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【食品業界】他社牽制力ランキング2019 トップ3は味の素、キリンHD、サントリーHD



株式会社パテント・リザルトは6月15日、独自に分類した食品業界の企業を対象に、2019年の特許審査過程において他社特許への拒絶理由として引用された特許件数を企業別に集計した「食品業界 他社牽制力ランキング2019」をまとめました。この集計により、直近の技術開発において競合他社が権利化する上で、阻害要因となる先行技術を多数保有している先進的な企業が明らかになります。

 集計の結果、2019年に最も引用された企業は、味の素、キリンホールディングス、サントリーホールディングスの順となりました。

【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000216938&id=bodyimage1

※当ランキングでは、企業グループを考慮した名寄せ情報を用いて計算しています(詳細は弊社HPをご覧ください)。

 1位 味の素の最も引用された特許は「樹脂組成物」に関する技術で、LG CHEMの2件、アイカ工業の2件など合計6件の審査過程で引用されています。このほかには「微細藻類を用いた栄養添加剤の製造法」に関する技術などが引用された件数の多い特許として挙げられます。
 2019年に味の素の特許によって影響を受けた件数が最も多い企業は、日立化成(11件)、次いで花王(8件)、積水化学工業(5件)となっています。

 2位 キリンホールディングスの最も引用された特許は「ビールらしい苦味や後キレを有するビールテイスト飲料」に関する技術で、サントリーホールディングスの7件の審査過程において引用されています。このほかには「ビールらしい飲み応えや後キレを有する未発酵のビールテイストアルコール飲料」に関する技術や「苦味成分を配合したビールテイスト飲料」に関する技術などが、引用された件数の多い特許として挙げられます。
 2019年にキリンホールディングスの特許によって影響を受けた件数が最も多い企業はサントリーホールディングス(12件)、次いでアサヒグループホールディングス(8件)、サッポロホールディングス(3件)となっています。

 3位 サントリーホールディングスの最も引用された特許は「pHを調整した低エキス分のビールテイスト飲料」に関する技術で、キリンホールディングスの「ビールらしい苦味や後キレを有するビールテイスト飲料」関連特許など、計5件の審査過程において引用されています。
 2019年にサントリーホールディングスの特許によって影響を受けた件数が最も多い企業はアサヒグループホールディングス(33件)で、キリンホールディングス(15件)、サッポロホールディングス(11件)と続いています。

 そのほか、4位のアサヒグループホールディングスは「ポリフェノール含有アルコール飲料」が、5位の日本たばこ産業は「香味生成物品」が、最も引用された特許としてそれぞれ挙げられます。

【ランキングの集計対象について】
 日本特許庁に特許出願され、2019年12月までに公開されたすべての特許のうち、2019年1月から12月末までの期間に拒絶理由(拒絶理由通知または拒絶査定)として引用された特許を抽出。
 本ランキングでは、権利移転を反映した集計を行っています。2020年5月29日の時点で権利を保有している企業の名義でランキングしているため、出願時と企業名が異なる可能性があります。
 業種は総務省の日本標準産業分類を参考に分類しています。

 また弊社では、本ランキングの詳細データを下記の通り販売しています。
【食品業界 他社牽制力ランキング2019 ご提供データ】
納品物:以下のデータを収納したCD-ROM
1)ランキングトップ50社
 食品業界の被引用件数上位50社のランキング
2)被引用件数上位100件のリスト
 食品業界の被引用件数上位100件および引用先の特許との対応を掲載
価格:50,000円(税抜)

【本件に関するお問い合せ先】
株式会社パテント・リザルト 事業本部 営業グループ
Tel:03-5802-6580
Fax:03-5802-8271
ホームページURL https://www.patentresult.co.jp/



配信元企業:株式会社パテント・リザルト
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