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ウイスキー文化研究所 新オリジナルボトル 「グラバーコレクション」4種 数量限定発売!


ウイスキー文化研究所(代表・土屋守)は、「ウイスキーフェスティバル」などのイベントにおいて毎年オリジナルボトルを発売し、多くのウイスキーファンから好評をいただいてきました。残念ながら、昨年からは各種イベントが中止となってしまいましたが、新たなオリジナルボトル「ウォードヘッド」、「オルトモア」、「トーモア」、「キャンベルタウンブレンデッドモルト」の4種を2021年5月18日(火)に発売します。

これらのボトルのラベルには魚やカニなど、印象的な水棲生物の図柄が取り入れられています。これらはトーマス・グラバーの息子、倉場富三郎が生涯をかけて作成した801点におよぶ魚類図譜、通称「グラバー魚譜」から抜粋されたものです。今回リリースされる4本のボトルは、ウイスキー文化研究所が発売している商品群「グラバーコレクション」のNo.05からNo.08にあたります。

また、このうち「トーモア」、「キャンベルタウンブレンデッドモルト」の2種は、ウイスキー文化研究所が運営する、「ウイスキー検定」の合格者だけが購入できる限定ボトルとなっています。それぞれ数量限定の商品です。
※本リリースの4商品は、ウイスキー文化研究所公式オンラインショップでの販売になります。

【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000236541&id=bodyimage1

■□商品詳細■□
※テイスティングノートは、すべてボトルの選定にあたった土屋守によるものです。

■ウォードヘッド 1997 22年
Wardhead 1997 22yo

<アロマ>
フルーティーでスイート。しっかりとした熟成感。ネーブルオレンジ、完熟メロン、バニラビーンズ。濃厚で旨みがあり、コンテンツが凝縮されている。

<フレーバー>
スイートで甘・辛・酸のバランスが取れている。深みがあり、心地よい。後味はかすかにスパイシー。複雑で魅惑的なフレーバーに仕上がっている。

<総合評価>
オフィシャルにはない深みと、フレッシュさ、個性を感じさせる。通好みの佳酒。ストレートか、ごく少量の加水で。

<ラベルの図柄>
キダイ

<土屋守のボトル解説>
ウォードヘッドはグレンフィディックに一滴他の原酒を加えた、いわゆる“ティースプーンモルト”。ブレンダー間で原酒の等価交換をする際の昔ながらの慣習で、そのための特別な名称が与えられた。例えばグレンモーレンジィならウエストポート、バルヴェニーならバーンサイド、そしてこのグレンフィディックがウォードヘッドである。加えているのは、おそらくバルヴェニーかと思われるが、99.9%はグレンフィディック。シングルモルトを名乗れないので、これはブレンデッドモルトとなる。

<スペック>
蒸留:1997年
瓶詰:2020年
カスクタイプ:ホグスヘッド
度数:54.5%
容量:700ml
生産数:限定60本
価格:18,700円(税込・送料別)

■オルトモア 2010 9年
Aultmore 2010 9yo

<アロマ>
シトラスフルーツ、リンゴ、洋ナシ、アップルパイ。穏やかだがバランスが秀逸。焼き立てのパン、バニラ、メープル。加水でよりソフト、クリーミーに。

<フレーバー>
スイートでスムーズ。フレッシュ。ライトタイプだが、スペイサイドの良さが満喫できる。心地よい。

<総合評価>
新緑の中で日光浴をしているかのよう。高原の春、日だまりのウイスキー。できればストレートで、ゆっくりと。

<ラベルの図柄>
ツノダシ

<土屋守のボトル解説>
オルトモアはスペイサイドのキース郊外に1896年に創業した蒸留所で、現在はバカルディ社(ジョン・デュワー社)傘下の蒸留所として、デュワーズの原酒を造っている。知名度は低いが、スペイサイドの佳酒として、昔からブレンダーの間で評価が高かった。穏やかだがバランスに優れていて、高原のリゾート地にいるかのよう。

<スペック>
蒸留:2010年
瓶詰:2020年
カスクタイプ:ホグスヘッド
度数:50.0%
容量:700ml
生産数:限定63本
価格:6,600円(税込・送料別)

