Gcore のサーバレスエッジコンピューティング製品 FastEdge GA リリース
エッジでのアプリケーション実行向けサーバレスソリューション、軽量 AI モデル運用プラットフォーム機能も装備
東京：2024年5月20日 ― AI、クラウド、ネットワーク、セキュリティのグローバルエッジソリューションプロバイダ Gcore のサーバレス製品 FastEdge GAが2024年5月15日に正式リリースされました。
FastEdge は Gcore のクラウド、AI、セキュリティテクノロジーのノウハウを集積したサーバレスエッジ実行を提供するソリューションサービスです。Gcore の低遅延グローバルネットワーク上で動作し、アプリケーションやスクリプト処理において傑出したパフォーマンスを提供します。クラウドネイティブ開発環境に革新をもたらし、同時に、レスポンシブアプリケーションやパーソナライズアプリケーションに伴う複雑なサーバ運用管理業務からの解放も実現します。
FastEdge を使えば、アプリケーションをグローバルに分散デプロイができます。Gcore の堅牢なCDN（コンテンツデリバリネットワーク；Content Delivery Network）上で、カスタムコードを全世界の180超のエッジノードに展開することができ、これまでにないアプリケーションレスポンスと、ユーザインタラクションに対し即時に等しい高速レスポンスを引き出すことができます。
FastEdge に採用されているのは WebAssembly（Wasm）ランタイム環境です。WebAssembly のスタートアップタイムは極めて高速で、従来のコンテナベースソリューションよりも数倍高速なアプリケーションローンチ実行が可能です。FastEdge では、アプリケーションは隔離領域であるサンドボックスで実行され、より高いセキュリティ性が確保されています。マルウェアからの保護とハイパフォーマンス体験の両立が実現するのです。
FastEdge は軽量 AI モデルのエッジ実行にも活用でき、生成 AI（GenAI）アプリケーションのビルド、テスト、デプロイのプロセス一連を合理的に簡潔化することができます。デベロッパ自身によるAI インフラストラクチャ構築は不要で、進化と成長が急展開し続ける業界で不可欠な TTM（Time-to-Market）の大幅な短縮化に貢献します。
■Gcore CEO Andre Reitenbach コメント
「Gcore は、すべての人々にとってインターネットがよりよいものになることを信条としています。エッジコンピューティング製品である FastEdge の設計に際し、デベロッパコミュニティの支援を常に視野に入れながら、従来のクラウドコンピューティングの制約からの解放、そして、アプリケーションのビルドとデプロイの迅速化、簡便化、そしてグローバル化を目指し実現しました。エッジコンピューティングは CDN の進化における大きな前進であり、地域間障壁の撤廃、価値の創出と価値の普及浸透を目指す真の創造性の追求に貢献します。意欲の高いデベロッパにとってのメリットだけにとどまらず、業界エキスパートが今後手にできるビジネス勝機に大いに期待しています。」
FastEdge の活用シーンは多岐にわたります。フロントエンドおよびフルスタック開発を担うデベロッパ、より高次のネットワーク運用管理ソリューションを求めるネットワーク専任者やインフラストラクチャ専任者など、様々な立場やシーンで活用いただけます。
FastEdge では無償版と有償版をご用意しています。有償版で発生するのは実際の使用状況に応じたコストです。
（月額EUR5.0～）
詳細・付加情報はWebページ（英文）を参照いただけます。
・製品詳細：https://gcore.com/fastedge
・GA ニュース：https://gcore.com/news/fastedge-available/
・価格： https://gcore.com/pricing/edge-network#fastedge
・軽量 AI モデル運用例：https://gcore.com/blog/cdn-recognizing-kittens/
Gcore について ～ Gcore は2024年2月に10周年を迎えました（参考英文記事；Blog, Linkedin Post）。
Gcore はエッジ AI、クラウド、ネットワーク、セキュリティのグローバルソリューションプロバイダです。本社はルクセンブルク、600超の従業員と世界各地に10の営業拠点を擁しています。Gcore の IT インフラストラクチャは自社運用、拠点は6大陸にまたがり、グローバル平均レスポンスタイムは30ms、ヨーロッパ、アフリカ、LATAM における屈指のネットワークパフォーマンスを実現しています。ネットワークはTier IVとTier IIIのデータセンタに配備された世界各地の180超のPoPで構成され、110超Tbpsの帯域を誇ります。
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