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PHCbi、環境負荷低減への貢献を目指した-85℃小型ノンフロン超低温フリーザーを発売 ~研究施設や医療機関のランニングコスト削減と脱炭素社会の実現に貢献~


東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --PHC株式会社 バイオメディカ事業部(本社:東京都港区、代表取締役社長:中村 伸朗、以下 「PHCbi」)は、この度、製薬企業及び研究施設・医療機関向けに、地球環境への負荷低減と省エネルギー性能の向上を追求した-85℃小型ノンフロン超低温フリーザー(品番:MDF-DC102VH-PJ[84L]/DC202VH-PJ[180L])(*1)を発売しましたので、お知らせいたします。






気候変動問題の解決に向けて2015年に採択されたパリ協定の実現を目指し、「2050年カーボンニュートラル」という目標を掲げて世界が取り組みを進めています。二酸化炭素を中心とした温暖化ガスの人為的な排出削減が喫緊の課題であることに加え、世界的な燃料価格の高騰も相まって、高い省エネルギー性能を持つ環境配慮型製品の充実が求められています。


この度発売した「MDF-DC102VH-PJ/DC202VH-PJ」は、創薬やライフサイエンス研究に携わる研究者の貴重な生体試料や医薬品などを効率的に安心して長期保存できるだけでなく、冷媒のノンフロン化と消費電力の抑制を通じて地球環境への負荷低減にも貢献する-85℃小型ノンフロン超低温フリーザーです。エネルギー効率が高い自然冷媒(*2)の採用と冷媒の総充填量を低減する高出力タイプの新型コンプレッサーの搭載によって、従来機種(*3)との比較で最大41%の省エネルギー化(*4)を実現しました。研究施設や医療機関での電力消費を抑制することで、ランニングコスト低減と地球温暖化防止に貢献するとともに、GWP値(地球温暖化係数)の低い自然冷媒の採用により、オゾン層破壊防止にも寄与します。


また、制御可能な温度範囲を従来の-85℃~-60℃から、-85℃~-40℃に拡げたことで、バイオ医薬品等、より幅広いサンプルの冷凍保存が可能となります。さらに、庫内温度や警報履歴など各種運転データをUSBメモリーに転送できるため、保存物の品質管理にも役立ちます。


PHCbiは、1966年に薬用保冷庫を国内で発売して以来、保存培養機器を中心とした幅広いライフサイエンス機器の開発に取り組んでまいりました。この度の新製品は、主力製品の1つであるノンフロン超低温フリーザーのラインアップ拡充を目的とし、PHCグループの中期経営計画「Value Creation Plan(FY22-FY25)」(*5)の実現を推進するものです。


PHC株式会社で代表取締役社長及びバイオメディカ事業部長を務める中村 伸朗は、「当社は、2018年に自然冷媒とインバーターコンプレッサーの採用によって消費電力量を大幅に削減した縦型ノンフロン超低温フリーザー『VIP ECO(*6)』を、2022年にはさらなる省エネルギー化を実現した『VIP ECO SMART(*7)』を発売し、その優れた省エネルギー性能を世界中のお客様からご評価いただいております。mRNA医薬品をはじめとするバイオ医薬品の市場成長に伴い、臨床現場での小型超低温フリーザーの需要拡大が見込まれる中、この度発売した小型ノンフロン超低温フリーザーは、貴重な医薬品や検体の長期保存のみならず、SDGsの実現にも貢献できるものと期待しています。当社は、PHCグループのサステイナビリティにおける取り組み(*8)を踏まえ、より省エネルギー性能に優れた製品の提供を通じて、脱炭素社会の実現に貢献してまいります」と述べています。


(*1) URL:

www.phchd.com/jp/biomedical/preservation/ultra-low-freezers/mdf-dc102vh
www.phchd.com/jp/biomedical/preservation/ultra-low-freezers/mdf-dc202vh
(*2) HC混合冷媒

(*3) MDF-C8Vとの比較

(*4) 容量1リットルあたりの消費電力量比較(60Hzモデル)

(*5) PHCホールディングス株式会社が発表したFY22-FY25の中期経営計画:www.phchd.com/jp/about/vcp
(*6) URL:www.phchd.com/jp/phc/news/2018/0718
(*7) URL:www.phchd.com/jp/phc/news/2022/1212
(*8) PHCグループの「サステイナビリティサイト」:www.phchd.com/jp/sustainability


<PHC株式会社・バイオメディカ事業部について>


1969年に設立されたPHC株式会社は、グローバルヘルスケア企業として事業を展開するPHCホールディングス株式会社(コード番号6523 東証プライム)の日本における事業子会社です。ライフサイエンス事業を担うバイオメディカ事業部では、事業ブランド「PHCbi」を掲げ、超低温フリーザーやCO2インキュベーターをはじめとした研究・医療支援機器及びサービスの提供を通じて、約110の国と地域における科学者と研究者への支援に取り組んでいます。

www.phchd.com/jp/biomedical/about-phcbi


<PHCホールディングス株式会社について>


PHCホールディングス株式会社(証券コード 6523 東証プライム)は、健康を願うすべての人々に新たな価値を創造し、豊かな社会づくりに貢献することを経営理念とするグローバルヘルスケア企業です。傘下にPHC株式会社やアセンシア ダイアベティスケアホールディングス、エプレディアホールディングス、株式会社LSIメディエンス、ウィーメックス株式会社などを持ち、糖尿病マネジメント、ヘルスケアソリューション、診断・ライフサイエンスの事業領域において、開発、製造、販売、サービスを行っています。2022年度の連結売上収益は3,564億円、世界125以上の国と地域のお客様に製品・サービスをお使いいただいています。PHCグループはPHCホールディングス株式会社とその事業子会社の総称です。

www.phchd.com/jp


Contacts


お問い合わせ先
<製品サービスに関する窓口>

PHC株式会社 バイオメディカ事業部マーケティング部

岡田 昌代

電話:080-4816-3259

E-mail:masayo.okada@phchd.com


<IR報道関係窓口>

PHCホールディングス株式会社 IR・広報部

荒井 広子

電話:03-6778-5311

E-mail:phc_pr@gg.phchd.com

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