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ASP Japan合同会社による軟性内視鏡ブラシレス自動予備洗浄システム『AquaTYPHOON™』と軟性内視鏡乾燥保管システム『PlasmaTYPHOON™+』の受注と販売開始のお知らせ


ASP Japan合同会社は、PENTAX Medicalとの協力により、軟性内視鏡用の『AquaTYPHOON™』と『PlasmaTYPHOON™+』という新しい自動洗浄・乾燥保管システムを2025年に日本で初めて販売開始します。このシステムは、内視鏡の洗浄から乾燥、保管までを自動で行うことで作業の効率化と品質の向上を目指しています。『AquaTYPHOON™』は、手作業を軽減し高い洗浄効果を提供する一方、消耗品の削減にも貢献します。『PlasmaTYPHOON™+』の乾燥保管システムはわずか数分で確実な乾燥を実現し、内視鏡間での交差感染リスクを低減します。これにより、医療の安全性を高めるとともに、医療従事者の洗浄作業のばらつきを減少させます。ASP Japanはこれらの製品を通じて、内視鏡のリプロセスにおける課題を解決し、次世代の医療サポートを推進します。

東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --2025年1月22日、ASP Japan合同会社(以下、ASP Japan)はHOYAグループPENTAX Europe GmbH(以下、PENTAX Medical)と、軟性内視鏡ブラシレス自動予備洗浄システム『AquaTYPHOON™』及び軟性内視鏡乾燥保管システム『PlasmaTYPHOON™+』(製造業者:PlasmaBiotics SAS)の日本市場における独占的販売契約締結に合意したことを2024年5月27日に発表し、以降、両製品の本邦での販売準備を進めて参りました。この度、2025年1月22日より両製品の受注と販売を開始します。






新製品の概要について


内視鏡を繰り返し使用するためのリプロセス(予備洗浄から乾燥と保管の工程)で両製品が活用されることが想定されています。『AquaTYPHOON™』は自動で内視鏡のリークテストを行ったのち、各チャネル内の予備洗浄をブラシ/洗剤なしで2~7分で行うことを可能とします。高い洗浄効果をもたらすだけでなく、消耗品削減や手作業による洗浄のばらつきの低減に寄与します。また、『PlasmaTYPHOON™+』はわずか1~3分で管路内を乾燥させ、5秒で専用の『PlasmaBAG™』へ保管が可能です。確実な乾燥効果と共に、『PlasmaBAG™』の使用により、洗浄消毒後のきれいな状態を長期間保つことができ、軟性内視鏡間での交差感染リスクの低減が期待されます。


内視鏡のリプロセスの課題とは


ASP Japanは2024年末に内視鏡のリプロセスに関わる医療従事者132名(医師32名、看護師50名、臨床工学技士50名)を対象にアンケート調査を実施しました。このアンケート調査の結果から、『AquaTYPHOON™』が活用される「予備洗浄」の工程では、「だれが作業しても同じ品質の洗浄をすることができる」「洗浄する作業者への二次感染などを抑制することができる」が、重要度が高く満足度が低い「重点改善項目」として医療従事者が認識していることが明らかになっています。また、『PlasmaTYPHOON™+』が活用される「乾燥・保管」の工程では「重点改善項目」が「適切に乾燥ができている」となります。両新製品は、これらの課題項目を解決できる利点を製品特長として多く有しています。ASP Japanとしては今回のアンケート結果で明らかになった課題点に対する支援を両新製品と共に展開して参ります。


今後の展望


両新製品は発売開始を前に既に関連する医療従事者へのプロモーション活動が開始されています。2024年11月に大阪で行われた日本消化器内視鏡技師会第一回ブラッシュアップセミナーの講演では、既に本製品『AquaTYPHOON™』を臨床評価された志賀拓也氏(NTT東日本関東病院 消化管内科内視鏡部所属)から、「本邦の内視鏡洗浄は高い水準で行われているが、まだ改善の余地が残っている状況。特に、用手洗浄(予備洗浄)は人が行うことから作業効果のばらつきの原因になり得る。将来は高い洗浄効果を持つAquaTYPHOON™のようなデバイスが均てん化された洗浄を実現することが期待できる。」と評価いただくなど、内視鏡のリプロセスに関わる医療従事者の方々から高い関心と期待が寄せられています。


ASP Japanは、『AquaTYPHOON™』と『PlasmaTYPHOON™+』の新たな提案と共に従来から提供している内視鏡洗浄消毒器 『エンドクレンズ™シリーズ』と共に、新しい内視鏡のリプロセス-Advanced Endoscopy Reprocessを更なる医療の安全性に貢献すべく提案していきます。


ASP Japan合同会社について


ASP Japan合同会社は、1987年に米国で設立され、世界42か国でビジネスを展開するグローバル企業であるAdvanced Sterilization Products社(ASP社)の日本法人です。


