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通信キャリア公式オンラインショップの利用率は11.6%、各社の利用比率には開きも



~MCA、キャリア公式オンラインショップに関する調査結果を発表~

移動体通信・IT分野専門の調査会社である株式会社 MCA(http://www.mca.co.jp/)は、国内通信キャリア各社の「公式オンラインショップ」に関する調査を実施し、その結果を6月5日に発表しました。調査結果の要点は以下の通りです。

【調査結果】
・公式オンラインショップ利用率は11.6%、サブブランドやNTTドコモの利用率は全体平均を上回る
・端末メーカーシェア、公式オンラインショップでの購入か否かで大きな違いが

本調査結果については、調査レポート「キャリア公式オンラインショップ消費者実態調査 2020年上期」(本体価格98,000円)として、発刊しています。

「キャリア公式オンラインショップ消費者実態調査 2020年上期」
~コロナウイルス禍による「新しい生活様式」で注目されるキャリア公式オンラインショップはどの程度利用され、なぜ利用する人、しない人がいるのか、その受入・阻害要因、求めることから今後の利用可能性を予測しキャリアショップとの棲み分け戦略を考察~
https://www.mca.co.jp/itforecastreport/onlineshop-2020/

■調査結果抄録

□公式オンラインショップ利用率は11.6%、サブブランドは相対的に利用比率が高めに

【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000216611&id=bodyimage1

「全体」の公式オンラインショップ利用比率は11.6%。「NTTドコモ」「au」「ソフトバンク」の利用比率を比較すると、NTTドコモだけが全体を上回っており12.5%と高い。一方auとソフトバンクは利用率が5~6%台と低く、公式オンラインショップの浸透率が低くなっている。

Y!mobileとUQ mobileの公式オンラインショップ利用率は15~18%台と高い。背景には、主要3ブランドに比べキャリアショップ数が少なく購入場所が限られていることや、SIMカード単体での申込が可能な点などがあるとみられる。

また、主要3ブランドの利用率推移を見ると、2019年下期時点で公式オンラインショップの利用率は6~16%となっており、現時点では圧倒的に公式オンラインショップ以外の利用率が高くなっている。

【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000216611&id=bodyimage2

3ブランドの中で公式オンラインショップの利用率が最も高いNTTドコモは、コロナウイルス禍の現在もテレビCMによる公式オンラインショップへの誘導を他社に先駆け展開していることから今後も公式オンラインショップの利用率は増加するものと推察できる。auは2018年度以前は4.5%で、2019年上期は8.0%、下期は9.6%と増加傾向を示している。

3ブランド全体の「公式オンラインショップ」今後の利用率を考察すると、「公式オンラインショップユーザー」は公式オンラインショップへの満足度が高いことから今後の利用意欲度も高く、また「公式オンラインショップ以外ユーザー」も現在の公式オンラインショップの改善点や、要望、求めることが実現化した場合利用意欲度は向上するため、テレビCMによる公式オンラインショップへの誘導策を合わせると公式オンラインショップへの利用率は今後も増加するものと推察できる。

また、調査では、公式オンラインショップにおける契約手続きの91.0%が機種変更だったのに対し、それ以外の方法における同比率は70.9%と、現時点では機種変更を中心に利用されていることが分かった。

公式オンラインショップで購入した理由としては「24時間いつでも購入できる」「店舗に行く手間がかからないから」などが上位にあがった。一方、公式オンラインショップで購入しない理由としては「端末を触ることができない」「店員に相談できない」などが上位にあがった。

□端末メーカーシェア、公式オンラインショップでの購入か否かで大きな違いが

【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000216611&id=bodyimage3

現在メインで使用している携帯電話メーカーは「公式オンラインショップユーザー」と「公式オンラインショップ以外ユーザー」では大きな違いが表れている。「公式オンラインショップユーザー」は「iPhone(apple)」の比率が50%以下なのに対し、「公式オンラインショップ以外ユーザー」は約60%と高くなっている。

「公式オンラインショップユーザー」は商品選択において、自宅で周りのことを気にせず購入できる環境が整っていることから、じっくりと時間をかけ商品を選ぶため商品選択の幅が広くなっており、その中では「Xperia(ソニー)」が高く20.3%、次いで「AQUOS(シャープ)」が14.7%、「Galaxy(サムスン)」が7.5%と続いている。

一方「公式オンラインショップ以外ユーザー」は「Xperia(ソニー)」が12.1%、「AQUOS(シャープ)」が11.3%となっているものの、ともに10%強でありキャリアショップでの購入は「iPhone(apple)」のウエイトが圧倒的に高くなっている。

□調査背景
コロナウイルスの猛威により緊急事態宣言が発出され、外出自粛要請によって企業ではテレワークの推進、飲食店やサービス業は休業要請を受け、国民も生活必需品などの買い方に制限がされ国民生活は一変しました。そういった中で消費者の購買行動にも変化が起こりオンラインによる購入傾向が今まで以上に顕在化しましたが、これは携帯電話市場でも同様で現在「NTTドコモ」「au」「ソフトバンク」の3大キャリアともショップの開店時間を短縮化したり、利用範囲を狭めたり対面による直接販売を制限しています。一方で自社ホームページ上にある公式オンラインショップによる販売を推奨し、テレビCMによる公式オンラインショップへの誘導を展開しています。

今後はコロナウイルスによる生活様式の変容から携帯電話市場においても公式オンラインショップでの購買が拡大し、また3大キャリアも人件費の抑制や販売効率化などから公式オンラインショップの利用を推奨するものと考えられます。本レポートは今後キャリア公式オンラインショップによる販売が拡大するものと想定される中、キャリア公式オンラインショップを利用したユーザー及びまだ利用していないユーザーにスポットを当て、キャリア公式オンラインショップの市場実態をレポートすることが主たる目的となります。

□調査手法・対象
・オンラインによるアンケート調査
・オンラインショップ利用率は、携帯電話・スマートフォンの利用者 12,882サンプルから回答を得た。
・端末メーカーシェアは、2017年1月以降に端末を購入したことがある、主要3ブランドの利用者 1,059サンプルから回答を得た。

□定義
●「公式オンラインショップユーザー」
キャリアの公式オンランショップで携帯電話を購入したグループ
●「公式オンラインショップ以外ユーザー」
キャリアショップ、量販店、メーカー直営店、その他店舗、メーカー公式オンラインショップ、その他オンラインショップ、その他で携帯電話を購入したグループ

■調査レポート「キャリア公式オンラインショップ消費者実態調査 2020年上期」
発行日:2020年6月
判型:PDFファイル(A4版155頁)+Excelファイル(クロス集計表/アンケートロウデータ)
発行・販売:株式会社 MCA
頒価:98,000円(税別)
調査期間:2020年4月~2020年5月
販売方法:PDF・Excelファイルのダウンロード
※本商品には印刷レポートは付属しません
※調査レポートの目次など詳細は「レポート目次」をご参照ください。
https://www.mca.co.jp/itforecastreport/onlineshop-2020/

■本件リリースに関するお問い合わせ
株式会社 MCA(MCA Inc.)
担当:小川(おがわ)
E-Mail:info@mca.co.jp
TEL:03-6261-2571
FAX:03-6261-2572



配信元企業:株式会社MCA
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