SDAは、microSDカード誕生20周年を記念し、植樹のための寄付を行い、女性の活躍を応援しています。また、消費者の利便性、満足、幸福のための技術の進化に貢献するイノベーションのあり方を最大限尊重しています。
カリフォルニア州サンラモン発--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --SDアソシエーション(SDA)は、最初の製品が2000年に発売されて以来、全世界の数十億人の生活を様々な形で発展させてきたSDメモリーカードの誕生25周年を記念します。SDメモリーカードとmicroSDメモリーカードは、25年に及ぶ歴史を通じて大容量ストレージと超高速通信を実現し、業界のニーズに応えてきました。その結果、これまでの販売枚数は120億枚を超えています。SDメモリーカードは、今なお一般消費者向け電子機器で最も多く使用されているリムーバブルストレージカードです。


また、SDAは今年、microSDという画期的なメモリーカードが誕生してから20周年というもう一つの重要な節目を記念します。microSDメモリーカードは高性能で人気の高いストレージの一つであるため、数十億台に及ぶ携帯電話におけるストレージ拡張機能の最初のオプションとなっており、モバイル業界の変革を支えるという重要な役割を果たしてきました。セルフィー(自撮り)、写真撮影、音楽と動画の視聴はいずれも、SDアソシエーションが推進してきたイノベーションによって可能となりました。例えば、世界で最も人気のある動画ストリーミングサービスからコンテンツをダウンロードして楽しんだり、ゲームを保存したり、カード内のアプリを直接実行したり、製品の効率的なメモリー拡張手段として使用したりするなど、SDメモリーカードは現在、一般消費者向けおよび産業用の製品において重要な役割を担っています。
SDAは、全世界のSDテクノロジー顧客が過去25年にわたって寄せてきたSDカードへの全幅の信頼に敬意を表するため、気候変動対策と地球環境改善への一助として、植樹活動に取り組む非営利団体One Tree PlantedとMORINOプロジェクトに寄付を行いました。この寄付は、全世界で2万5,000本の植樹を行うために使用されます。さらにSDAは、アフリカの女性の活躍を促進するAudiopedia Foundationの取り組みを支援するため、同財団に2万5,000ドルを寄付しました。この取り組みでは、オーディオコンテンツをmicroSDメモリーカードにプリロードし、誰もが手にすることができる携帯電話を支援ツールとして使用できるようにします。参加者がこの支援ツールを使うことで、それまで孤立していたコミュニティを健康と金融、そして教育に関する情報交換の接続ハブへと変え、女性の活躍を支えます。
最先端のゲーム機や携帯型ゲーム機の一部は、ストレージ拡張手段としてSDメモリーカードを採用しています。プレイヤーは、このストレージ機能を使用することによりデバイスを簡単にアップグレードして、自分が気に入っているデジタルゲームをすべて保存したり、自らのユーザー体験を最適化したりすることができます。
SDアソシエーション会長のヨシ・ピント氏は次のように述べています。「約800社のSDアソシエーション会員のご尽力とビジョンにより、SDメモリーカードは現在も変わらず手軽で便利な存在であり、私たちはいつでもデバイスのストレージをアップグレードすることができます。SD規格は、技術の進歩、そしてより高速なデータアクセスと大容量を必要とする市場のニーズに合わせて進化し続けてきた実績のあるストレージソリューションであり、SDメモリーカードは、製品メーカーのイノベーションとユーザー体験の向上に貢献し続けます」。
進歩とイノベーション:SDメモリーカードの現在
2000年に販売された最初のSDメモリーカードのストレージ容量はわずか8メガバイト。現在のSDUCまたはmicroSDUCメモリーカードの容量はその約5,000倍の4テラバイトに到達
最新のSD Express仕様により、メモリーカードのデータ転送速度は12.5 MB/秒から300倍向上し、約4 GB/秒に到達
差し込むだけで使える利便性の高い下位互換性サポートを維持
SDアソシエーションのプレジデントである坂本広幸氏は次のように述べています。「SD規格が消費者と企業の双方にとって幅広い製品と用途における魅力的なストレージ手段であり続けるため、SDアソシエーションは全力で取り組んでいます。世界で生成されるデータ量は2028年までに394ゼタバイトに達すると予測されていることから、SDメモリーカードは今後も様々なアプリケーションやデバイスにおける重要で費用対効果の高いストレージ手段であり続けると予想しています」。
SD規格は、25年前には想像もできなかった独自のストレージ要件を持つ新しいアプリケーションの実現を可能にしています。仮想現実(VR)/拡張現実(AR)、ドローン、ゲーム機、医療機器、全方位カメラ、自然観察、モノのインターネット(IoT)、エッジコンピューティング、宇宙探査の分野では、SDカードへの依存がますます進んでいます。人工知能(AI)の発展に伴ってデバイスにおけるストレージへのニーズはさらに高まり、SSDレベルの性能と機能を備えたSD Expressメモリーカードが必要になると予想されます。
SDアソシエーション
SDアソシエーションは、相互運用性があるSD規格の策定に取り組む約800社のテクノロジー企業が連携協調する世界的エコシステムです。SDアソシエーションは、市場をリードするSD技術を利用した家電、ワイヤレス通信機器、デジタルイメージング機器、産業機器およびネットワーキング製品の開発を促進しています。SDは消費者に最も支持されているストレージ規格であり、信頼性の高い相互運用性と使いやすいフォーマットにより、メモリーカード市場で80%を超えるシェアを獲得しています。現在、SD規格の相互運用性は、スマートフォン、タブレット端末、ドローン、IoTデバイス、高精細テレビ、オーディオプレーヤー、自動車システム、コンピューター、デジタルカメラ、およびさまざまな産業用途で活用されています。SDアソシエーションまたはSDアソシエーションへの加盟方法に関する詳細につきましては、SDアソシエーションのウェブサイト(https://www.sdcard.org)をご覧ください。
SDのロゴはSD-3C LLCの登録商標です。
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