ASP社は「患者様の最も大事な瞬間に、患者様を守ること」をミッションに掲げ、医療器材を介した感染から患者様を守るため「滅菌領域」と「洗浄・消毒領域」の両分野で、長年にわたり高品質な製品・サービスを提供し続けております。


手術に用いる医療器材には感染の元となる微生物が付着していてはなりません。滅菌領域では、過酸化水素とプラズマを組み合わせた独自の技術を用いた、安全に短時間で微生物を殺滅するステラッド™滅菌装置を30年以上にわたり提供しております。昨年から、病院で使用される蒸気滅菌装置やエチレンオキサイドガス滅菌装置の滅菌モニタリング製品を販売し、医療現場で滅菌をする幅広い器材の質保証に貢献できる体制が整いました。


洗浄・消毒領域では、増加する内視鏡検査に焦点を当て、複雑な構造の内視鏡をきれいに洗浄するための洗浄剤や、有害な微生物を殺菌するための消毒剤(ディスオーパ™消毒液0.55%)に加え、これら洗浄消毒の作業を自動化する内視鏡洗浄消毒装置(エンドクレンズ™)を、20年以上にわたり病院やクリニックに提供しております。


この度、ASP Japanの製品ポートフォリオに、『AquaTYPHOON™』と『PlasmaTYPHOON™+』を加えることにより、『AquaTYPHOON™』による質の高い予備洗浄を行った内視鏡を、『エンドクレンズ™シリーズ』と『ディスオーパ™消毒液0.55%』で洗浄消毒し、『PlasmaTYPHOON™+』を用いて管腔内を乾燥しPlasmaBAG™に保管するという、質の高い一貫した内視鏡のリプロセスを提供できるようになります。


HOYA株式会社PENTAXライフケア事業部(PENTAX Medical)について


PENTAXライフケア事業部(PENTAX Medical)は、HOYA株式会社の医療用内視鏡を扱う事業部です。高い品質、医療ニーズに応えるイノベーション、そしてシンプルさを追求した最良の内視鏡製品群とサービスを提供することで、患者さまのケアと医療の生産性向上に寄与することをミッションとしています。最先端の研究開発と生産技術を通じ、当事業部はPENTAX Medical のブランド名で内視鏡システムとソリューションを世界の医療機関に提供しています。日本のグローバル本部に加え、世界各地に研究開発、製造、販売、サービスの拠点を擁しています。PENTAX MedicalはTriple Aim programを掲げ、医療従事者の皆さまによりよい医療に繋がるソリューションをお届けできるよう努めております。第一に、スクリーニング、診断から治療までの一連の流れにおいて、医師から患者さまにより優れた治療成果をお届け頂けるよう、ニーズの高い領域に対してエビデンスに基づくソリューションを提供すること、第二に、医療機関のコストと効率の改善に貢献すること、第三に、医療チームから患者さまに最善のケアをご提供頂けるよう支援すること。以上三つの目的を達成すべく、製品の開発、製造、供給とカスタマーサポートに日々努めております。医療における成果に着目し、医療コミュニティと患者さまの声に耳を傾けて日々の課題を理解し、スマートなイノベーションで内視鏡検査の改善を支援します。


詳しくはウェブサイトをご覧ください。https://www.pentaxmedical.com(英語)


PlasmaBiotics SAS について


PlasmaBioticsは2011年にフランスのパリにて創業し、病院の軟性内視鏡リプロセスにおけるバクテリア交差感染リスクの低減と効率向上を目指してPlasmaTYPHOON™+とPlasmaBAG™を開発しました。2018年にHOYAグループPENTAX Medicalの一員となり、軟性内視鏡リプロセスの質および効率の更なる向上に貢献するソリューションを提供しています。詳細はウェブサイト(英語)をご覧くださいhttps://www.plasmabiotics.com.


HOYA株式会社について


1941年創業、ヘルスケアや医療関連製品を扱う「ライフケア」と、情報化社会を支える精密部材などを扱う「情報通信」の2つの事業分野を展開しています。 ライフケア分野では、メガネレンズ、コンタクトレンズおよび眼内レンズ、内視鏡や人工骨、外科処置や洗浄を行う各種医療機器を展開しています。情報通信分野では、半導体およびLCD/OLED パネルの製造工程で使用されるフォトマスクやブランクス、クラウドストレージにおいて重要なHDD 向けのガラス基板、カメラ用の光学レンズ、音声合成や各種ソフトウェアを展開しています。現在、世界150か所以上の拠点において、多様な国籍の従業員が37,000人以上在籍しています。詳細は、https://www.hoya.comをご覧ください。


Contacts


ASP Japan合同会社 代表電話 03-6712-1011

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