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オーストラリアの「市民プロジェクト・マネジャー」:Smartsheetの初の報告書がプロジェクト管理について新たな真実を明らかに


データによると、オーストラリア人の5人中1人近くがプロジェクト管理を担当していますが、そうした人々の10人中約8人は正式なプロジェクト管理の研修を受けていません

シドニー--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 現代的企業業務管理プラットフォームのSmartsheet(NYSE:SMAR)は本日、毎年刊行の「Future of Work Management Report」の第1号を公開しました。Smartsheetでは、数千人のオーストラリア人従業員を対象にした調査で、それぞれの職場におけるプロジェクトおよびプロセスの管理について尋ねました。報告書によると、オーストラリア人の5人中4人以上(83%)が、自分の会社で正式なプロジェクト管理の肩書きや役割を持っていない人によってプロジェクト管理が行われることが時々ある、頻繁にある、あるいは常時あると回答しました。そのため、その問題に対応するために「市民プロジェクト・マネジャー」が誕生しています。



マクロ経済的負荷の下で世界の経済活動が徐々に再開している中で、Smartsheetの調査からは、業界によらずオーストラリアの組織では、リソース不足、つまり適正な研修経験や実務経験を有する人員、支援体制、従業員が限られている中で事業を進めなければならない状況が発生していることが示されています。オーストラリア人回答者の5人中1人近く(18%)が、自分の肩書きや職務の範囲外であるにも関わらずプロジェクト管理を行っています。こうした回答者、つまり業務を遂行している「市民プロジェクト・マネジャー」は、その50%が最初にプロジェクトの管理を行った際には少なくとも少し準備不足であったといい、17%はほとんどまたは全く準備できていなかったと言っています。さらに、回答者のほぼ全員(90%)が、プロジェクト・チームの管理に問題があったことの悪影響、例えば業務時間の増加、業務の重複、締切の遅れを目撃または体験していました。

Smartsheetのアジア太平洋担当副社長のナイジェル・メンドンサは、次のように述べています。「オーストラリアで有能な人材が不足していることで、研修経験や資格のない業務を追加で担当することを期待される従業員が増えています。リーダーは、従業員が燃え尽きたり業績が悪化したりすることを甘受することなく、プロジェクトおよびプロセスの管理について革新的な考えを行うことで業務方法をよりよい方向に転換していく無二の機会を得ています。」

この結果は、私たちが現在リソース不足に陥っていることを示していますが、同時にこの調査は、組織がリソース革命に向けて進んでいく機会も明らかにしています。それを実現するには、リーダーは締切を基準に成功を数値化するという考えから脱却して、その代わり人材および適切な技術の導入にフォーカスを当てる必要があります。この転換を行うにあたって、報告書では次の3つの重要な点が挙げられています。

  • 支援は極めて重要で、チームはより多くの支援を必要としています
    業務を行っている人々は支援の重要性を認識し、それを積極的に求めていますが、報告書によると、オーストラリア人回答者の45%は、自分の組織がプロジェクトに適切に人員を割り当てていないと考えており、31%はプロジェクトの人員が不足していると回答しています。企業が一般的なプロジェクト管理の課題に対応するためのツールおよびプロセスに適切な投資を行っていると感じている回答者は、わずか43%にとどまりました。現在とても多くの人々がプロジェクト・ベースの業務を行っているため、リソースについてもツールについても根幹的なプロジェクトへの支援の必要性が高まっており、上級リーダーがそのことを認識する必要もあります。
  • 「中間業務」は、プロジェクトの成功と従業員の燃え尽きの回避のために最重要です
    中間業務、つまりプロジェクトを構成するタスクおよびプロセスは、プロジェクトを前に進める部分ですが、プロジェクトの崩壊の原因となることもあります。オーストラリア人従業員の4分の3近く(73%)は、自らの企業がプロジェクト・チームに対して近い将来より少ないリソースでさらにより多くを達成するよう求めるようになるであろうと考えており、プロジェクトを専門とする人々の半数以上(54%)は、今後も締切は変わらないだろうと予想しています。つまり、チームに成功のためのリソースやツールがあるか否かを問わず、業務のペースは落ちないということです。こうした課題を克服するためには、チームは締切に過度に焦点を当てることを避け、プロジェクトを開始から完了まで進める中間業務に焦点を当てる必要があります。報告書のデータによると、締切にかかわらず、プロジェクトが効果的に管理されていれば従業員の満足度が上がるという明確な関連性があり、オーストラリア人従業員の半数近く(45%)は、ストレスが少なければプロジェクトはスムーズに進むと報告しています。
  • 繰り返し業務は無駄業務
    プロジェクトの質が、それを構成するプロセスの質を上回ることはありません。中間業務が極めて重要であることから、プロジェクトを確実に成功させる最高の方法とは、教訓やインサイトを引き出して、それをスケーラブルで再現性のあるプロセスに変えることです。報告書によると、経験豊かなプロジェクト・マネジャーがいるプロジェクトでは、オーストラリア人回答者は、業務品質が高まる(53%)、効率が高まる(49%)、予算内に収められる(42%)、チーム間の協力を深められる(41%)と感じています。

ご自身およびご自身の企業の参考に「Future of Work Management 2023」の報告とそのインサイトの全文をお読みになるには、こちらをクリックしてください

Smartsheetについて

Smartsheet(NYSE:SMAR)は、現代的業務管理のための企業向けプラットフォームです。Smartsheetでは、組織がより俊敏に動いて革新を促進できるように人材と技術を組み合わせることで、数百万人のユーザーがさらに多くを達成するお手伝いをしています。詳細については、www.smartsheet.comをご覧ください。

調査方法

Smartsheetの「Future of Work Management Report」調査は、2022年9月に、Wakefield Researchによって、従業員数が50人以上の企業で働く18~74歳の8000人の就業成人を対象に行われました。調査対象者は、米国、英国、オーストラリア、DACH(ドイツ、オーストリア、スイス)の市場から均等に抽出されました。全ての回答者が、何らかの形でプロジェクト・ベースの業務、つまり「開始と終了があるプロジェクト」に携わっていると自己申告しています。このようなプロジェクトを専門とする人々は、従業員数が50人以上の企業で働く就業成人の約60%を占めており、その業界はITおよびビジネスサービスから、医療・製薬、銀行・金融、建設、製造業まで多岐に渡り、それぞれの組織における役職および階層も様々でした。

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