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学生の進路選択の情報ソースは? 男子は「学校の先生」・女子は「親族」が第1位!「向いている」という思いに影響を与える要因に男女の違いはあるのか。自由な進路選択の可能性を模索する調査を実施した。



学生の進路選択に影響を与える情報ソースは?
男子は「学校の先生」・女子は「親族」が第1位

 小学校5年生~中学校3年生を対象とした国立研究開発法人 科学技術振興機構の支援事業「ジュニアドクター育成塾愛媛大学」(所在地:松山市道後樋又10-13 事務局長:大橋 淳史)は、2019年3月1日~3月2日の期間で「LINE Research」に登録している15歳~19歳の男女会員1,051名に「進路選択に関するアンケート」の調査を実施した。

1. 向いている学部
 生徒が自分に向いていると考える学部には、性別による有意差があることが明らかとなった。学部は表 1の 12 領域とし、「わからない/答えたくない」を加えた 13 項目から択一式とした。「向いている学部」で、「わからない/答えたくない」を除く男子の上位3項目は「工学系」(20.74%)、「理学系」(10.56%)、「体育系」(8.33%)であった。一方、女子の上位3項目は「医歯薬・医療系」(12.92%)、「文学系」(11.74%)、「芸術系」(10.57%)であった。向いているとする率が 10%を超える学部は、男子は理学、工学の理系学部に偏り、女子は理系(「医歯薬・医療系」)、文系(「文学系」)、特殊技能系(「芸術系」)に分散する結果となった(表1/図1)。

【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000195553&id=bodyimage1

2. 向いている理由
 学部に向いていると考える理由は、男子は性格との一致、女子は学習内容を重視することが明らかになった。向いている理由については、表2の11 項目から択一式とした。「向いていると思う理由」は、男子では「自分の性格にあっているから」(20.56%)、「深く学びたい学問だから」(18.89%)、「得意な教科がいかせるから」(15.93%)が上位3 項目であった。一方、女子は「深く学びたい学問だから」(24.07%)、「自分の性格にあっているから」(19.96%)、「得意な教科がいかせるから」(18.79%)であった。上位3 つの選択肢は男女で共通しているが、男女間で順位に差があり、男子は性格との一致、女子は学習内容を重視している傾向が示された(表2/図2)。

【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000195553&id=bodyimage2

3. 向いているという思いに影響を与えたもの
 生徒が「自分に向いている」とした情報源は「特になし」が男女ともに最多であった。自分に「向いている」とする思いに「もっとも影響を与えた要因」を表3 の8 項目から択一式とした。
「向いている」にもっとも大きな影響の男子の上位3 項目は、「特になし」(23.89%)、「学校の先生」(15.74%)、「親族(親や親せき)」(11.85%)であった。一方、女子は「特になし」(26.22%)、「親族(親や親せき)」(18.40%)、「学校の先生」(13.11%)であった。向いていると思う理由と同様に、選択肢は共通しているが、男女間で順位に差が認められた(表3/図3)。

【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000195553&id=bodyimage3

4. まとめ
 「向いている」という主観的な感情に影響を与える要因を特定し、その性差を確認することで、今後の性別に縛られない自由な進路選択の可能性を模索するために調査を実施した。
結果は「向いている」というポジティブな思考に影響を与えるものは、男子では「学校の先生」、女子では「親族」が首位となり、男女の情報ソースには有意な差が見られた。
このことから、進路選択におけるジェンダーバイアスをなくすためには、学校・家庭両者が協力して、児童生徒に対しより公平で固定概念のない情報開示をすることが求められるのではないだろうか。

【すべての調査結果はこちらからダウンロードしていただけます】
https://xn--cck0aza4a0ck5p7g0416a88tav60f.jp/%E8%AA%BF%E6%9F%BB%E3%83%AC%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88/

【進路選択に関するアンケート】
調査対象: 15 歳~19 歳の男女1,051 名
調査期間: 2019 年3 月1 日~3 月2 日
調査方法:インターネット調査
調査会社: ジュニアドクター育成塾愛媛大学調べ
発表日:  2019年6月3日

【団体概要】
団体名:国立大学法人愛媛大学 ジュニアドクター育成塾
代表者:教育学部 准教授 大橋 淳史
所在地:愛媛県松山市道後樋又10 番13 号
TEL:089-927-9434
URL:https://xn--cck0aza4a0ck5p7g0416a88tav60f.jp/
事業内容:国立研究開発法人科学技術振興機構が支援する、未知に挑戦したい科学技術に優れた才能を
持つ小中学生を発掘し、さらにその能力を伸ばすための特別教育プログラム。

【本件に関するお問い合わせ】
国立大学法人 愛媛大学
教育学部理科教育専修
准教授 大橋 淳史
TEL:089-927-9434
Mail:ohashi.atsushi.mu@ehime-u.ac.jp
https://xn--cck0aza4a0ck5p7g0416a88tav60f.jp/

調査・広報
n1marketing (エヌイチマーケティング)
代表 後藤 潤子
090-4837-0615
mail: junko-goto@n1marketing.jp
https://n1marketing.jp



配信元企業:国立大学法人愛媛大学
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