内田樹/鳩山友紀夫/木村朗が語り尽くす『株式会社化する日本』刊行！ 私たちはいつから、株式会社・日本の従業員になったのか!?

株式会社詩想社（本社：渋谷区／http://www.shisosha.com）は、『株式会社化する日本～平成の実相から戦後日本の深層を読み解く～』（内田樹/鳩山友紀夫/木村朗著・詩想社新書）を2019年3月8日より全国の書店・オンライン書店等（一部除く）で発売いたしました。

【書誌情報】
書名 『株式会社化する日本
～平成の実相から戦後日本の深層を読み解く～』
（詩想社新書）
著者：内田樹　鳩山友紀夫　木村朗
定価：1080円（税込）
判型・体裁：新書判・並製 頁数：272ページ
ISBN 978-4-908170-19-5
http://www.shisosha.com/uchida-hatoyama-kimura.html

【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000190615&id=bodyimage1】

★私たちはいつから、株式会社・日本の従業員になったのか！？
あらゆる組織や社会制度が株式会社化し、人々に従業員マインドが蔓延するいま、日本政治は急速に劣化した。利益と成長を追い求めてきたグローバル資本主義は世界中で行き詰まり、対米自立を夢想した日本外交は挫折して、さらなる対米従属化を強めることとなった。この平成という特異な時代を読み解きながら、戦後日本の深層を明かし、これからの日本の進むべき道を、思想家・内田樹、元総理大臣・鳩山友紀夫、政治学者・木村朗が縦横無尽に語り尽くす。

【もくじ】
第1章 平成時代と対米自立の蹉跌
・カネの力、国際社会の信望によって対米自立を果たすという幻想
・敗戦時のまま日本に残存する「北方領土」と「南方領土」
・天皇制と立憲デモクラシー、異なる原理が共生している本当の理由
・日本の改憲にアメリカはどう出るか・・・

第2章 あらゆるものが株式会社化する特異な時代
・株式会社化した社会で、人々に広がる従業員マインド
・貧乏くさい日本人にジャストフィットする貧乏くさい政権
・官邸の情報統制ではなく、ほとんどは自己検閲、自主規制である
・政治家の能力とは無関係に吹く「風」の異様さ・・・

第3章 グローバル資本主義の末路
・結局、グローバル資本主義は戦争に行き着くほかない
・全世界が模索している新しい資本主義のあり方
・トランプ登場で失われたアメリカの「真の国力」
・アメリカ衰退後、未来を示す力こそ大きな国力だ・・・

第4章 沖縄問題からみた新しい世界地図
・日本が主権国家であるかのように偽装してきたツケ
・対米従属の記念碑的事業である辺野古基地建設
・中国、アメリカなどの大国に与しない日韓の共同体構想
・日中の連携を軸にして構築される東アジア共同体構想

＜著者＞
内田 樹（うちだ たつる） 1950年生まれ。思想家、武道家、神戸女学院大学名誉教授、凱風館館長。東京大学文学部仏文科卒業。東京都立大学大学院博士課程中退。『ためらいの倫理学』（角川文庫）、『私家版・ユダヤ文化論』（文春新書、第6回小林秀雄賞受賞）、『日本辺境論』（新潮新書、新書大賞2010受賞）、『街場の天皇論』（東洋経済新報社）など著書多数。第3回伊丹十三賞受賞。

鳩山友紀夫（はとやま ゆきお） 1947年生まれ。元内閣総理大臣、東アジア共同体研究所理事長。東京大学工学部卒業、スタンフォード大学工学部博士課程修了。1986年初当選。93年細川内閣で官房副長官を務める。2009年、民主党代表、第93代内閣総理大臣に就任。10年総理大臣を辞任、12年政界引退。氏名表記を鳩山由紀夫から鳩山友紀夫に変更。著書に『脱 大日本主義』（平凡社）などがある。

木村 朗（きむら あきら） 1954年生まれ。鹿児島大学法文学部教授。日本平和学会理事、東アジア共同体・沖縄（琉球）研究会共同代表、東亜歴史文化学会副会長、国際アジア共同体学会常務理事。『危機の時代の平和学』（法律文化社）、共編著『20人の識者がみた「小沢事件」の真実』（日本文芸社）、『沖縄自立と東アジア共同体』（花伝社）、共著『沖縄謀叛』（かもがわ出版）など著者多数。