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コロナから文化と歴史を守る!三代続く平家末裔の宿「湯西川館」がクラウドファンディングを開始したことをお知らせします


この度、温泉旅館「湯西川館」は7月23日(金)よりクラウドファンディング(CAMPFIRE)を開始いたします。
湯西川館クラウドファンディングサイト:https://camp-fire.jp/projects/view/359893

温泉旅館の廃業は温泉地の消滅だけでなく、その土地の文化と歴史、地域経済の衰退につながります。今回のクラウドファンディングにより、コロナウィルスによる業績低迷や後継者不足で廃業の危機にある、全国のホテルや旅館を営む事業主に勇気と希望を与えることができればと思います。
このような状況から宿の存続と地域に根付いた文化・歴史を守り、地域に賑わいを取り戻すことができればと考えております。


ご挨拶とプロジェクトを立ち上げた背景

この記事をご覧頂きありがとうございます。
初めまして、日光市湯西川にある温泉宿「湯西川館」の三代目女将 伴弘美(ばんひろみ)と申します。今からおよそ35年前に湯西川館へ勤務し、現在に至るまで当旅館の女将をさせて頂いております。

今回このプロジェクトを立ち上げた背景として、コロナウィルスによる業績の低迷や後継者不足で廃業の危機にある、全国のホテルや旅館を営む事業主の方々に勇気と希望を与えることが出来ればと思い、当旅館がクラウドファンディングの成功事例になれるよう一念発起して立ち上げました。

湯西川温泉の文化と歴史

最初に湯西川温泉の文化と歴史をご紹介させて頂ければと思います。
日光市に在る湯西川温泉は、壇ノ浦に敗れた平家の子孫がその傷を癒した地として800年以上源泉が溢れ続け、今もなお観光地として栄えています。この地には平家末裔といわれる宿が数件あり、三代続く「湯西川館」もその宿のひとつだと言われ、観光客からも地元民からも愛される温泉宿を営んでいます。

また、当旅館は日本一と言われる湯泉湯質を24時間源泉かけ流しで行っており、楽天の温泉宿ランキングでも全国1位を獲得した実績もあります。(楽天トラベル2016年人気温泉宿ランキングより)


新型コロナウィルスによる湯西川館存続の危機と事業承継

そんな湯西川館も昨今の新型コロナウィルス感染拡大による業績の低迷、さらに後継者不足もあり廃業もやむなしと考えていました。
私自身幼いころから先代女将(母)の女将としての仕事ぶりを見ていて、いつかこの旅館を継ぎたいと思っていました。そして数年の社会経験を経た後、この旅館の女将を引き継いでから数十年、旅館自体が人生そのものになっています。
そのため「絶対に存続させたい!」という強い想いもあり、私だけでなく旅館の従業員や常連のお客様からも、当旅館の存続に対する強い想いに触れ、三代続く湯西川館の文化と歴史を後世に引き継がなければと決意しました。

その後事業承継の手続きを進め、複数社から承継のオファーを頂きました。中には大手旅館を展開している企業もありましたが、私が最も大事にしていた「湯西川館の文化と歴史」を承継してくれる企業として「合同会社おけらこ(以下おけらこ)」に選ばせて頂きました。

湯西川館が大切にしてきた文化と歴史

■従業員を大切にする
・なるべく、従業員みんなで一緒に楽しくお腹いっぱい食べること。
(もちろん会社負担で食べる量も制限はありません笑。どれだけ忙しい時でも大変な時でもご飯の時だけはみんなで楽しんでほしいと言う想いからです。)
・継続雇用すること。
(食事と同じく、どれだけ忙しい時でも大変な時でもいつもそばで支えてくれる従業員の方々へ感謝の想いからです。)
■地域コミュニティとの積極的な連携
・地域の催物や祭りは協力し合って地域全体で盛り上げる。
(他の地域の行事を見ていてもそうですが、孤立してしまうと個人であっても法人であっても純粋に悲しいし上手くいきません。そんな想いから地域全体のイベントは積極的に協力し合って取り組んでいます。)

おけらこは、この「湯西川館の文化と歴史」と私の想いを引き継いでくれる企業としてとて魅力を感じただけでなく、具体的なWEB集客施策とITによる業務効率化(後述)の内容、そしておけらこ代表取締役の小畑さんの文化と歴史を引き継ぐ強い意志と熱い想いに感銘を受け、協力して旅館を再建する形となりました。

