新しいセキュリティー分析サービスは、脅威インテリジェンスを企業内のさまざまなソースからの相関データと統合し、脅威の可視化、事前対応ハンティング、脅威対応を提供
ロンドン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- ITインフラストラクチャーおよびサービスの世界的主要企業のNTTリミテッドは本日、サイバー回復力の向上による企業の業績目標の達成を支援するマネージド検知・対応(MDR)セキュリティー・サービスの提供開始を発表しました。クラウド・ネイティブで分析主導のこのサービスは、人間と機械の専門能力を先進技術や脅威インテリジェンスと組み合わせ、サイバー攻撃の検出と対応に要する平均時間を短縮します。
MDRサービスは、AI、自動化、脅威インテリジェンスを搭載したマイクロソフトの主要な次世代セキュリティー情報・イベント管理(SIEM)プラットフォームであるMicrosoft Sentinel上に構築されています。Sentinelにより、企業はオンプレミスとマルチクラウド環境の両方で、すべてのユーザー、デバイス、アプリ、インフラストラクチャーにわたってデータを大規模に収集することができます。
このサービスは、分析、機械学習、脅威インテリジェンスを用いて、疑わしい活動を探し出し、誤検知を最小限に抑えます。オーケストレーションと一般的なタスクの自動化が組み込まれているため、企業はインシデントに迅速に対応し、脅威をリモートで隔離することができます。
この最新サービスは、2020年に締結されたNTTとマイクロソフトの複数年にわたる戦略的協業契約(SCA)において、新たな一歩を踏み出すものです。協定締結以来、両社はパブリック、プライベート、エッジクラウド、データ&AI、デジタル&アプリ革新、モダンワークプレイス、そして最近ではセキュリティー分野における先進的なソリューションの構築で協業してきました。
25年以上にわたるマイクロソフトの経験、5000人以上のマイクロソフト・エンジニア、1万以上のマイクロソフト認定資格を有するNTTは、アプリケーションおよびシステム統合、アドバイザリーおよびマネージド・クラウド、そしてセキュリティー・サービスを高度に組み合わせて提供しています。これらはマイクロソフトのプラットフォームを使用して構築され、世界中に提供可能です。
NTTリミテッドのシニアエグゼクティブバイスプレジデントのCharlie Liは、次のように述べています。「組織は通常、整合性に欠けるセキュリティー技術を寄せ集めたものを利用しています。このような断片的な方法では、企業は見つけにくい脅威を検出できず、脅威を軽減するのに必要な俊敏性を欠くことがしばしばです。多くの企業は単にセキュリティー層を増やすため、複雑さが増大し、処理しきれないログやアラートの生成が増えることになります。」
Liはさらに次のように述べています。「NTTのMDRサービスは、リアルタイムかつ長期的な脅威相関、高度な分析、デジタル取引の継続的な監視を通じて、組織が攻撃者の先手を打つ支援を提供し、労働者の生産性と顧客満足度に直接影響を与えます。強固なサイバーレジリエンス態勢を実現し、組織の運用、財務、リソース回復力に直接的な影響を及ぼします。」
インターナショナル・データ・コーポレーション(IDC)のリサーチVPのクレイグ・ロビンソン氏は、次のように述べています。「当社の調査によると、ITセキュリティー専門家の需要は高く、それは、今日のハイブリッド労働の拡大に伴って生じる脅威の増加や、企業に影響を与えるデジタル取引量の大幅な増加が主な原因です。MDRサービスは、組織があらゆる形態のデジタル取引を保護するために積極的な姿勢を取ることができるよう強力に支援し、高い影響力を持つリアルタイムの高度な分析と専門家を24時間年中無休で組織に提供しています。」
マイクロソフトのグローバルセキュリティーセールス部門ゼネラルマネジャーのCsaba Deme氏は、次のように述べています。「Microsoft Sentinelをベースとした新しいMDRサービスの開始を通じて、NTTとの既存の戦略的関係を拡大し、共同顧客の保護とサポートにさらに貢献できることを大変うれしく思います。」
NTTは、マイクロソフト・アジュール・エキスパート・マネージド・サービス・プロバイダーとして信頼される立場にあり、8つのスペシャライゼーションを取得していますので、マイクロソフトとの戦略的提携を強化するために有利な立場にあります。NTTは、マイクロソフト・インテリジェント・セキュリティー・アソシエーション(MISA)のメンバーであり、名誉あるパートナー・オブ・ザ・イヤーを含む20以上のマイクロソフト・パートナー賞を受賞している強力な実績を誇っています。
世界のマネージド検知・対応市場の規模は、2022年の26億ドルから2027年には56億ドルに増加すると予測されています。市場の成長を促進する要因としては、熟練したサイバーセキュリティー専門家の不足や予算の制約、政府の規制、MDRサービスの採用に関する厳しいコンプライアンスなどが挙げられます。
NTTのMDR基本サービスでは、複数のサービスレベルと導入方式を選ぶことができ、検知能力と対応アクションを拡張するための追加能力を提供するアドオンもサポートされています。現在提供されているアドオンは、セキュリティー・デバイスおよびサービス向けのMDR for EndpointとSecurity Device Management(SecDM)for MDRです。
NTTのマネージド検知・対応サービスの詳細については、こちらをクリックしてください。
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NTTリミテッドについて
ITインフラストラクチャー・サービスの主要企業のNTTリミテッドは、300億米ドル規模のITサービス・プロバイダーであるNTTデータの一員として、フォーチュン・グローバル500企業の65%、フォーチュン・グローバル100企業の75%以上にサービスを提供しています。当社は、組織のエッジツークラウドのネットワーキングエコシステムの基盤を築き、マルチクラウド環境におけるワークロードの複雑性を簡素化して、ネットワーク、クラウド、アプリケーションが融合するIT環境のエッジで革新に取り組んでいます。当社は、安全で拡張性が高くカスタマイズ可能なすべてのデータセンターの設計と運用において、お客さまの需要に合わせたインフラストラクチャーを提供し、一貫したベストプラクティスを確保します。また、ソフトウエアディファインドの未来という目的に向かっての一連の取り組みにおいて、当社のプラットフォーム型インフラサービスで組織を支援しています。私たちは、つながる未来を実現します。services.global.nttをご覧ください。
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