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PHC、データ連携を通じて保存・培養機器の稼働状態を一元管理するクラウド型IoTラボ管理ソリューション「LabSVIFT(ラボスイフト)」を2025年2月に発売


PHC株式会社のバイオメディカ事業部は、2025年2月よりクラウド型IoTラボ管理ソリューション「LabSVIFT」を販売開始すると発表しました。LabSVIFTは、超低温フリーザーやCO2インキュベーターなどの保存・培養機器をリアルタイムで一元管理し、医薬品や試料の品質維持、及び研究者の業務効率向上を支援します。このソリューションは、多様な機器の稼働状態を遠隔監視し、手作業による文書作成業務を軽減します。また、新たに導入された「ヘルスチェック機能」により、機器の劣化を診断し、予期せぬ故障を防ぐことができます。PHCは、製薬企業や医療機関に向けて、効率的かつ安心して研究を進められる環境を提供することを目指します。


~医薬品や試料の品質管理強化と研究者の業務効率向上に貢献~

東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --PHC株式会社 バイオメディカ事業部(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中村 伸朗、以下「バイオメディカ事業部」)は、本日、製薬企業及び研究施設・医療機関向けに、超低温フリーザーやCO2インキュベーターなどの保存・培養機器の稼働状態を一元管理するクラウド型IoTラボ管理ソリューション「LabSVIFT(ラボスイフト)(*1)」を2025年2月に販売開始しますので、お知らせいたします。






近年、がんや希少疾病などの治療に用いるスペシャリティ医薬品開発や細胞遺伝子治療をはじめとする新たな治療法の研究が進展しています。GMP(*2)やGDP(*3)ガイドラインに準拠した医薬品のより厳格な品質管理と確実なトレーサビリティの確保が今まで以上に必要とされるなか、試料や検体の保存環境をリアルタイムに把握することで貴重な保存物の損失リスクを低減するとともに、保存環境のデータ管理やエビデンスレポート作成など、研究者の業務負担の軽減が求められています。


「LabSVIFT」は、医薬品や検体の長期保存や細胞培養などに使用する保存・培養機器と接続し、機器の稼働データをリアルタイムにクラウドに連携することで、保存物のより厳格な品質管理と研究者や施設管理者の業務の効率化に貢献するクラウド型ラボ管理ソリューションです。


<本製品の特長>

●1つのプラットフォームで多様な機器の稼働状態を多面的に遠隔監視

「LabSVIFT」は、当社の保存・培養機器だけでなく、他社製品との接続にも柔軟に対応します。当社製品については、デジタル接続によって、庫内の温度モニタリングの他、CO2・O2濃度や扉開閉、遠隔警報の発報・解除、アクセスログなど、機器の多様な稼働情報を取得できます。また、他社製品とはセンサーを介して接続し、温度モニタリングが可能です。これにより、1つの共通プラットフォームで多岐にわたる機器の稼働状態を一元管理でき、パソコンやモバイル端末からそれぞれの専用アプリケーションにアクセスすることで、離れた場所でもリアルタイムに機器のパフォーマンスが確認できます。


機器の「ヘルスチェック」で、機器の保全および保存物の品質管理を強化

当社のIoT対応の冷凍・冷蔵保存機器(*4)との接続では、新たに「ヘルスチェック機能(*5)」を実現しました。これは、機器の運転データなどの測定データをもとに冷却性能の劣化レベルを診断し、機器の稼働状況や処置方法をWebアプリケーション画面に表示する新たなサービスです。予期せぬ機器の故障の発生リスクを低減でき、庫内の保存物の品質管理をさらに強化します。


手作業による文書作成業務の軽減

Webアプリケーションの活用によって、監査証跡や操作ログなどが簡単に抽出できるため、煩雑な書類作成業務の効率化をサポートします。


尚、当社は、今後、「LabSVIFT」の機能拡張を継続的に進めることで利便性のさらなる向上を目指します。   


バイオメディカ事業部は、1966年に薬用保冷庫を国内で発売して以来、保存・培養機器を中心とした幅広い研究・医療支援機器の開発に取り組んでまいりました。このたび発売した「LabSVIFT」は、機器の稼働データの利活用による新たなサービスの提供を通じて、研究者や医療従事者がより安心して効率的に研究や医療活動を進めるための一助となることを目的として開発したものです。


