エス・セットクリニック：https://sset-clinic.com/
エス・セットクリニックは平成24年の開院以来10000組を超えるご夫婦の男性不妊の相談や治療、20000件を超える精液検査を実施してまいりました。
中でも当院独自の検査である『高精度精子検査Bコース』は、体外受精や顕微授精を検討しているご夫婦、体外受精や顕微授精で中々結果が出ず精子の質の精査を希望されるご夫婦に多く受診していただいております。
この度、検査技術の向上、設備環境のアップデートにともない、『高精度精子検査Bコース』に新たに3つの新規精密検査項目を追加し計7項目の精子精密検査ができるようになりました。また、従来の検査項目についても検査方法、評価方法の一部見直しをおこないました。
高精度精子検査Bコース検査項目
・精子DNA断片化
・先体反応検査【アップグレード】
・ミトコンドリア機能検査
・精子耐凍能力検査
・精子頭部細胞膜検査【新規追加】
・精子頭部空胞検査（RB2染色法）【新規追加】
・精子頭部外周形状、尾部検査【新規追加】
URL: https://sset-clinic.com/menu/b_course/index.html
■検査方法変更項目
●先体反応検査
当院では自然妊娠、人工授精、体外受精等で重要になる精子の受精能力を評価する『先体反応誘起能検査』を実施してきました。この検査では、選別した精子の何％に先体がついているかを調べます。
この度『先体反応誘起能検査』をアップデートし、実際に卵の側で先体反応を起こす可能性のある精子の割合を調べる『有効先体反応検査』を開始しました。今回、アップグレードされた検査では、1. 先体欠損、2.先体の局在は正常であるが、すでに先体反応を起こしてしまった、または先体膜が損傷している精子（無効先体）、3. 先体の局在は正常であり、先体膜に損傷がない精子、すなわち卵の側で先体反応を起こせる可能性がある精子（有効先体）に3分類します。
新しい先体反応検査では、従来よりも精子の受精能力についてより実践的な評価が可能となります。
この検査では、先体局在を有する精子は緑色に、既に先体反応を起こしてしまった又は先体膜が損傷している精子は赤く染まります。
【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000276674&id=bodyimage1】
赤〇：すでに先体反応を起こしてしまった又は先体膜が損傷している無効先体
青〇：赤く染まっていなくても、色がうすくまだらな非良好精子
■精密検査新規追加項目
●精子頭部細胞膜検査
精子頭部細胞膜検査では、精子の細胞膜に傷がついているかを検査します。この検査はDNA断片化検査とともに、最も重要な精子精密検査です。精子の細胞膜に傷がついていると、周りから有害な物質が細胞内に侵入し、DNA損傷を引き起こす要因になります。DNAが切れてしまっていても、精子の運動性が保たれ元気よく泳いでいることがあります。目視ではわからない精子の異常を調べる非常に重要な検査です。
この検査では、頭部の細胞膜に傷がある精子は赤く、傷がない精子は青く染まります。精子の細胞膜が強いか弱いかが視覚的に一目瞭然でわかります。
【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000276674&id=bodyimage2】
赤〇：細胞膜が切れているため赤色に染まった精子
青〇：精子頭部に空胞を認めるものの、細胞膜は正常な精子
●精子頭部空胞検査（RB2染色法）
当院では、精子頭部の形態を観察するためにケルンエヒトロート法等の解像度の高い染色を行ってきましたが、この検査ではRB2染色法という染色方法で精子頭部を染色します。
RB2染色では下図のように精子頭部が青色に染まり、頭部にある穴（空胞）が白く抜けて見えます。これにより従来法では困難であった精子頭部空胞の高度な解析が可能になりました。
【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000276674&id=bodyimage3】
●精子頭部外周形状、尾部検査
これまで、頭部が楕円なら正常とされてきましたが、頭部の大きさや尾部の形状にもコイル状に丸まってしまっている等様々な異常があります。この検査では精子の頭部と尾部の形状を、それぞれ見やすく特殊な染色を行い、異常がないかを精査します。
これまでの検査では、主に頭部の形状のみについて検査してきましたが、この検査では、頭部を赤く、尾部を青く染めることにより、尾部の形状も細かく観察できるようになりました。
【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000276674&id=bodyimage4】
●精子頭部外周形状、尾部検査
これまで、頭部が楕円なら正常とされてきましたが、頭部の大きさや尾部の形状にもコイル状に丸まってしまっている等様々な異常があります。この検査では精子の頭部と尾部の形状を、それぞれ見やすく特殊な染色を行い、異常がないかを精査します。
これまでの検査では、主に頭部の形状のみについて検査してきましたが、この検査では、頭部を赤く、尾部を青く染めることにより、尾部の形状も細かく観察できるようになりました。
■7項目の精子精密検査により精子を評価し『精子の実力』を詳細に把握することで、男性サイドから最適な治療方針をご提案します。エス・セットクリニックは、精子精密検査が受けられる国内初の男性不妊専門の不妊治療クリニックとして、平成24年の開院以来、10000組を超えるご夫婦の男性不妊の相談や治療を実施してきました。男性不妊の精密検査から、男性不妊治療用に開発したサプリメント等による薬物治療や日帰り精索静脈瘤手術・MD-TESE・良好精子選別サービスまで、男性不妊治療を一施設で一貫してできる体制が整っています。
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