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音楽堂ヘリテージ・コンサート アンサンブル・アンテルコンタンポラン 世界最高峰の現代音楽集団を音楽堂で聴く!


公演概要
公演名 音楽堂ヘリテージ・コンサート アンサンブル・アンテルコンタンポラン
日時 2021年8月29日(日) 15:00開演 (14:30開場)
会場 神奈川県立音楽堂
出演 アンサンブル・アンテルコンタンポラン
音楽監督・指揮:マティアス・ピンチャー

プログラム
ジェラール・グリゼイ:2つのバスドラムのための「石碑」
アンナ・ソルヴァルズドッティル:Hrím(霜)
ジェルジ・リゲティ:13人の器楽奏者のための室内協奏曲
ピエール・ブーレーズ:アンセム 1(無伴奏ヴァイオリンのための)
一柳慧:室内交響曲「タイム・カレント」
ミケル・ウルキーザ:さえずる鳥たちとふりかえるフクロウ
*当初発表曲から一部曲目および曲順が変更になりました。
 今後もやむを得ない事情により変更になる場合があります。

チケット 好評発売中!
全席指定・税込み
S席 4,000円  A席 3,500円 シルバー 3,500円(65歳以上) U24 2,000円(24歳以下)
高校生以下 0円(枚数限定/要事前予約/引き取り方法により手数料がかかる場合があります)
車椅子(S席)4,000円(付添席1名無料)
◎お得な音楽堂ヘリテージ・コンサート セット券も好評発売中

チケットかながわ https://www.kanagawa-arts.or.jp/tc/ 0570-015-415(10:00~18:00)
チケットぴあ https://t.pia.jp 0570-02-9999 [Pコード:196-545]
イープラス https://eplus.jp
ローソンチケット https://l-tike.com [Lコード:31604]

主催:神奈川県立音楽堂(公益財団法人神奈川芸術文化財団)
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ パリ本部
協力・共同招聘:サントリーホール/水戸芸術館

世界最高の現代音楽集団EICの煌きを音楽堂で聴く!

 音楽堂でアンサンブル・アンテルコンタンポランを聴く。これほど刺激的な体験があるだろうか?
 intercontemporain=同時代の中心で/交信する、というネーミングの通り、あらゆる楽器編成に柔軟に対応して、くっきりと時代の真っ芯を通す柱のように存在し、いまここで時代が呼ぶ音楽を自在に実現する、世界最高の現代音楽集団がアンサンブル・アンテルコンタンポラン(以下EIC)だ。
 20世紀を代表する指揮者、作曲家だったピエール・ブーレーズは、1970年当時のフランス大統領、ジョルジュ・ポンピドーから、戦後、ドイツに芸術の最先端の株を奪われかけていたフランスで、パリ中心部にのちに燦然と輝く現代芸術の砦、ポンピドー・センターと、そこに付属する現代音楽センター(のちのIRCAM)を創る構想を聞いた。そして、そこで活躍し、新しい音楽のアイデアを人々の目の前で実現してみせるクリエイティヴィティに満ちた常駐の音楽家集団が必要と考え、31名の傑出した音楽家たちを集めた。そのメンバー一人一人がソリストであり、歴代のメンバーにはかつて在籍したピアニストのロラン=エマールやチェリストのジャン・キアン・ケラスなど、錚々たる名が連なる。EICに在籍した、ということはそれだけでその音楽家が強靭な演奏力と鋭い知性、卓越した音楽性を持っていることの証になるのだ。

 同時代が呼ぶ生き生きとした音楽表現、モダニストたちのスピリットが鮮やかに立ち現れる。
 EICは世界にあまたある現代音楽アンサンブルの最高峰だ。ベリオやリゲティ、クセナキスなどの作品を20世紀の「クラシック作品」としてとりあげるかと思えば、たった今生まれた新作も同じように力強く表現する。1400曲を超えるというレパートリーの全てに共通するのは、彼らの驚異的な力にかかると、どの曲も鮮やかに、生き生きと、格調高く、美しく魅力的な命をもって動き出すということだ。

