新機能により高スループット単一細胞実験の性能が向上
シアトル--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --手軽かつスケーラブルなシングルセル・シーケンシング・ソリューションの大手であるパース・バイオサイエンシズは、Evercode™ WT Mega Kitの機能を大幅に拡張したことを発表しました。研究者は1回の実験で最大384サンプルと100万個の細胞を解析できるようになり、高スループット研究の新たな可能性を切り拓きます。
単一細胞技術は着実に進化してきたものの、依然として多くの技術で、大量の細胞やサンプルを同時に扱う際の制約を受けています。しかし、これらの機能は、スケーラビリティと精度を求められるハイスループット薬剤スクリーニング、遺伝子スクリーニング、時間経過実験においてまさに研究者が必要としているものです。Evercode WT Mega Kitの拡張された機能により、科学者は1回の実験で384サンプルにわたる100万個の細胞をスクリーニングできるようになり、作業プロセスが効率化され、新たな発見を可能にします。
この新機能は、Evercode™ Low Input Fixationと組み合わせることでさらに強化され、1サンプルあたりの細胞数が限られている研究者により多くの利点をもたらします。この組み合わせは、希少または貴重なサンプルタイプに特に有益であり、サンプル量が少なくても複数の条件や複製品の頑強なテストを実施することができます。
パース・バイオサイエンシズの共同創設者兼最高技術責任者(CTO)であるチャーリー・ロコは、次のように述べています。「この機能を研究コミュニティーに提供でき、大変嬉しく思います。当社は、このような多くのサンプルと細胞を同時に解析できるようにすることで、科学者たちが新たな可能性を探求し、薬剤発見や機能ゲノミクスなどの分野における進展の加速のために必要なツールを提供しています。」
パース・バイオサイエンシズについて
パース・バイオサイエンシズは、人々の健康と科学研究の進歩を加速させることを使命として世界的に活動するライフサイエンス企業です。研究者が、今までにない規模と容易さでシングルセル・シーケンシングを行えるよう支援しています。その先駆的なアプローチが、がん治療、組織の修復、幹細胞治療、腎臓および肝臓疾患、脳の発達、免疫システムといった分野での画期的な発見を可能にしています。
パースは、共同設立者であるアレックス・ローゼンバーグとチャールズ・ロコがワシントン大学で開発した技術を活用し、1億ドルを超える資金を調達し、現在では世界中で2000社を超える顧客をかかえています。拡大を続ける同社の製品ポートフォリオには、Evercode™ Whole Transcriptome、Evercode™ TCR、Evercode™ BCR、Gene Select、データ解析ソリューションであるTrailmaker™などが含まれます。
パース・バイオサイエンシズは最近、シアトルの活気あるサウスレイクユニオン地区で拡張を行い、新本社と最先端の研究所を構えました。詳細情報については、 https://www.parsebiosciences.com/ をご覧ください。
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