TOKYO--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --Hibiki Path Advisors(以下、「私ども」といいます。)は、投資先の一社である日本高純度化学株式会社(証券コード:4973)(以下、「当社」といいます。)に対し、2025年6月20日開催予定の第54期株主総会に向けて、筆頭株主の立場から当社全株主共同の利益を確保するべく、株主提案を含む公開キャンペーンを実施する事を決定いたしました。


当社が上程する渡辺取締役相談役の再任への反対
尚、その他取締役候補につき、小島智敬氏、黒松百亜氏を除く8名(補欠を含む)に対し反対を予定(※1)
当社が上程する監査等委員会設置会社への移行への反対を予定(※1)
株主提案(第10号議案):取締役(社外取締役を除く)に対する株式報酬の強化
株主提案(第11号議案):剰余金の配当等の決定機関に関する定款一部変更の件
株主提案(第12号及び13号議案):ROE向上に向けた株主還元の強化(自己株式取得、配当の強化)
※1 ①及び②に関して予定としている理由については、添付趣意書をご参照下さい。
尚、公開キャンペーンの詳細につきましては、以下リンクより趣意書を御覧ください。
「日本高純度化学に対する筆頭株主としての公開キャンペーンの実施について」
私どもは、当社が企業価値最大化に向けてより一層積極的な施策を実施いただくことのみを願い、数年にわたり真摯に当社に寄り添いエンゲージメントを行って参りました。今回、2018年より長期に渡る友好的且つ真摯な提言を行い、さらに、2025年3月末時点で、株式(自己株式を除く)の約18%を保有する筆頭株主である私どもの要請を一切考慮せず、見解の相違を埋めるための努力を放棄する当社の対応を踏まえ、全ての当社株主共同の利益を守るべく株主提案を含むキャンペーンを実施する結論に至りました。
私どもは、本キャンペーンの前提として、株主からの付託を受けて企業価値最大化に向けて経営を担うべき当社取締役会が、筆頭株主含めた一般株主の要請と真摯に向き合うことを忌避し、本質的な企業価値向上を蔑ろにした経営を継続していると認識するに至っております。このようなガバナンス欠如の最大の要因は、当社がMBOを実施して以降の約25年間にわたり、企業価値を充分に創出できていないにも拘わらず実権を掌握し続けていると思われる渡辺雅夫取締役相談役(以下、「渡辺取締役相談役」といいます。)の存在及び、限定的な出身母体から継続的に登用されることで、モニタリング機能を適切に発揮することが困難な環境におかれた、当社独特の、社外取締役を含む取締役会構造にあると考えております。
そういった状況にも拘わらず、当社は本年度株主総会で、渡辺取締役相談役の再任と共に、その実効支配をさらに強化する可能性のある業務執行取締役への大幅な権限委任を企図したものとみられる監査等委員会設置会社への移行を上程し、これまでの延長線上と見られる役員構成を堅持しており、長期にわたる企業価値低迷への反省が見られないばかりか、株主の正当な声から耳を塞ぎ、第二の創業者という御旗の下で渡辺取締役相談役を神格化し、抜本的な変革の機会を自ら放棄しています。
私どもは、当社の業績が長期低迷する中、これまで、その場しのぎの対症療法を小出しに行い、抜本的な決断・改革を徒に先延ばしにしてきた当社の態度は、株主共同の利益に反するのみならず、当社が長年有してきた事業の競合優位性や付加価値を減殺するもので、顧客取引や貴重な従業員の皆様の人生を含めたステークホルダー全体の不利益へと繋がるものであると考えております。
株主の皆様におかれましては、株主共同の利益を向上、最大化する観点から、私どもの提案にご賛同いただき、また、会社提案の監査等委員会設置会社への移行の定款変更議案、及び役員選任議案についても、「当社の企業価値の向上に本質的に資するかどうか」、冷静なご判断にて株主権(議決権)の行使をお願い申し上げます。
(ご参考)
2025年5月21日 日本高純度化学に対する筆頭株主としての株主提案の実施について
以上
※なお、今回の資料等の公開については、特定の有価証券の取得の申込みの勧誘若しくは売買の推奨又は投資、法務、税務、会計その他いかなる事項に関する助言を行うものではありません。
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