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首都圏を中心に展開する老舗立ち食いそばチェーンの「変」な仕組みを、創業者が自ら語った『「富士そば」は、なぜアルバイトにボーナスを出すのか』が集英社新書より刊行 (11月17日金曜発売) 





【刊行データ】
『「富士そば」は、なぜアルバイトにボーナスを出すのか』
著者:丹道夫
発売日:11月17日(金)
定価:本体740円+税
ISBN 978-4-08-721008-8
http://shinsho.shueisha.co.jp/


「変」だから儲かる!? 富士そばの仕組み

◆はじめに

◆第1章 なぜアルバイトにボーナスを出すのか
本書の冒頭では、富士そばの経営方針や企業文化について、世間でも知られている事柄を中心にご紹介します。「アルバイトにボーナスを出す理由」など、経営の中核になっている方針や哲学は、たとえば以下のような内容です。

・アルバイトにもボーナス、退職金、そして有給休暇
・給料は与えすぎるくらいがちょうど良い!?
・飲食店なのに、細かいマニュアルは存在しない
・就業時間中に抜け出して私用の買い物に行っても構わない
・報奨金だけで年に1000万円以上
・「ボツメニュー」でも表彰することがある
・二十四時間営業にこだわる理由



◆第2章 富士そばが誕生するまで
この章では少し経営の話から離れ、「富士そば」創業者・現会長である丹道夫氏の波乱万丈な前半生を振り返ります。丹会長によれば、この時期に学んだ諸々のことが今の経営に生かされているというのですが……。
ビジネスの面での学びもさることながら、その激動の青年時代とひとつひとつのエピソードの面白さにも注目です。たとえば、以下のような内容が紹介されます。

・義父に使用人のように扱われた幼少時代
・夢を抱いて上京するも、わずか10分の面接で不採用
・東京に向かうはずが、なぜか福島の炭坑で働くことに
・八百屋や弁当屋もやれば、飛び込み営業もやった
・四度目の上京でようやく掴んだ成功
・不動産屋が大当たりし、銀座で豪遊する日々
・独立するも、資金がショートして絶体絶命
・唯一手元に残ったのが、小遣い稼ぎで始めた立ち食いそばだった



◆第3章 人を育てるにはどうすれば良いか
富士そばでは採用や人事、そして教育の仕方についても独自の方針を貫いています。本章では、「人の育て方」というテーマで、そうした採用・教育に関する富士そばの立場がまとめて紹介されます。例えば、以下のような内容が扱われます。

・社員の前職はホストから運転手までさまざま
・五回辞めた社員でもまた採用する
・数字の裏側にある社員の「個性」を見抜く
・成果主義は絶対にとらない
・叱り方にもコツがある
・「分社制度」がやる気に火をつける
・最高の社員教育とは何か?
☆京急蒲田店・店長が語る「富士そば」と会長

◆第4章 商売のコツとは何か
富士そばが社員に手厚い経営を行えるのは、本業での結果があってこそ。本章では、立地戦略やイメージ戦略をはじめとして、富士そばの経営で生かされている「商売のコツ」を紹介します。例えば、以下のような項目を論じます。

・立ち食いそばは立地戦略がすべて
・タクシーの運転手を観察せよ!
・ポイントは「黒い服」を探すこと
・長続きするお店の絶対条件
・大理石に相当のお金をかける理由
・宣伝費はゼロで構わない
・合言葉は「スナックを目指せ」
☆津田沼店・店長が語る「富士そば」と会長

◆第5章 経営者の役割とは何か
経営者は普段何を考え、どのような仕事をしているのか。案外、ご存じの方は少ないのではないでしょうか。ましてや、富士そばのような「変」な会社では、経営者の役割は一風変わったものであるはず。
本章では、富士そばの会長が日ごろ何を考えているのか、全貌をお伝えします。

・偉ぶる経営者はどうなるか
・従業員の勤務時間を知らなくても問題ない
・飲食業に社長室は不要
・実は、経営者の仕事はたった一つだけ
☆「富士そば」常務が語る「富士そば」と会長



◆第6章 富士そばでは、なぜ演歌が流れているのか
富士そばといえば、店内で演歌がかかっていることで有名です。では、いったいどのような狙いで演歌を流しているのか。作詞家としての顔も持ち、「演歌に支えられて生きてきた」という丹会長が、そこに籠められた想いを説明します。

・なぜ人は演歌に惹かれるのか
・演歌は経営にも生きている
・人生において、演歌が教えてくれたこと
・とあるお客様からの、演歌にまつわる忘れられない手紙

◆おわりに

【著者プロフィール】
丹道夫(たん みちお):
「名代富士そば」を運営するダイタングループの創業者。1935年名古屋生まれ。
幼少期から青年期にかけて愛媛県西条市大保木村で育つ。東京栄養食糧専門学校卒業。
四度にわたる上京と失敗を繰り返し、苦労の末に立ち食いそばチェーンの経営に至る。
作詞家としての顔も持ち、ペンネームの「丹まさと」名義で作詞をした演歌は多数。

【お問い合わせ先】  
集英社広報部 Tel : 03-3230-6314










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