【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000240909&id=bodyimage1

【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000240909&id=bodyimage2

おけらこ から見た湯西川館の魅力と展望

おけらこから見た湯西川館は、日本一の湯泉湯質や魅力的な土俗料理の文化が地元民からもお客様からも愛されており、ご来館頂いたお客様のリピート率が50%を超えるほどでした。まさにお客様と共に文化と歴史を築いた旅館です。
また、女将は旅館そのものを象徴する存在です。初めて湯西川館の女将にお会いした際、お客様への「おもてなしの心」や「気遣い」と言った人の温かさを感じ、利益よりもお客様への想い出に貢献したい考えに感動し、私たちおけらこが持つ知識と技術で旅館をより良いものにできる確信もあって事業承継のオファーを出させて頂きました。

実際に事業承継を行って以降、これまで取り組めなかった下記のことが実現できました。
・Go Toトラベルに合わせたホームページの最適化
・OTA運用の見直し
・ITを活用した諸業務の巻き取り

三代続く老舗旅館の文化と歴史を引き継ぎつつも、このような新たな取り組みを作り出し、先ずは赤字体質の脱却を目指します。
そしてこの取り組みによって生まれた利益で老朽化した設備改修を行い、初めてお越しになるお客様はもちろん、常連のお客様にも更に満足をして頂けるよう考えております。
最終的に今回のような取り組みの成功事例を次々に生み出し、日光市の旅館やホテル全体に影響を与え魅力的な温泉街として地域全体を盛り上げていければと思います。

後継者不足と事業承継の抱える問題

日本政策金融公庫が2018年に行ったアンケートによると、事業を承継させる予定がないホテル、旅館のうち半数以上は「後継者不足」が理由としています。さらに帝国データバンクの調べでは、新型コロナウィルスによる影響でホテル・旅館の倒産した件数は41社、負債総額828億円とデータが出ています。(2020年6月30日時点)
当旅館は、文化と歴史と私たちの想いを承継してくださる企業が見つかり廃業の危機を回避できたのですが、事業会社の多くは最初から売却して利益だけしか考えない事業承継によって、文化と歴史そのものが失われる可能性があり、私自身最も懸念していました。

今後事業承継が円滑に進まない場合、リーマンショック以来の負債総額を抱えることになり、当旅館だけでなく地域で愛されるホテルや旅館が次々に廃業へ追い込まれ、地域経済に大きな損失が生まれるとまで言われています。

湯西川館の新たな取り組み

私たちの旅館だけでなく、多くの温泉地がある日光市も事業承継不足の課題を抱え、多くの旅館やホテルが人材の獲得に力を入れています。湯西川館では今回の事業承継を機に、WEB集客施策だけでなく日光市の観光協会や商工会議所と連携して未来の跡継ぎ候補を探す取り組みや、日光市全体を盛り上げるPRの一環今回のクラウドファンディングを利用した20代~40代の新たな層の誘致を行う予定です。
また1月末~2月末の間は、「死ぬまでに一度は見たい絶景」にも選ばれた湯西川温泉かまくら祭も催されます。私自身かまくら祭の実行委員長を10年連続で務めており、一年の中で最も地域が盛り上がる祭りで「日光市をより多くの人たちに知ってもらいたい」と言う想いがあります。

最後に

ここまでお読みいただき本当にありがとうございます。

廃業は温泉地の消滅、地域経済の衰退につながります。
全国のホテルや旅館は、現在も年末年始のGoToトラベルが中止になり大打撃を被っています。
そんな大変な状況下で、湯西川館は今回のプロジェクトの成功事例として日光市だけでなく、業績低迷や後継者不足で廃業の危機にある全国のホテルや旅館を営む事業主に勇気と希望を与えることができればと思います。
その土地の文化と歴史を後世に受け継ぎ、地域活性化の仕組みを皆さまと一緒に創っていくことができれば本当に嬉しい限りです。

湯西川館クラウドファンディングサイト:https://camp-fire.jp/projects/view/359893

元湯 湯西川館本館公式ホームページ:https://yunishikawakan.com/

湯西川館の魅力的な経営陣のご紹介

合同会社おけらこ 代表取締役 小畑貴文 略歴
立命館大学 卒業
新入社員で楽天株式会社 入社
楽天株式会社 退職後 株式会社リクルート 入社
合同会社おけらこ創業
福祉事業 旅館事業設立 EC事業部 を設立
現在に至る。

湯西川館 女将 伴弘美 略歴
1985年4月~6月:内藤会計事務所 勤務
1985年7月~1986年3月:宇都宮市役所 アルバイト
1986年4月:湯西川館勤務
現在に至る。


記事に関するお問い合わせ先:
電話番号:080-3526-3233
メール:toyo_y@okrako.net
担当:合同会社おけらこ 旅館事業部 豊悠祐



配信元企業:湯西川館
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