その結果、生活習慣病を気にしている30～60代の男女は、「体重」「血圧」「体脂肪率」「中性脂肪」などの健康数値を気にしている人が多いことが判明した。
さらに、今後対策したい健康数値としては、「体重」「血圧」「中性脂肪」「体脂肪率」「血糖値」などが上位となった。
当レポートでは、生活習慣病を気にして、健康数値の維持・改善に取り組んでいる30～60代男女の気になる健康数値や生活習慣病対策の実態を調査。
性別、年代別の他、「無頓着タイプ」、「飽食不摂生タイプ」、「嗜好品優先タイプ」、「ハードワークタイプ」、「エイジングタイプ」、「マネジメントタイプ」の6クラスターでも分析している。
概要
◆今回、生活習慣病対策の実態とニーズを明らかにすべく、アンケート調査を実施した。
対象は、現在生活習慣病を気にしており、気になる健康数値の維持・改善のために対策に取り組んでいる30～60代の男女824名である。
◆調査の結果、生活習慣病を気にしている30～60代の男女は、「体重」「血圧」「体脂肪率」「中性脂肪」などの健康数値を気にしている人が多いことがわかった。
このうち、「体重」と「血圧」については、実際に対策に取り組んでいる人の数も5割前後と多い。
◆生活習慣病対策では「食事」による対策が重視されており、「食生活に気をつける」「健康に良いとされる一般の食品・飲料を摂る」などの対策は6割以上の人が実践している。
一方、実施したいができていない対策としては、「運動・スポーツをする」「十分な睡眠をとる」「規則正しい生活を送る」などが多く挙がった。
◆また、生活習慣病対策商品の摂取状況をみると、サプリメントでは「DHA&EPA＋セサミンEX」 （サントリーウエルネス） 、飲料では「伊右衛門 特茶」 （サントリー）の摂取率が高かった。
◆今後対策したい健康数値としては、「体重」「血圧」「中性脂肪」「体脂肪率」「血糖値」などが上位となった。
実施したい対策内容は健康数値ごとに違い、「体重」や「体脂肪率」は「ダイエット」、「血圧」や「血糖値」は「処方薬」で対策したい人が多い。
ただし、この対策意向は健康数値の状態（異常レベル）によっても違ってくるため、生活習慣病対策商品の展開においては健康数値の種類と状態の両方を見てターゲットを設定することが重要である。
「治療中」の人は基本的に「処方薬」で対策したい人が多く、 「トクホ・機能性表示食品の食品・飲料」や「サプリメント」のニーズは低い。
一方、治療手前の「要注意」領域の人は、「トクホ・機能性表示食品の食品・飲料」や「サプリメント」の摂取意向が高く、健康食品で対策したいというニーズが強い。
こうした傾向はとくに「HbA1c」「総コレステロール」「LDLコレステロール」「尿酸値」などの健康数値でみられ、これらの数値は健康食品でのアプローチに適しているといえる。
◆当レポートでは、生活習慣病を気にして、健康数値の維持・改善に取り組んでいる30～60代男女の気になる健康数値や生活習慣病対策の実態を調査。
性別、年代別に加えて、「無頓着タイプ」、「飽食不摂生タイプ」、「嗜好品優先タイプ」、「ハードワークタイプ」、「エイジングタイプ」、「マネジメントタイプ」の6つのクラスターでも分析している。
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TPC消費者調査レポート
「生活習慣病対策の実態とニーズ」
―ターゲットは“治療手前”の要注意層―
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