グローバルリーダーであるビザが、信頼のブランドと強力なネットワークを活かし、新技術による決済を可能に
柔軟性・セキュリティ・受容性を高める新たなイノベーションと提携を開始
サンフランシスコ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --コマースの未来が、「ビザ・グローバル・プロダクト・ドロップ」において披露されました。AIを活用した先進技術により、消費者はAIを使って商品を見つけ、購入できるようになります。また、新たな戦略的パートナーシップや製品イノベーションも紹介されました。


「新しい決済手段が登場するたび、それは常に稼働し、安全で、セキュアで、拡張性があり、そして絶えず革新を続けるネットワーク上で動作する必要があります」と、ビザのCEOであるライアン・マキナニーは述べています。「私たちは、長年にわたる専門知識とネットワークの力を活かし、商取引を変革し、AIを活用した決済に信頼と安心をもたらす新製品とソリューションを提供していきます。」
プロダクト・ロードマップ
ビザはグローバル・プロダクト・ドロップで、AIとデジタル・コマースの融合が、消費者の商品やサービスを発見し購入する方法に大きな変化をもたらすことを紹介しました。近い将来、消費者はAIエージェントにブラウジング、選定、購入、管理を委ねるようになるでしょう。そのためには、エージェントがユーザーのみならず、銀行や販売者からも決済に関して信頼を得る必要があります。ビザは、AIプラットフォームやテック企業、銀行、フィンテック、加盟店など、あらゆるパートナーにビザのネットワークへのシンプルなアクセス方法を提供することで、このAIコマースに信頼をもたらします。これは、シームレスで安全なデジタル決済を通じて、より多くの買い手と売り手をつなぐビザの取り組みの次のステップです。
ビザは本発表の目玉として、「Visa Intelligent Commerce(ビザ・インテリジェント・コマース)」を紹介しました。これは、次世代の真のAIコマースを構築する開発者やエンジニアにビザの決済ネットワークを開放する画期的な取り組みです。ビザはまた、より多くの人々と地域にリーチするための新たなステーブルコイン パートナーシップも発表しました。加えて、「Flex Credential(フレックス・クレデンシャル)」プラットフォームの拡張や、より多様な決済方法を提供する新製品・サービスも紹介されました。
こうした革新により、コマースと資金の流れは次のステージへと進化します。
Visa Intelligent Commerce:新時代の到来
過去25年間にわたり、ビザのネットワークは3.3兆件の取引を処理してきました。ビザは今日の物理的およびデジタルコマースにおけるインフラ、標準、機能を、AIコマースにも拡張しようとしています。まもなく、消費者はAIプラットフォーム上でAIエージェントに、現在48億件存在するビザ認証情報を使用させ、世界中の1億5000万超の加盟店で、あらゆる決済を行うことができるようになります。
「これまでビザは、詐欺対策のためにAIを活用し、消費者を守ってきました。これからは、AIを活用して消費者を支援し、デジタル・コマースをよりパーソナルで、関連性が高く、魅力的なものへと根本から変えていきます」と、マキナニーは付け加えました。「AIコマースを実現するには、決済が重要な鍵を握っています。決済なくして商取引は成立しません。これこそが、ビザが提供する専門性と信頼なのです。」
AIコマースを、求められるスピードと規模で推進するために、ビザは消費者や販売者が日々利用するAIプラットフォームやブランドとの連携を進めています。具体的には、Anthropic、IBM、マイクロソフト、Mistral AI、OpenAI、Perplexity、Stripe、サムスンなどが含まれます。
ビザのチーフ・プロダクト&ストラテジー・オフィサーであるジャック・フォレステルは次のように述べています。「私たちは、AIエージェントがコマースにおいて果たす役割に大きな可能性を感じています。食料品の注文のような日常的な作業から、入手困難なレストランの予約やコンサートチケットの確保といった、より洗練された検索や意思決定まで、あらゆる場面のコマースを支えるようになります。これは、消費者体験にさらなる魔法と利便性をもたらし、私たちの買い物や購入方法のあり方を根本から変えることになるでしょう。」
新製品・技術革新と新たな機能:
ビザは、ネットワークのリーチをさらに広げ、安全でシームレスな決済体験を提供するための新たな機能やサービスへの投資を継続しています。
ステーブルコインの活用拡大:ビザは過去5年以上にわたり暗号資産取引を支援しており、現在、ステーブルコインとリンクしたカード、決済処理、プログラマブルマネーにより、ステーブルコインの用途をさらに拡大しています。Stripe傘下のBridgeは、フィンテック開発者が単一のAPI統合を通じてステーブルコインにリンクしたビザカードを複数国で利用できるようにする新しいカード商品をビザと共同で開発しています。
フレックス・クレデンシャルの機能拡張:ビザは昨年、デビット、クレジット、「今すぐ購入・後払い」などの複数の支払手段をシームレスに切り替えられる次世代カード「フレックス・クレデンシャル」を発表しました。現在、世界中で数百万人がこのカードを利用しており、ビザは今後、信用枠や投資口座、リワード、法人カードなどの新たな用途にも展開を計画しています。
ビザは今回、Klarnaとの提携により、米国市場でフレックス・クレデンシャルを導入します。また、ヨーロッパでは初めて、デビットカードから「今すぐ購入・後払い」への切り替えを可能にするユースケースを提供し、消費者により柔軟な支払い方法をもたらします。詳細は年内に発表予定です。
より多くの決済方法を導入:ビザはまた、消費者、加盟店、パートナーが世界中でより多様な支払い・受け取り方法を利用できるようにすることも発表しています。
「Visa Pay」は、あらゆる参加ウォレットを、国内外・店頭・オンラインを問わず、ビザ加盟店に接続する新サービスです。アジア、ヨーロッパ、ラテンアメリカの一部市場でベータ版が提供される予定です。
「Visa Accept」は、小規模販売者がNFC対応スマートフォンを使って、わずか数クリックでビザのデビットカードに「支払いを受け取る」ことができる新ソリューションです。これにより、1枚のカードで数十億件の認証情報へのアクセスが可能となります。Visa Acceptは、7月よりビザのベータパートナー向けに提供開始され、まずはラテンアメリカおよびアジアで展開されます。
ビザについて
ビザ(NYSE:V)は、電子決済の世界的リーダーとして、世界200以上の国と地域における決済取引によって消費者、加盟店、金融機関や政府機関をつないでいます。ビザのミッションは、最も革新的で、利便性・信頼性・安全性に優れた決済ネットワークを通じて世界をつなぎ、個人・企業・経済の繁栄に貢献することです。私たちは、世界中のすべての人にとっての包括的な経済こそが、世界中の人々の生活を向上させ、経済へのアクセスが決済の未来へつながると信じています。詳しくはVisa.comをご覧ください。
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