UfiSpaceスイッチに高性能でロスレスなネットワークファブリックを提供、モデルトレーニング向けGPUのパフォーマンスを最大化
スペイン、バルセロナ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --ハイパースケール・ネットワーキング・ソフトウェア企業であり、コア、エッジ、マルチクラウドルーティングとスイッチングのリーダーであるArrcus, Inc.(以下、アーカス)は、LINEヤフー株式会社(以下、LINEヤフー)の子会社であるActapio, Inc.(以下、Actapio)に最先端のネットワーキングインフラを提供し、AIクラスターの構築を支援したと発表しました。
アーカスのACE-AIソリューションと、BroadcomのTomahawk 5スイッチングシリコンを搭載するUfiSpaceのオープン・ネットワーキング・ハードウェアを利用することで、ActapioはNvidiaのGPU上で大規模言語モデル(LLM)をこれまでにない効率でトレーニングおよび展開できるようになり、LINEヤフーの多くのユーザーに対する体験を向上させます。
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アーカスの会長兼CEOであるシェイカー・アイヤー(Shekar Ayyar)は次のように述べています。
「弊社のACE-AIソリューションを通じてActapioのAIインフラにおける革新を支援できることを嬉しく思います。この展開は、現代のAIワークロードの複雑なニーズに対応するためのアーカスの最先端ネットワーキングソリューションの力を示しています。これにより、企業は新たなパフォーマンスと効率の限界レベルを解放することができます」
LLM機能をサポートするため、Actapioは大規模なデータセットを長時間のトレーニングサイクルで処理できる堅牢なGPUクラスターが必要でした。25〜50Gbpsのインターフェースを持つHadoopベースのサーバーアプリケーションから、100〜400GbpsのインターコネクトによるNvidia GPUサーバーへの移行は、ネットワークのボトルネック、電力消費の最適化、運用コストの最小化などの課題を生み出しました。アーカスのACE-AIネットワーキングソリューションは、GPUクラスターと分散コンピューティングリソースを最適化する新たなアプローチを提供し、エッジからコア、マルチクラウドにわたるインフラのシームレスな統合を実現しました。
アーカスのACE-AIソリューションの主な特長は以下の通りです。
BroadcomのTomahawk 5シリコンをベースとしたロスレスイーサネット(RoCEv2、PFC、ECN、動的負荷分散)をサポート
単一チップで51.2Tb/秒のノンブロッキングをサポート
Leaf / Spine Closファブリックにより、GPUサーバーを512 x 400Gポート、あるいはそれ以上まで容易に接続可能
オープンネットワーキングを実現するUfiSpaceのプラットフォーム(S9321-64E)
インテリジェントな輻輳制御と低遅延により、レジリエンシー、可用性、可視性を確保
世界中の大手企業やサービスプロバイダーに採用されているオープンでクラウドネイティブなプログラム可能なソフトウェア
クローズドループ自動化のための可観測性を持つオープンインターフェースと標準ベースのAPI
運用効率と自動化を通じて40%以上のTCO削減を実現
多様なシリコンベンダー、ODM、フォームファクターをサポートし、ベンダーロックインを排除
Actapioの代表取締役社長である松谷憲文氏は次のように述べています。
「Actapioでは、ユーザーにシームレスでパーソナライズされた体験を提供することが私たちの使命です。アーカスのACE-AIソリューションを活用することで、私たちは大規模なAIワークロードの効率と拡張性への厳しい要求に応えるためにインフラを変革しました。このコラボレーションにより、私たちはより迅速に革新を進め、LINEヤフーの多くのユーザーに提供するサービスを引き続き向上させることができます」
これらの先進的な機能を活用することで、Actapioはネットワーキングインフラを革命的に変革し、高性能でありながら合理的かつ効率的な環境を創出しました。このコラボレーションにより、以下のような顕著な成果が得られました。
帯域幅を2倍、スイッチ台数を6分の1に削減:BroadcomのTomahawk 5 800Gインターコネクトにより、既存のハードウェアと比較してパフォーマンスを倍増、スイッチ台数を削減
無駄なく合理化された運用:オーバーヘッドの最小化、エラーの削減、管理の簡素化によりTCOを削減
コンパクトで効率的なプラットフォーム:シャーシ、光モジュール、ケーブル数の削減により初期投資コストを抑制し、故障率の低下や電力消費も削減
Broadcomのコアスイッチンググループのシニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーであるラム・ベラガ(Ram Velaga)氏は次のように述べています。
「BroadcomのTomahawk 5シリコンは、Actapioの次世代GPUクラスターのための堅牢な基盤を提供し、高度なAIワークロードに必要なパフォーマンスと帯域幅を提供します。私たちは、アーカスとともに、企業がAIのパフォーマンスと効率の限界を押し広げることを可能にする技術で、この革新的なパートナーシップをサポートできることを嬉しく思います」
UfiSpaceのCEOであるヴィンセント・ホー(Vincent Ho)氏は次のように述べています。
「UfiSpaceは、ActapioのAIクラスターを強化する高性能なオープンネットワーキングハードウェアを提供することで、この変革的なパートナーシップに貢献できることを誇りに思います。アーカスとのコラボレーションは、AIネットワーキングにおける比類ないスケーラビリティと柔軟性を実現するオープンソリューションの可能性を示しています」
アーカスのACE-AIソリューションを採用することで、Actapioは現代のAIネットワーキングの複雑さに対処するだけでなく、AIインフラにおける効率と拡張性の新しい基準を設定しました。このパートナーシップは、革新を促進し、企業に卓越した価値を提供する変革的な技術ソリューションを実現するというアーカスのコミットメントを強調するものです。
【ご参考情報】
Arrcus, Inc.について
Arrcus, Inc.(アーカス、本社:米カリフォルニア州サンノゼ、CEO:シェイカー・アイヤー)は、企業が卓越した拡張性、性能、信頼性を実現するネットワーキング・ソフトウェア・ソリューションを提供する主要プロバイダーです。アーカスは、従来のモノリシックシステムの世界から脱却し、より柔軟性があり、効率的で、拡張性の高いアプローチを現代のネットワーキングに取り入れることで、企業に革新的でアジャイル、コスト効率に優れた製品を提供し、業界を変革しています。
アーカスには、ネットワーキング製品の開発と提供において比類ない実績のある世界でもトップクラスの技術者、業界の思想的リーダー、経営陣、戦略的パートナー、一流のベンチャーキャピタリストが参画しています。詳細は、www.arrcus.jpおよび弊社LinkedIn、Twitter/Xをご覧ください。
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