 音楽堂のための特別なプログラム
 ひとりひとりがソリストともいえるEICから約20名の精鋭による神奈川県立音楽堂公演のプログラムは、他では聴くことができないプログラムだ。創立者ブーレーズをはじめリゲティ、グリゼイ、一柳慧という巨匠たちの現代の古典、そしてEICがいま最も「お気に入り」というアイスランド出身で活躍目覚ましいアンナ・ソルヴァルズドッティルと、スペイン出身のミケル・ウルキーザの二人の個性的な楽曲。音楽監督のピンチャーも音楽堂にぴったりと太鼓判を押す構成である。

 EICが活動を開始した当時のパリでは、神奈川県立音楽堂を設計した前川國男の師である建築の世界三大巨匠の一人、ル・コルビュジエらのモダニズム建築の保護運動も世界に先んじて始まっていた。評価の定まった歴史的作品だけでなく、作家が生きている同時代の優れた建築や表現も、未来へ残すべき貴重な遺産である、という確固たる信念、芸術への揺るがない審美眼を確立したパリは、鮮やかにふたたび世界の芸術の首都として蘇った。
 パリに学んだ前川が、日本で最初の公立の音楽専用ホールとして設計したモダニズム建築を、EICはどのように鳴らし、輝かせるだろうか。是非、音楽堂で彼らの目の覚めるような音楽を全身で浴びて欲しい。[神奈川県立音楽堂]

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プロフィール
アンサンブル・アンテルコンタンポラン Ensemble intercontemporain
アンサンブル・アンテルコンタンポランは、1976年、ピエール・ブーレーズが、当時の文化大臣、ミシェル・ギー、著名な芸術支援者ニコラス・スノーマンの協働と支援を受けて設立した「ソリストたちのアンサンブル」である。アンサンブルの31人のメンバーは全員がソリストとしての優れた力量と活動実績を持ち、20~21世紀の音楽への情熱を共有している。メンバーは恒久的な契約で雇用され、アンサンブルの主要な目的である若い音楽家や一般の聴衆のための演奏、そして新しい音楽の創造、教育活動に携わっている。現代を代表する作曲家の一人である、音楽監督、マティアス・ピンチャーの芸術的指導の下、作曲家と緊密に協力し、楽器演奏の技術を徹底して探求する一方、さらに音楽、ダンス、演劇、映画、ビデオ、視覚芸術と連携したプロジェクトを開発している。アンサンブル・アンテルコンテンポランは、フランス国立音響音楽研究所IRCAMと共同で、合成音の生成の分野でも活躍している。一部の作品は、パリ市長財団の支援を受け、定期的に新しい作品への委嘱と発表が行われている。さらにアンサンブル・アンテルコンタンポランは子ども向けのコンサート、学生向けのクリエイティブワークショップにも取り組んでおり、未来の演奏家、指揮者、作曲家向けのトレーニングプログラムなど、音楽教育に重点を置いていることでも知られている。フランス政府文化通信省、パリ市議会から資金提供と支援を受け、シテ・ドゥ・ラ・ムジーク-フィルハーモニー・ド・パリを本拠地に、フランス国内外で演奏と録音を行い、世界中の主要なフェスティバルに参加する、フランスを代表するアンサンブルである。
オフィシャルサイト https://www.ensembleintercontemporain.com/

