- EXS4318は、エクセンシアが免疫・炎症領域で設計した初の候補化合物で、臨床段階に入った4番目の候補分子 -
- エクセンシアはファーストインクラス候補としての強力かつ選択的なPKCシータ阻害剤を発明 -
- 商業化前のマイルストーン支払いと、承認された場合の製品売上高に応じた段階的なロイヤルティーを受け取る権利を持つ -
英オックスフォード--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- エクセンシア(Nasdaq: EXAI)は本日、当社が精密設計し、2021年8月にブリストル マイヤーズ スクイブにライセンスした化合物EXS4318('4318)の第1相臨床試験が米国で開始されたと発表しました。本化合物は、免疫・炎症領域(I&I)の適応症で開発が進行中です。ブリストル マイヤーズ スクイブが臨床・商業開発を統括し、エクセンシアはマイルストーン支払いと、承認された場合の製品売上高に応じた段階的なロイヤルティーを受け取る権利を持ちます。
エクセンシアの最高科学責任者(CSO)であるデビッド・ハレット博士は、次のように述べています。「私たちは、ブリストル マイヤーズ スクイブがI&I領域におけるエクセンシアの医薬品候補として初めて臨床段階に入る'4318の臨床評価を開始することを大変うれしく思います。PKCシータは免疫調節薬の魅力的な標的ですが、必要な効力と同時に、緊密に関連する他のキナーゼに対する選択性を備えた低分子を設計することが、この分野の課題となっていました。専門家主導による当社のAI設計プラットフォームは、IND用試験において、高い選択性と良好な治療指数を維持しながら、高いオンターゲット活性を示すバランスの取れた候補化合物を生み出すことができました。今回の臨床試験開始はエクセンシアにとって重要な節目となる成果であり、高品質の治療薬の効率的な開発における当社の精密設計プラットフォームの強みと柔軟性を示すものです。」
専門の医薬品探索者が当社の生成AI設計プラットフォームを使用し、設計開始後11カ月でEXS4318を発見し、本プログラムで合成された150番目の新規化合物となりました。目標の製品プロファイルは、有効性を高めるために高レベルの標的阻害能を維持すると同時に、ヒトでの1日投与量を少なくする必要があるため、特に難しいものとなりました。PKCシータは、数種類の関連キナーゼと構造的に似ているため、オフターゲット効果を回避するために必要な高レベルの選択性を実現することが困難となっています。
PKCシータは、これまでエクセンシアがキナーゼXと呼んでいたもので、2019年にブリストル マイヤーズ スクイブがセルジーンと確立した当初の協業の一部を形成する最初の低分子プログラムの1つでした。2021年5月、ブリストル マイヤーズ スクイブとエクセンシアは、I&Iおよびオンコロジーの領域における提携を拡大し、エクセンシアにとっての経済性を向上させました。EXS4318は、エクセンシアが発明した中で、臨床段階に入った4番目の医薬品候補です。
PKCシータについて
PKCシータは、T細胞の機能を制御する上で極めて重要な役割を担っており、有病率が非常に高い数種類の自己免疫疾患の主要な促進因子となっています。PKCシータ阻害剤は、炎症性疾患や免疫性疾患の分野で可能性を秘めています。
エクセンシアについて
エクセンシアはAIを駆使した製薬技術企業として、最も迅速かつ効果的な方法で最善の医薬品を発見・設計・開発することに傾倒しています。エクセンシアは、史上初の機能的な精密腫瘍学プラットフォームを開発して、治療法の選択を導き、前向き介入臨床研究で患者の転帰を改善することに成功するとともに、AI設計の低分子を臨床環境に進めました。当社の社内パイプラインは、がん領域における当社の精密医療プラットフォームの活用に重点を置いており、提携パイプラインは、当社のアプローチを他の治療領域に拡大しています。私たちは、医薬品創製の新しい手法を開拓することで、最高の科学アイデアを患者にとって最良の医薬品へと迅速に転換できると信じています。
当社については、https://www.exscientia.aiをご覧になるか、ツイッター(@exscientiaAI)でフォローしてください。
エクセンシアの将来見通しに関する記述
