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Datrium、Tier 1アプリケーション向けにFlashエンドツーエンド搭載の次世代DVXを発表



Datrium(本社:米国カリフォルニア州サニーベール)は本日、Tier 1アプリケーション向けの追加機能と共に、Flashエンドツーエンド(E2E)を備えた次世代DVXシステムを発表しました。DVXはすでにオールフラッシュアレイの4倍近く高速1でしたが、Flash E2Eは自動仮想マシン(VM)とコンテナのパフォーマンスを劇的に引き上げ、TBあたりの書き込みスループットで4倍以上の性能を実現すると共に、フラッシュ、ディスク、またはクラウドでスナップショットしたレプリカを通してのリッチデータの管理を可能にしています。Datriumはまた、IOMarkベンチマーク結果として、直近の結果よりも5倍、ハイパーコンバージドの10倍に相当する8,000 IOMark-VMという過去最高のベンチマーク結果が得られたことを発表しました。Datriumは10月31日~11月1日に東京で行われるカンファレンス「vForum」の43番ブースでDVXプラットフォームのデモを行う予定です。

ガートナーによると「HCIS(ハイパーコンバージド・インフラストラクチャ・システム)上に構築されたプライベートクラウドは、全体的により小規模になっていく、または多くの独立ノードクラスタで構成されるようになります。前者は非常に限定的であり、後者は管理が複雑です」と、コメントしています。Datrium DVXは、ハイパーコンバージドインフラストラクチャとは異なり、オープンコンバージド製品です。オープンコンバージェンスはフラッシュリッチなホストをステートレスかつパフォーマンスを分離した状態に保つため、お客様は混在するワークロードを簡単かつ大規模に実行し、ストレージとハイパーコンバージドクラスタ管理を完全に避けることができます。高い性能での運用が確実で、さらに自動化されているため、ユーザはQoSスロットリングユーティリティを管理する必要はありません。オープンコンバージェンスでは、強力なVMデータ管理が組み込まれており、効率的なデータ削減が常時オンであることから、お客様はバックアップサイロを別に購入し管理する必要もありません。

仮想サーバー稼働時間の向上
Flash E2Eを搭載したDVXは、ホストおよびVMの稼働時間の向上を実現します。ホスト上でSSDに障害が発生した場合、お客様のVMはオールフラッシュアレイのパフォーマンスと同様のパフォーマンスで稼働を続け、永続的なフラッシュデータプールからのランダム読み出しが実行されます。複数のホスト間で完全なローカルフラッシュ障害が発生した場合、VMは新しいDVXピアキャッシュの影響を受けずに動作し続けます。この新しいソフトウェアは、VM HAを使用してVMを再起動せずに、読み取り速度に近くのホストのフラッシュを利用することでホストフラッシュ障害の保護を強化します。さらに、Datriumは、完全なホスト障害が発生した場合にVMを継続的に運用するための別の手段として、VMwareフォールトトレランス(FT)で使用するDVXを保証しています。

ハイパーコンバージェンスよりも10倍高いVMパフォーマンス
Datrium DVXは、可能な限り読み取りIOを高速化するため、他のホストのワークロードから分離され、ローカルホストCPUとフラッシュを活用したことで、パフォーマンスを重視するワークロードに常に最適とされてきました。Flash E2Eを搭載したDVXは、数千シートのVDI、リアルタイム解析、IoTなどの導入に対応するため、ワンランク上の書き込み性能を実現します。最近のIOMarkベンチマークでは、Flash E2Eを搭載したDVXは過去の記録の5倍、ハイパーコンバージドの10倍に相当する記録的な8,000 IOMark-VMという値を達成しました。システム全体の読み取り性能は200 GB/秒の帯域幅、および1,800万IOPS(1秒あたりの入力/出力操作)、一方でシステム全体の書き込み性能はディスクベースのデータプールで8 GB/秒、Flash E2Eでは16 GB/秒となっています。

Evaluatorグループのシニアパートナー兼アナリストのラス・フェローズ(Russ Fellows)氏は次のようにコメントしています。「Evaluatorグループでは、多くの異なるストレージおよびハイパーコンバージドシステムの実機でのテストを行ってきましたが、DatriumによりIOmark-VMの新しいレコードを達成したことに非常な興奮をおぼえています。このようなレベルの性能と規模により、ハイパーコンバージドでの構成よりも遙かに大きな規模に達する、単一のDatriumハイパークラウド上での数千のバーチャルマシンの実行が可能になるのです」

メディアタイプ間のデータ管理・保持
オープンコンバージェンスは、最速のアプリケーションパフォーマンス、バックアップとレプリケーションに対する優れたコストパフォーマンス、組み込みVMまたはコンテナ中心のポリシーとカタログツールを組み合わせているという面で、ハイパーコンバージェンスとは根本的に異なります。Datrium DVXは、フラッシュ、ディスク、またはクラウド上のデータプール全体で、重複排除、圧縮、常時オンのワイド・イレイジャー・コーディングと暗号化を使用して、スナップショットを経済的に保存できるようになりました。これにより、お客様は複数のサードパーティ、セカンダリ・ストレージ・ソリューション、管理フレームワークを使用することなく、サイトごとにVMの配置と保持ポリシーの最良価格/リカバリのROI(投資利益率)を自由に決めることができます。さらに、ユーザが長期のスナップショットをDVXでディスクに保存することを選択した場合でも、オールフラッシュアレイの何倍ものパフォーマンスを提供します。

DatriumのCEOであり共同創業者でもあるブライアン・バイルズ(Brian Biles)は次のようにコメントしています。「Datrium DVXはVMとコンテナをスケーリングする世界で最もシンプルなインフラストラクチャです。Flash E2Eが搭載されているため、Tier 1アプリケーションに使用できます。これこそが、あなたが選択する最後のコンバージェンスとなるでしょう」

価格、構成、供給状況
DVX F12X2データノード(すべてフラッシュ)は、常時オンのワイド・イレイジャー・コーディング(2FT)、グローバル重複排除、および圧縮機能により、実効容量は最大83 TBとなっています。最大830 TBまでの単一のDVXに最大10個のフラッシュデータノードをプールできます。DVX CN2100コンピューティングノードはSkylakeプロセッサとNVMeフラッシュドライブでリフレッシュされており、すぐに入手可能です。高いパフォーマンス提供のため、現在すべてのDatriumノードが25 Gb Ethernetオプションをサポートしています。また、ピアキャッシュソフトウェアがDVXソフトウェアに無償で含まれています。

当社製品の価格および詳細は、当社販売代理店であるノックス株式会社にお問い合わせください。

1DVX(読み取り/書き込み70:30、8K I/O)とDell/EMC社公開のXtremIO検証結果を比較した、社内ラボ検査に基づく
2ガートナー2016年11月29日発行「ハイパーコンバージド統合システムの導入:8つの大規模な使用事例」




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