PHC株式会社で取締役及びバイオメディカ事業部長を務める高魚 力は、次のように述べています。「超低温フリーザーやCO2インキュベーターを主力とする当社の研究・医療支援機器は、精緻な温度制御や業界をリードする省エネ性能など高品質なモノづくりと優れた操作性やサービス性などで、お客様よりご評価をいただいております。今回の『LabSVIFT』の発売を機に、当社の機器をインターネットでつなぐIoT化を加速させ、クラウドとのデータ連携を活用したサービスの拡充を図ることで、お客様への新たな価値提供につながることを願っています。当社は、長年培ってきた保存・培養技術にIoT技術を掛け合わせ、研究・医療現場のニーズに応える新たなソリューションの提供を通じて、最先端のライフサイエンス研究とモダリティ(治療手段)の進化への貢献を目指してまいります。」


(*1)URL: www.phchd.com/jp/biomedical/monitoring-system/LabSVIFT
(*2)GMP(Good Manufacturing Practice):製造業者(外国製造業者含む)、および製造販売業者に求められる製造管理・品質管理の基準。

(*3)GDP(Good Distribution Practices):医薬品が、製造工場を出荷した後、患者さんの手元に届くまでの流通過程における品質保証を目的にした基本的な指針。

(*4)超低温フリーザー「MDF-DU703VHS1/503VHS1」

www.phchd.com/jp/biomedical/preservation/ultra-low-freezers/mdf-du703vhs1
www.phchd.com/jp/biomedical/preservation/ultra-low-freezers/mdf-du503vhs1
薬用冷蔵ショーケース「MPR-S1201XH/RXH」

www.phchd.com/jp/biomedical/preservation/pharmaceutical-refrigerators/mpr-s1201xh
www.phchd.com/jp/biomedical/preservation/pharmaceutical-refrigerators/mpr-s1201rxh
今後、IoT対応製品を随時、拡充予定。

(*5)現在、「ヘルスチェック機能」対応機種は、「MDF-DU703VHS1」のみ。近日、超低温フリーザー「MDF-DU503VHS1」にも対応予定。


<PHC株式会社・バイオメディカ事業部について>

1969年に設立されたPHC株式会社は、グローバルヘルスケア企業として事業を展開するPHCホールディングス株式会社(コード番号6523 東証プライム)の日本における事業子会社です。ライフサイエンス事業を担うバイオメディカ事業部では、事業ブランド「PHCbi」を掲げ、超低温フリーザーやCO2インキュベーターをはじめとした研究・医療支援機器及びサービスの提供を通じて、約110の国と地域における研究者と医療従事者への支援に取り組んでいます。

www.phchd.com/jp/biomedical


<PHCホールディングス株式会社について>

PHCホールディングス株式会社(証券コード 6523 東証プライム)は、健康を願うすべての人々に新たな価値を創造し、豊かな社会づくりに貢献することを経営理念とするグローバルヘルスケア企業です。傘下にPHC株式会社やアセンシア ダイアベティスケアホールディングス、エプレディアホールディングス、株式会社LSIメディエンス、ウィーメックス株式会社、メディフォード株式会社などを置き、糖尿病マネジメント、ヘルスケアソリューション、診断・ライフサイエンスの事業領域において、開発、製造、販売、サービスを行っています。2023年度のグループ連結売上収益は3,539億円、世界125以上の国と地域のお客様に製品・サービスをお使いいただいています。PHCグループはPHCホールディングス株式会社とその事業子会社の総称です。

http://www.phchd.com 


Contacts


【お問い合わせ先】

<製品サービスに関する窓口>

PHC株式会社 バイオメディカ事業部マーケティング部  岡田 昌代

電話:080-4816-3259  E-mail:masayo.okada@phchd.com


<IR報道関係窓口>

PHCホールディングス株式会社 IR・広報部 荒井 広子

電話:03-6778-5311  E-mail:phc-pr@gg.phchd.com

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