■トーモア 2011 9年
Tormore 2011 9yo

<アロマ>
スイートかつフローラル。ハリエニシダ、バタースコッチ、ハープ。ピーティーでスモーキー。どことなく焼きイモ…。

<フレーバー>
ライトだがスモーキーでピーティー。かすかにオイリーで、独特のコクがある。加水でスイートでスムーズに。

<総合評価>
トーモアとしては珍しいピートタイプ。ボディは軽いが、独特の個性がクセになる。バーベキューや焚き火のお供に。ソロキャンプにもおすすめ。山の水で割って飲みたい。

<土屋守のボトル解説>
トーモアはスペイサイドに1958年に誕生した蒸留所で、現在はシーバスリーガルなどの原酒を造っている。山の凄烈な湧水を仕込水に使っており、スイートでフルーティーな風味が特徴だが、これは珍しいピート麦芽での仕込みを行っている。スペイサイドとしても、トーモアとしてもレアで、貴重な1本。山のキャンプのお供に。

<ラベルの図柄>
タイワンガザミ

<スペック>
蒸留:2011年
瓶詰:2020年
カスクタイプ:バーボンバレル
度数:61.9%
容量:700ml
生産数:限定60本
価格:9,350円(税込・送料別)

■キャンベルタウンブレンデッド 2015 4年
Campbeltowntown Blended Malt 2015 4yo

<アロマ>
しっかりとした樽香があり、リッチでディープ、複雑。麦芽糖、蜂蜜。かすかなピート、海苔のつくだ煮。ヨードと塩味…。

<フレーバー>
熟成4年と若いが、しっかりとしていて、バランスも悪くない。スイートかつスパイシーで、パワフル。後口はウッディで、徐々に塩味が。

<総合評価>
キャンベルタウンの特徴である塩味(ブリニー)と、かすかにピートが効いている。非常に複雑で力強い。少量の加水か、ハイボールもおすすめ。

<土屋守のボトル解説>
希少なキャンベルタウンモルトをブレンドした珍しい1本。キャンベルタウンにはスプリングバンク、グレンガイル、グレンスコシアの3蒸留所しかないので、そのうちの2つを混ぜたものだろう。おそらく…。キャンベルタウンの個性を知るには、これ以上のサンプルはないかもしれない。いわばキャンベルタウンの象徴ともいえる1本だ。

<ラベルの図柄>
マダラ

<スペック>
蒸留:2015年
瓶詰:2019年
カスクタイプ:ホグスヘッド
度数:58.5%
容量:700ml
生産数:限定50本
価格:8,250円(税込・送料別)

■□販売について■□
ウイスキー文化研究所オンラインショップにて5月18日(火)より販売開始
→ウイスキー文化研究所オンラインショップ http://www.scotchclub-shop.org/

■□ウイスキー文化研究所とは?■□
ウイスキー文化研究所は、ウイスキー評論家の土屋守が代表を務める愛好家団体で、世界中のウイスキーの情報発信を行っています。2001年3月の発足以来、ウイスキー専門誌「Whisky Galore」の発行をはじめ、「ウイスキーフェスティバル」や「コニサー資格認定制度」、「ウイスキー検定」「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション」など様々な取り組みを行っています。

■□土屋守プロフィール■□
1954年新潟県佐渡生まれ。学習院大学文学部卒。週刊誌記者を経て1987年に渡英。取材で行ったスコットランドで初めてスコッチのシングルモルトと出会い、スコッチにのめり込む。帰国後はウイスキー評論家として活躍し、98年には「世界のウイスキーライター5人」に選ばれる。『ブレンデッドウィスキー大全』(小学館)、『竹鶴政孝とウイスキー』(東京書籍)など著書多数。近著に『ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー』(祥伝社)、『人生を豊かにしたい人のためのウイスキー』(マイナビ出版)、さらに5月18日(火)に“大全シリーズ”の第6作となる『完全版 シングルモルトスコッチ大全』(小学館)を上梓したばかり。2014年放送のNHK朝の連続テレビ小説「マッサン」ではウイスキー考証も務めた。

■□お問い合わせ先■□
ウイスキー文化研究所
東京都渋谷区広尾5-23-6 長谷部第10ビル2F
電話03-6277-4103 FAX 03-3445-6229
http://scotchclub.org/
e-mail:info@scotchclub.org



配信元企業:株式会社ウイスキー文化研究所
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