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ブラックハット・アジア2026、APAC地域の企業がサイバー防衛を強化するなか、AIセキュリティとクラウドインフラに関する重要なインサイトを発表



先週、シンガポールで開催されたAPAC地域で最高峰のサイバーセキュリティ会議が成功裏に閉幕し、自律的攻撃型セキュリティに関する画期的な研究成果や新たな防御戦略が発表された

シンガポール--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --サイバーセキュリティ業界で最も歴史があり、内容の充実したセキュリティ・イベントシリーズであるブラックハットは、シンガポールのマリーナベイ・サンズ・エキスポ&コンベンションセンターで開催されたブラックハット・アジア2026の対面セッションが無事終了したことを発表しました。本イベントには、アジア太平洋地域およびその他の地域からセキュリティ専門家が集結し、自律型サイバー脅威や断片化したデータ保護フレームワーク、そして急速にデジタル化が進むアジア太平洋地域の経済を保護するために必要な防御戦略に関する実践的なインサイトが提供されました。




基調講演のハイライト:プライバシーの再定義と攻撃的自動化


今年の基調講演のスピーカーは、プライバシー、主権、そして持続可能なセキュリティ実践の間の変化し続ける関係、および自律的攻撃型セキュリティの台頭について探求しました。



  • ヴァイオレット・ブルー(調査報道記者)氏は、データプライバシーに関する従来の考え方に異議を唱えました。「データについて話しをする際、「主体性」とは一体何を意味するのでしょうか?主体性とは「オプトアウト」のことではありません。「利用規約を読むこと」でもありません。主体性とは、真の選択を行うための情報、ツール、そして力を持ち、そしてその選択が尊重されることです。人々が現在実際に持っているツールを見てみると、一体どれが真の主体性を与え、どれが見せかけのプライバシー保護に過ぎないのでしょうか?」彼女のプレゼンテーションでは、アジア太平洋地域全体で従来のプライバシー枠組みが時代遅れになりつつある現状と、規制が分断された時代における持続可能なポリシーについて考察しました。


  • RunSybilの最高経営責任者(CEO)兼共同創業者であるアリ・ハーバート=ヴォス氏は次のように警告しました。「最近起きているのは、能力が線形ではなく超線形に拡大していることです。2倍の規模で、2倍の期間、2倍のデータを用いてモデルを訓練すれば、4倍の能力を持つモデルが得られるのです。これが、前世代のモデルと最新世代のモデルの違いです。」 ハーバート=ヴォス氏は、自律型攻撃的セキュリティシステムの3年間の進化を追跡し、自動化がすでに効果を発揮している領域と、依然として人間の専門知識が不可欠な領域を明らかにしています。


メインステージで明らかにされた新事実:防御の盲点が暴かれる


本イベントのメインステージセッションでは、セキュリティチームにとってもはや無視できない脆弱性に関する重要な情報が提供されました



  • ブロードコムのシマンテック +カーボンブラック脅威ハンターチームに所属する主席インテリジェンスアナリストのディック・オブライエン氏は、攻撃者が脆弱なドライバーを悪用してカーネルレベルでエンドポイントセキュリティを無効化している実態を明らかにしました。これは現在、攻撃者のツールキットにおいて標準的な手法となっています。オブライエン氏は、マイクロソフトのドライバー署名の強制における重大な欠陥を指摘するとともに、セキュリティ製品が侵害される前に「Bring Your Own Vulnerable Driver(BYOVD)」攻撃を検知・阻止するための防衛戦略を提示しました。


  • Tinesの共同創業者兼CEOであるオーエン・ヒンチ―氏は、人間の専門知識、決定論的自動化、AI駆動型機能を組み合わせたセキュアなワークフローを構築するためのフレームワークを発表しました。ヒンチー氏は、組織が管理やガバナンスを犠牲にすることなく業務を拡張する方法を提示し、決定論的自動化が信頼性を提供し、AIが機能を拡張する領域を示しつつ、現代の企業が求める可監査性とセキュリティを維持する方法を示しました。


ブリーフィング:業界を形作る研究成果


ブラックハット・アジア2026では、2日間にわたり48のブリーフィングセッションが開催され、研究者たちが以下のようなトピックに関する独創的かつ画期的な研究成果を発表しました



  • AIモデルの悪用と大規模言語モデル(LLM)の脆弱性


  • クラウドのサプライチェーン攻撃と設定ミス


  • 重要インフラおよびモノのインターネット(IoT)デバイスに対する脅威


これらのセッションでは最も影響力のあるセキュリティ研究が発表され、議論される場としてのブラックハットの評判を確固たるものにしました。


ビジネスホール:イノベーションと地域の課題が交わる場所


ビジネスホールでは、業界をリードする50社以上のサイバーセキュリティ・ソリューションプロバイダーによる最先端技術が展示され、とりわけアジア太平洋地域(APAC)特有の規制環境や脅威の状況に合わせたソリューションに重点が置かれました。参加者は以下の内容について探求しました。



