ロサンゼルス--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） --南カリフォルニア建築大学（SCI-Arc）は、ウィンカ・ダベルダム教授が次期ディレクター兼最高経営責任者（CEO）に就任することを発表しました。世界的に著名なオランダ出身の建築家であり、教育者、そしてデザイン・イノベーションのリーダーであるウィンカ氏は、2025年9月1日付で正式に就任予定です。
ダベルダム氏は、30年以上にわたり建築実務と教育の最前線で活躍してきました。これまでペンシルベニア大学スチュアート・ワイツマン・スクール・オブ・デザインで建築学部の教授を務め、同校で10年間（2013〜2023年）学部長を歴任。また、それ以前の10年間（2003〜2013年）には、同校のポスト・プロフェッショナル・アーキテクチャー・プログラムを立ち上げ、国際的な学生に向けて、先進的なデザインスキルや理論、技術知識を提供し、建築分野における生産的かつ革新的なキャリアの構築を支援してきました。
またダベルダム氏は、ニューヨーク、アムステルダム、杭州に拠点を持つ受賞歴多数の建築事務所「Archi-Tectonics」の創設者兼代表でもあります。ハイブリッドなサステナブル素材、スマートな建築システム、そして洗練された革新的な構造設計に定評があり、これまでに4冊のモノグラフ（作品集）が出版され、今秋には5冊目となる「Monsters and Mutants」（Park Books刊／スイス）も発売予定です。
ダベルダム氏は今回の就任について、次のようにコメントしています。「「SCI-Arcは長年にわたり、ラディカルな実験精神の象徴であり続けてきました。このたび、そのような建築の可能性を絶えず再定義し続けるコミュニティに加われることを大変光栄に思います。これまでの革新的な伝統を引き継ぎ、学生や教員が未来のデザインに挑戦できる新たな機会を創出していきたいと考えています」
今回の任命は、SCI-Arcが掲げるデザインの卓越性、批判的思考、そしてグローバルな建築教育のリーダーシップに対する揺るぎないコミットメントを反映しています。ダベルダム氏の豊かな経験と未来志向のビジョンは、SCI-Arcの進化における新たな一歩となるでしょう。
未来への展望とともに、SCI-Arcは、過去10年間にわたり変革的なリーダーシップを発揮してきたエルナン・ディアス・アロンソ前ディレクターに深い感謝の意を表します。在任中、アロンソ氏はグローバルなネットワーク拡大、研究体制の強化、そしてデジタル時代に適応した建築教育の再構築を実現しました。
アロンソ氏は次のように述べています。「SCI-Arcは常に未来志向であり、慣習に挑戦し、リスクを取り、新たな建築の未来を想像する場です。次の章に向けて私も大いに期待しており、ウィンカがこの素晴らしい学校を導いていくことを確信しています。彼女はSCI-Arcの長年の友人でもあり、そのビジョン、クリエイティビティ、そしてグローバルな視点は、私たちの精神と深く共鳴しています。この精神は決して個人のものではなく、共に築き上げるアイデアそのものなのです」
ウィンカ・ダベルダム氏のリーダーシップのもと、SCI-Arcはさらに好奇心、批判的探究心、そして建築が果たすべき未来の役割に向けた挑戦を推進していきます。
SCI-Arcについて
南カリフォルニア建築大学（SCI-Arc）は、建築における革新と実験精神の中心地として、世界的に高く評価されています。ロサンゼルスのアートディストリクトに位置する同校では、学士課程、修士課程、さらに大学院課程を通じて、次世代の建築環境を再構築する力を育む教育を行っています。1972年に設立されたSCI-Arcは、独立した精神、先進的な教育アプローチ、そして世界的な影響力を特徴としています。教員や卒業生の多くは、世界で最も影響力のあるデザイナーとして、批判的思考、技術革新、クリエイティブな実践を通じて、建築と文化の未来を形づくっています。
詳しくは、公式ウェブサイト（sciarc.edu）をご覧ください。
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