“開運”を仏様にお願いするのは、おかしくありません
開運というと、神様にお願いするものというイメージがあるかもしれません。まずその意識を払拭しましょう。開運を仏様にお願いするのは、少しもおかしなことではないのです。
初詣も、いまは神社派と寺院派に分かれているようですが、かつては神社とお寺の両方に詣でるのが一般的でした。年が明けたら近所の氏神様にお参りし、その後、菩提寺に向かって、ご本尊様とご先祖様に新年のご挨拶をするのが習いだったのです。
どのような経験も「学び」に変えられる！
予期せぬコロナ禍によって、不安や悩み、心配事に心が覆われている方もいらっしゃるでしょう。しかし、このようなときだからこそ、禅に目を向けてください。禅はどんな難局にあっても、やるべきことを示してくれます。困難を乗り越えていく心の在り様、持ち方を教えてくれます。
不運としか思えない状況を幸運に転じること。そこに、禅の考え方、
つまり、〝禅発想〟の真骨頂があります。
本書は、心に染みる禅語とともに、ピンチをチャンスに変える禅の考え方を、禅僧がわかりやすく解説します。
本書をヒントとして幸運をつかみ、良い一年を送りましょう
禅では、日常の立ち居ふるまいのすべてが修行だと考えます。日々の禅の実践がもたらすのは、仏教的には「悟り」です。これを身近に引き寄せていえば、穏やかな心、安らかな心、といえるでしょう。
煩悩から離れたまっさらな心は、もっとも幸福に満たされた心であり、幸運を引き寄せるパワーにあふれた心ともいえます。本書をヒントとして、喜びごとの多い一年を送ってください。
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【枡野俊明（ますの しゅんみょう） プロフィール】
曹洞宗徳雄山建功寺住職、庭園デザイナー、多摩美術大学環境デザイン学科教授。
大学卒業後、曹洞宗大本山總持寺で修行。「禅の庭」の創作活動によって、国内外から高い評価を得る。芸術選奨文部大臣新人賞を庭園デザイナーとして初受賞。ドイツ連邦共和国功労勲章功労十字小綬章を受章。2006年『ニューズウィーク』日本版にて、「世界が尊敬する日本人100人」に選出される。庭園デザイナーとしての主な作品に、カナダ大使館、セルリアンタワー東急ホテル庭園など。
著書に『禅が教えてくれる 美しい人をつくる「所作」の基本』（幻冬舎）、『心配事の9割は起こらない』（三笠書房）、『寂しさや不安を癒す 人生のくすり箱』（KADOKAWA/中経出版）、『生きるのがラクになる椅子坐禅』（小学館）、『50代を上手に生きる禅の知恵』（PHP研究所）などがある。
【本書の構成】
・第一章 仏様のお力で開運する
お願い事の土台は「感謝」／人知を超えた大いなる「力」を信じる
他人の目は気にしなくていい／心の塵を払って一日を始める など
・第二章 すべての運は、人の縁が運ぶ
譲ると“ご褒美”がもらえる／怒りは運を遠ざける／相手を心地よくさせる人は、必ず運が開ける
「みんな違って、みんないい」の心で中道を探す／見返りを求めないと、幸運に出会える など
・第三章 平常心で努力をつづける
コツコツつづけると運が開ける／周りの評価から自由になろう
過去の失敗、悔しさ、つらさは、成長の糧に変える
三つの結界で仕事モードを脱ぎ捨てる／整理整頓できる“整った心”に幸運が訪れる など
・第四章 お金が生きる使い方をする
お金は「品」よく使うことが大事／人間の欲望は、満たされることはない
自分を幸せにしない指示や命令は、断る気概をもつ
幸運を見つけようとする人が幸運になる／お金は手放すと、返ってくる など
・第五章 明るい未来を信じる
自分の夢を言葉にする／陰口、悪口は運気を逃がす
そのときどきで、やるべきことをやる／自分のいる場所で精いっぱい取り組む
未来は考えてもわからない／自分の“納得感”を大事にする など
（著者）曹洞宗徳雄山建功寺住職 枡野俊明
（価格）1300円＋税
〈発売日〉2020年 月 日
〈出版元〉ビジネス社
配信元企業：株式会社ビジネス社
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