株式会社データリソースは、TECHCET（テクセット）社のレポート「石英装置部品 2022：素材事業、加工部品事業、半導体用材料事業」を6月2日に販売開始しました。5月31日付の同社のプレスリリースによると、半導体用石英材料市場は、供給は需要とバランスが取れておらず緊張状態にあるものの、水晶サプライヤは拡張計画を前倒しし始めている、と報告しています。
プレスリリース詳細
半導体用石英材料市場の需要は堅調に推移、市場は緊迫するも拡張計画は引っ張りだこ
2022年5月31日｜プレスリリース
カリフォルニア州サンディエゴ
ビジネスと技術情報を提供する電子材料アドバイザリー会社TECHCETは、2021年の世界の加工石英部品市場が17億1800万米ドルに達し、2020年より25％成長し、台湾と韓国の市場が30％以上成長するセグメントを有すると発表した。2022年の加工石英部品の世界市場は、さらに18％拡大する見込みです。
水晶市場の加工部品セグメントに加え、母材産業セグメント（チューブ、ロッド、インゴット、ブール）は2021年に27%の収益成長を遂げ、2022年には18%程度の増加が予測されています。
基材産業セグメントは、このプラスの収益成長により健全な状態にあります。基材メーカーは、今後の業界需要予測に対応するための投資が可能であり、水晶基材の供給不足は予測されていません。しかし、加工部品の供給には制約が生じています。
TECHCETが新たに発表した「石英装置部品 2022：素材事業、加工部品事業、半導体用材料事業」に記載されているように、製造されたクォーツ部品の供給は需要とバランスが取れておらず、2021年に始まった2022年まで続く熱い市況を考えると緊張しています。サプライチェーンは生産とロジスティクスの問題に対処していますが、TECHCETはこれらの製品の供給不足とリードタイムの延長を観測しています。
消耗品である装置部品を担当するTECHCETのシニアアナリストKuang-Han Ke氏は「2021年には市場の強い需要から生産問題が常態化し、2022年も今のところ問題は残っている」と述べている。「現在の所感は、水晶サプライヤーが2023年に予定されていた拡張計画を、2022年に引き込み始めていることだ。拡張計画は動き出している。」
他の半導体業界のサプライチェーン部門と同様に、ファブリケーターは納期、必要な生産設備の取得計画、新しい人材の雇用とトレーニングなどの問題に対処する必要があります。
ファブ、QEMの両顧客が2021年の水晶部品調達を、大手・中堅ファブリケーターに集中させたことは興味深いことです。この傾向は、サプライチェーンの緊張と納期遅れの一因となっています。顧客はサプライチェーンの問題に対処するために、小規模なサプライヤーと協力し、開発するという選択肢もありますが、このアプローチにはリスクがあります。
■本レポートについて
石英装置部品 2022：素材事業、加工部品事業、半導体用材料事業
https://www.dri.co.jp/auto/report/techcet/techcetquarts.html
発行日：2022年5月25日
■調査会社について
TECHCET（テクセット）社
https://www.dri.co.jp/auto/report/techcet/index.html
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