  • スタートアップ・シティ新興企業が、脅威インテリジェンス、クラウド保護、次世代防御技術などの革新的なセキュリティソリューションを展示しました。


  • ブラックハット・アーセナル:クラウドセキュリティ、マルウェア、リバース・エンジニアリングなどを網羅する45のオープンソースツールと8つのラボの実演が行われました。


  • スポンサーセッション:ベンダー主導のこれらのセッションでは、製品、技術、業界動向について技術的な観点から議論が交わされました。


スタートアップ・スポットライト・コンペティション:新進気鋭のイノベーターが舞台に登場


2026年に再び開催されたブラックハット・スタートアップ・スポットライト・コンペティションでは、業界で最も有望なサイバーセキュリティ分野のイノベーターが紹介されました。ファイナリストのpQCee、Prowler、RST Cloud、Silent Pushは、それぞれの製品やソリューションについて説得力のあるプレゼンテーションを行い、新興企業が現在最も差し迫ったセキュリティ課題にどのように対処しているかを示しました。専門家による審査委員会の審議の結果、Prowlerが優勝者に選ばれ、ブラックハットUSA 2026で開催されるグローバル・スタートアップ・スポットライト・コンペティションへ進出することになりました。


パートナープログラム


2026年に開始するパートナープログラムは、Division ZeroDigital Defence Alliance of Singapore (DDAS)IMDAなどの厳選されたパートナーとの信頼あるエンゲージメントを通じて、カンファレンスの体験をさらに広げる、実務者向けの協働型セッションです。コミュニティ主導かつ非営利を理念とするこれらの厳選プログラムは、現実の課題、新たな脅威、実践的なインサイトをめぐる信頼性の高い対話を促進し、セキュリティのリーダー、実務者、研究者を一堂に集めて率直な意見を交換し、世界のサイバーセキュリティ・エコシステム全体のレジリエンスを強化するための実践的なインサイトを得る場を提供します。


次世代の育成:奨学金


アジア太平洋地域のサイバーセキュリティ人材において高いスキルを有するプロフェッショナルが著しく不足している現状を踏まえ、ブラックハット・アジア2026は、地域の業界団体との提携のもと、恒例の奨学金プログラムの一環として、ブリーフィングパスを47枚無償で提供しました。奨学金は、新進気鋭の才能を育成し、アジア太平洋地域全体でサイバーセキュリティ教育へのアクセスを拡大するというブラックハットの取り組みを反映するものです。


閉会の挨拶:今後の展望


「ブラックハット・アジア2026では、AIによる自律型脅威への対処、断片化したデータ主権の枠組み、そして重大なスキルギャップという課題に対し、アジア太平洋地域が重大な岐路に立っていることが示されました」と、ブラックハットの社長であるスージー・パレット氏は述べました。「これらのインサイトは、業界の今後の方向性を決定づけるものです。ブラックハット・アジアで発表された調査結果は、セキュリティチームに先見性とツールを提供し、新たな脅威にプロアクティブに対処し、防御機能を強化する後押しをしてくれるでしょう。」


ブラックハット・アジア2026で得られたインサイト、イノベーション、そして連携は、今後もこの地域のセキュリティ専門家が明日の脅威から防御する方法を形作っていくことでしょう。


今後のブラックハット・イベントに関する詳細については、blackhat.comをご覧ください。


ブラックハット・アジア2026の主要スポンサーおよびパートナー:



  • プラチナスポンサー: Bitdefender、Broadcom、Concentric AI、SOCRadar Cyber Intelligence、ThreatLocker、Tines


  • シルバースポンサー: Astra Security、Censys、Corellium、Dream Security、EasyDMARC, Filigran、Fortra、ManageEngine、SecureFlag、Sparrow、Sumo Logic、TuxCare、Vanta、Varonis


  • サステイニングパートナー: Armis、Cyera、Google、ManageEngine、Qualys、SentinelOne、Sophos、Tenable、ThreatLocker、TrendAI、Varonis、Wiz


  • グローバルパートナー: Broadcom、Censys、Concentric AI、Corellium、EasyDMARC、HackerOne、Semgrep、ThreatLocker、Tines、Tracebit、VulnCheck、wolfSSL、XBOW、Zenity


ブラックハットについて


ブラックハットは、サイバーセキュリティ業界において最も歴史があり、かつ内容の充実したセキュリティ・イベントシリーズです。1997年に設立され、毎年開催される複数日間のイベントでは、最新のサイバーセキュリティに関する研究、開発、トレンドが提供されます。コミュニティのニーズを起点に、講演、トレーニング、サミットなどを通じて、コミュニティ発のコンテンツを紹介しています。キャリアレベルや専門分野を問わず多様な参加者が集い、協働、ネットワーキング、重要なサイバーセキュリティ課題について議論する場として、米国、カナダ、欧州、中東・アフリカ、アジアで開催されています。詳細は blackhat.com をご覧ください。


本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。


Contacts


PRESS
Stephanie Kremensky

Senior PR &Communications Manager, Black Hat

619.510.1564

BlackHatPR@informa.com

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