マティアス・ピンチャー(音楽監督・指揮)Matthias Pintscher, music director, conductor
ドイツ出身の作曲家、指揮者、教育者。20代前半で作曲家として頭角を現す。アンサンブル・アンテルコンタンポラン(以下、EIC)の音楽監督に就任した2013年前後から指揮活動を本格化させ、世界各地のオーケストラを指揮、若手音楽家の教育にも携わる。40代にして「第二のブーレーズ」(ル・モンド紙)と評されたピンチャーが展開する多角的で国際的な活動は、世界の音楽界の注目を集めている。
1971年、ノルトラインヴェストファーレン州のマールに生まれ、ピアノ、打楽器、ヴァイオリン、指揮を学ぶ。オーケストラの響きに魅力を見出し、地元のユース・オーケストラを指揮。89年、デトモルト音楽大学でギーゼルヘア・クレーベに、92~94年にはデュッセルドルフ・ロベルト・シューマン音楽大学でマンフレート・トロヤーンに作曲を師事した。91年と92年にはハンス・ヴェルナー・ヘンツェによって、モンテプルチャーノ音楽祭に招待されている。99年、『エロディアード断章』がクリスティーネ・シェーファーとアバド指揮ベルリン・フィルによって初演される。同年にKAIROSから発売された管弦楽作品集のCDはドイツ国外でも高く評価され、前年にはザクセン州立歌劇場で初のオペラ『トーマス・チャタートン』が初演されるなど、20代の間に作曲家としての地歩を築いた。
指揮者としての実質的なデビューは94年、自作のムジークテアーター『ひびの入った鐘』の初演(ベルリン州立歌劇場)である。2008年にニューヨークに居を移してからは、クリーヴランド管弦楽団などで自作を含む同時代の作品を指揮。13年にブーレーズによってEICの音楽監督に任命されて以降、同団体に加えて欧米・オーストラリアの数々のオーケストラに客演し、16~18年にはルツェルン・フェスティバル・アカデミーの首席指揮者を務めた。古典派から現代に至る広範なレパートリーを手がけるが、近年はオペラにも取り組む。19年にウィーン国立歌劇場でオルガ・ノイヴィルトの話題作『オーランドー』(世界初演)、20年12月にはベルリン州立歌劇場でワーグナー『ローエングリン』を指揮するなど、存命の作曲家兼指揮者としてホリガー、エトヴェシュ、サロネンに匹敵する存在となりつつある。
作品には3つの源流が見出される。1990年代のアルテュール・ランボーの詩に依拠する一連の作品では、緊張の持続のなかで、内省と情動があるいは交替しあるいは一体となる。その試みは2004年にパリ・オペラ座バスティーユで初演されたムジークテアーター、『最後の空間[レスパス・デルニエ]』に結実した。同時代の視覚芸術に着想を得た2000年代の作品としては、サイ・トゥオンブリーの絵画『ヴェール論』にもとづく弦楽器のための『ヴェール論習作I~IV』(04~09)が挙げられる。一聴するとモノクロームの静的な音楽だが、耳を凝らすと元の絵画にも似た、発音と余韻の無限とも思われるニュアンスを感取できる。準備と集中の末に一瞬で書かれ固定される、日本の書の在り方にもピンチャーは触発されたという。2本のトランペットとオーケストラのための『星々の落下』(12)は、アンゼルム・キーファーが描いた同名の巨大な絵画のマチエール(画面の質感)を、従来の劇的な対比と上記の多彩なニュアンスを組み合わせることで、まざまざと再現する。30歳ころからユダヤ系の出自とコスモポリタン性を自覚してきたピンチャーは近年、ユダヤの文化にも着想を見出している。大アンサンブルのための『初めに[ベレシート]』(11~12)は、『星々の落下』の音世界を基調としながらも、打楽器を効果的に用いた明晰かつ力強い響きを採りいれて、世界の始原に伴う混沌を描きだす。指揮者としての経験が、音響の設計に役立っていることは間違いない。
これまでに、ルツェルン音楽祭を含む10の団体のコンポーザー(アーティスト)・イン・レジデンス、ミュンヘン音楽演劇大学作曲科(07~09)、ニューヨーク大学作曲科(10~11)、ジュリアード音楽院作曲科(14~15)の教授を務め、17~18年にはベルリン・フィルのカラヤン・アカデミーで指揮を教えた。20/21シーズンよりシンシナティ交響楽団のクリエイティヴ・パートナーを務める。作品はすべてベーレンライターから出版されている。[平野貴俊]



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