パリ--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） --規制ニュース：
食品イノベーションをけん引する世界最大の見本市シアル・パリで、シアル・インサイツ2024レポートが発表されました。業界専門企業のカンター、プロテインXTC、サカーナとの協力のもと作成されたこのレポートでは、グローバルでの食品産業の現状を詳しく見ていき、経済的圧力と消費者行動の変遷の最中における主なトレンドと課題を明らかにしています。
生活費の危機に対応
本レポートでは、食料価格の高騰が世界的な消費パターンに著しい影響を及ぼしていることが明らかになりました。過去2年間で食料価格は10%を越えて上昇し、全体的なインフレ率を超すこともしばしばありました。購入量の削減、安価なブランドへの切り替え、割引価格での購入など、消費者は購買習慣を見直すことでこの難局に対応しています。食品産業はこれらの新しい消費者行動に応える供給モデルを採用しながら、持続可能な慣行の維持に努める必要があります。
2024年の主なトレンド：うれしさ、つながり、やさしさ
うれしさ：経済的な問題があるにも関わらず、消費者は食料品を選ぶ際に喜びを求めています。新製品の52%超が、感覚に訴える喜びの提供を目的としています。この特徴は、食品サービスが手頃な嗜好の役割を担っている低所得者世帯層において、特に顕著です。
つながり：食を通じたコミュニティ形成に関する新しい注目に伴い、集団ダイニング体験の重要性が高まっています。30%近くの回答者が共同ダイニングを外食の主な理由に上げていて、伝統的な食事と食材の人気が高まっています。
やさしさ：健康と持続可能性は重要極まりない懸念事項です。加工を最低限に抑えた自然食品のニーズが成長しており、食生活が健康に及ぼす影響について74%の消費者が懸念を示しています。多くの消費者にとって価格障壁が存在するにもかかわらず、オーガニック製品とフェアトレード製品への関心は高まるばかりです。パーソナライズド・ニュートリションも注目を集めており、65%の回答者が健康志向の製品への一層の消費に前向きであることを示しています。
特別レポート：食品産業における技術イノベーション
技術の進歩が食品産業を変革しています。Eコマースは利便性とコスト節約を実現し、フランスではオンライン販売食品が11%の売上増加を記録しました。精密農業と垂直農法がリソース管理と環境への影響に関する課題に対応しています。また本レポートでは、従来の畜産業に対する持続可能な代替手段としての、培養プロテインの将来性について詳しく掘り下げています。
レポート全文のダウンロードと7月31日まで購入可能な前売り券の入手については、シアル・パリのウェブサイトにアクセスしてください。
シアル・パリについて
コムエクスポジアムが主催するシアル・パリは、世界最大の食品産業見本市であり、7500社以上の出展者と40万もの出展製品が集まります。同イベントは世界最大の食品および飲料見本市のネットワークである、シアル・ネットワークの一部です。11の定期的なイベントを通じて、このネットワークには200か国以上から1万7000の出展者と70万人の専門家が集結しています。 次回のシアル・パリは、2024年10月19日～23日まで、パリ・ノール ・ヴィルパント展示会場で開催されます。www.sialparis.com
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