本プレスリリースには、1995年米国民事証券訴訟改革法で定義された「将来見通しに関する記述」が含まれています。これらの記述には、候補分子の発見と開発の進捗、エクセンシアの製品候補の臨床試験の時期や進捗および報告データに関するものが含まれます。エクセンシアの目標、計画、期待、予測、意図、見解を説明する記述は、すべて将来見通しに関する記述であり、リスクを伴う記述と見なされるべきものです。こうした記述は、多くのリスク、不確実性、仮定の影響を受けるものであり、これらのリスク、不確実性、仮定にはエクセンシアとそのパートナーが計画したか進行中の前臨床試験および臨床試験の開始・範囲・進捗ならびにその費用の影響、臨床/科学/規制/技術上の展開、ヒト治療薬として使用された場合に安全かつ有効である製品候補の発見・開発・商業化の過程、かかる製品候補をめぐる事業構築の取り組みが含まれます。これらのリスクおよび不確実性に加え、2022年3月23日に米国証券取引委員会(SEC)に提出したエクセンシアのフォーム20-F年次報告書(ファイル番号:001-40850)のリスク要因のセクションおよびその他のセクションならびにエクセンシアが随時SECに提出するその他の書類(これらはhttps://www.sec.gov/で入手可能)に記載されているその他のリスクおよび不確実性に照らすと、かかる将来見通しに関する記述で検討された事象および状況は発生しない可能性があり、エクセンシアの実際の結果は、そこで予測または暗示されたものとは大きくかつ不利に異なる可能性があります。エクセンシアの将来見通しに関する記述は、当社の経営陣の誠実な判断を反映したものですが、これらの記述は当社が現在把握している事実および要因にのみ基づいています。そのため、これらの将来見通しに関する記述に依拠しないようご注意ください。
ブリストル マイヤーズ スクイブの将来見通しに関する記述についての注意事項
本プレスリリースには、医薬品の研究・開発・商業化および本協業などに関し、1995年米国民事証券訴訟改革法の意味における「将来見通しに関する記述」が含まれています。過去の事実に関する記述以外のすべての記述は、将来見通しに関する記述であるか、そのような記述であると見なされる可能性があります。このような将来見通しに関する記述は、当社の将来の財務業績・目標・計画・目的に関する現在の予想および予測に基づくものであり、固有のリスク・仮定・不確実性(今後数年間にそれらのいずれかを遅延、頓挫、変更させる可能性がある内外の要因を含む)を伴います。それらのリスク・仮定・不確実性は予測が困難で、当社が制御できない場合があり、当社の将来の財務業績・目標・計画・目的がこれらの記述に明示的または黙示的に示されたものと大きく異なる場合の原因となる可能性を有しています。これらのリスク・仮定・不確実性、その他の要因には、本協業の期待される利益および協業に関連する機会がブリストル マイヤーズ スクイブによって実現されないか、実現までに予想以上の時間がかかる可能性、協業を通じてブリストル マイヤーズ スクイブが商業的に成功する製品候補を発見・開発できない可能性、製品候補が試験の主要評価項目を達成しない可能性、本リリースに記載された適応症につき規制当局の承認を現在予想されるスケジュールで取得できないかまったく取得できない可能性、あるいは承認されても本リリースに記載された適応症に対する製品候補が商業的に成功するかどうかが含まれます。
いかなる将来見通しに関する記述も保証されるものではありません。本プレスリリースに記載された将来見通しに関する記述は、ブリストル マイヤーズ スクイブの事業および市場に影響を与える多くのリスクおよび不確実性、とりわけ2021年12月31日締め年度のブリストル マイヤーズ スクイブのフォーム10-K年次報告書(その後フォーム10-Q四半期報告書にて更新)、フォーム8-K最新報告書、米国証券取引委員会に提出したその他の書類の注意書きおよびリスク要因に関する検討で示されたものと合わせて評価する必要があります。本文書に含まれる将来見通しに関する記述は、本文書の日付時点までの事柄に言及したものであり、適用される法で義務付けられている場合を除き、ブリストル マイヤーズ スクイブは、新しい情報、将来の出来事、状況の変化、その他の結果にかかわらず、将来見通しに関する記述を公に更新または修正する義務を負いません。
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