結果はこちらから】
■配偶者の家と自分の家はどれくらい離れていますか?
実際に別居婚をしたことがある既婚男女295人に、自分の家とパートナーの家がどれくらい離れているのかを聞きました。
もっとも多かったのは「同じ市区町村内」でした。近場なら自転車、区をまたぐ距離なら公共交通機関や車で移動して会うことが想定されます。いずれにしても、何かあったときにすぐ駆けつけられる距離だと言えます。
次いで多かったのは「それ以上離れている」、つまり県をまたいだ別居婚をしている人が多いということです。
別居婚を始めたきっかけの多くが単身赴任であることからも、遠距離での別居婚になっている人が多く見られました。子どもの急病時など万一のとき、すぐには駆けつけるのが難しい距離と言えるでしょう。反対に、「同じ敷地内」「徒歩圏内」と回答した人は男女ともに少数派です。
■子どもはいますか?育児はどうしていますか?
ここからは、「別居婚をしたことがある」と回答した既婚男女295人のうち、有効回答とみなされた282人(男性186人・女性96人)の回答をまとめます。
調査期間:2024年9月4日~2024年9月8日
調査対象:全国の30歳~59歳以下の既婚男女3,000人のうち、「別居婚をしたことがある」と回答した男女295人
調査方法:インターネットを利用
・アンケートサイトFreeasy(https://freeasy24.research-plus.net/)
・引用元データ(既婚者クラブURLを挿入)
調査エリア:全国
有効回答数:282(男性:186人・女性:96人)
・30代…68人
・40代…97人
・50代…117人
別居婚をしている人たちに、「子どもがいるかどうか」を聞きました。
約8割の人が「子どもがいる」と回答。年代別では、以下の通りです。
【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000307840&id=bodyimage2】
約8割の人が「子どもがいる」と回答。年代別では、以下の通りです。
【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000307840&id=bodyimage3】
最多だったのは「妻が子どもと同居して育児(妻主体のワンオペ)」でした。
やはり、育児は妻のほう(女性側)に大きな負担がかかっていることがわかります。今回の調査では夫の単身赴任で別居婚をしている家庭が多いことからも、その傾向が浮き彫りとなりました。
■別居婚をして良くなかったこと・不満はありますか?
別居婚をしている既婚男女295人(うち有効回答数282)に対し、実際に別居婚をしてみて良くなかったことや不満に感じたことは何か聞きました。
【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000307840&id=bodyimage4】
別居婚に関する不満は、意外にも「特になし」と回答した人が多く見られました。
一方で、ありのままの不満をぶつけている人も。
特に多かったのは「育児」と「金銭面」に関する不満です。男性側は子どもに会えない・成長が見られないという意見があるのに対し、女性側はすべて一人で担わなくてはならない・一人では子育てが大変という声が散見。子どもがいる家庭の別居婚は、やはり女性の負担が大きくなるようです。
中には、「寂しい」「すぐに会えない」などパートナーに対する愛情を再確認できたという声もありました。
■別居婚をして良かったと思うことは?
最後に、別居婚をして良かったと思うことを聞きました。
男性側は「仕事」「自由」というキーワードが、女性は「自由」「イライラしない」というキーワードが多く見られました。
男女ともに自分のキャリアを諦めずに済んだという意見もあり、お互いのペースで仕事に打ち込めるのは大きなメリットとなったようです。
離れて暮らすことでお互いの大切さを再確認できたり、久しぶりに会うとき優しくできたりするなど、新鮮な気持ちでパートナーを受け入れられるのもメリットと言えるでしょう。
ただ、中には「(良かったと)思わない。子育てが地獄すぎる。(愛知県・37歳・男性)」という声も。
子どもがいる家庭では、たとえ別居婚でも自分のペースで行動するのは難しいと言えます。家事はそれぞれが行ったとしても、育児は物理的な距離が離れているとそう簡単に分担できません。どちらか一方に負担が偏らないよう、また不満が噴出しないようコミュニケーションを図るのが最善と言えます。
■まとめ
30歳~59歳の既婚男女のうち、実際に別居婚を経験したことがあるのは約1割。
その多くが、単身赴任など仕事に関連したきっかけで別居婚をスタートさせています。中には、喧嘩や意見のすれ違いで別居婚という形を取った家庭も見られました。
また、子どもがいる家庭での別居婚は、女性側に育児の負担が偏る傾向に。それでも、一つ屋根の下で暮らす同居婚と違い、それぞれのペースで生活できる自由さに満足している人は非常に多いようです。
別居婚をしたことがない既婚男女にも、別居婚に関するさまざまな質問をしています。ぜひご覧ください。
今回は30代~50代に関する別居婚アンケートでしたが、10代・20代の若者を対象にしたアンケート調査も実施。若者が別居婚にどのようなイメージを抱いているのか、ぜひご覧ください。
別居婚に関する記事はこちら
https://e-venz.com/column/39986/
調査期間:2024年9月3日~2024年9月3日
調査対象:全国の30歳~59歳以下の既婚男女
調査方法:インターネットを利用
・アンケートサイトFreeasy(https://freeasy24.research-plus.net/)
・引用元データ(https://kikonclub.com/questionnaires/8)
調査エリア:全国
有効回答数:3,000(男性:1,644人・女性:1,356人)
・30代…572人
・40代…1,049人
・50代…1,379人
【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000307840&id=bodyimage5】
配信元企業:ノマドマーケティング株式会社
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