ザムディオ(ビスカヤ県)に位置するこの分離装置は、天然ガス供給網に設置され、5~20%の水素濃度で運用
パラジウム合金膜分離器を使用した最初の設備であり、純度+99%で97%の水素回収率を達成
H2SITEは、高圧レベルで作動する同様のユニットを製造しており、欧州で大規模なプロジェクトを展開
スペイン、ロイウ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --H2SITEは、H2SAREAプロジェクトの枠組みの中で、地域の配電系統運用者(DSO)であるノルテガスのガスネットワークにおいて、H2濃度5%から20%の水素(H2)混合ガスの分離の実現可能性を検証することに成功しました。
天然ガスネットワークへの水素の注入は、既存のインフラを活用し、低炭素で再生可能な純水素を輸送することを可能にするソリューションですが、この水素の適切な分離が、限られたコストで消費地点で行われることが条件となります。
世界中で数百万キロメートルに及ぶ天然ガスの輸送・配給ネットワークは、低炭素エネルギー源への移行に必要な資産です。H2SAREAプロジェクトを通じて、H2SITEは水素と再生可能天然ガスの混合ガスの輸送に適合する流通インフラ構築を実証しました。これにより、膜分離技術を活用して、それぞれが最も付加価値の高いセクターにおいて、両方の純粋な燃料を使用することが可能になります。
「H2SITEが採用するパラジウム膜分離技術により、水素濃度が非常に低い混合ガスから燃料電池用途に適した高純度水素を生産することができます。」と、H2SITEの技術者であるアンドレス・ガルナレスは述べています。「私たちが供給する天然ガスは、既存のユーザーの仕様に適合していることを保証しながら、元のガスの流れにおいて非常に高い純度で97%以上の水素を分離することに成功しました。これには、自動車用のLNG燃料補給ステーションや、水素含有量が特定の限度内であることが要求されるボイラーなどの用途が含まれます。」
H2SITEは、よりクリーンで持続可能なエネルギーマトリックスへの移行に大きく貢献することに専心しており、天然ガスネットワークに先進的な水素ソリューションを導入するというノルテガスのビジョンに合致した事業を進めています。
H2SAREAにおける技術検証のおかげで、H2SITEは低コスト水素輸送ソリューションにおいて大きな一歩を踏み出しました。
H2SITEについて
H2SITEは2020年に設立され、さまざまな原料を水素に変換するための反応器と分離器の独占技術を所有しています。これはアンモニア、メタノール、合成ガスなどに加え、低濃度の気体混合物からの水素の分離も可能で、これは塩の洞窟や地質水素の用途に使用可能です。
( www.h2site.eu/ )
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