韓国安山市--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 光半導体の世界的企業であるソウルバイオシス(以下、SVC)(KOSDAQ:092190)は、市販の空気清浄機による空気殺菌試験を実施しました。この試験により、フィルターを通して細菌の増殖と漏出が起こることが確認されました。当社は、空気清浄機や空気殺菌機のフィルターが、ウイルス感染やウイルス拡散の原因となり得ることを発表しました。
当社は、国際的な認定を受けた試験研究機関であるK研究所に委託し、フィルター内にどれだけの細菌が残っているかを確認する「残留細菌数試験」を実施しました。市場で販売されている空気清浄機を無作為に抽出し、フィルターの汚染度を確認しました。フィルター1g当たり、平均70CFU(コロニー形成単位)、酵母やカビでは300CFU以上が確認されました。これらの数値は、韓国の現行化粧品法で定められているウェットティッシュ中の細菌許容量100CFU/gの3倍に相当します。
一般に、空気清浄機のフィルターは、捕獲したホコリなどの浮遊粒子により捕獲性能が低下するため、半年から1年ごとに定期的に交換する必要があります。フィルターにおける有害菌の生存期間に関する論文(Survival of Microorganisms on HEPA Filters. James T. Walker et al., Applied Biosafety Vol. 16, No. 3, 2011)によると、嘔吐・腹痛・下痢を引き起こす表皮ブドウ球菌はフィルター内で最大5日間、バチルス・アトロフェウスは6日間以上、最大210日間生存することが確認されています。
当社のバイオ研究チームは、フィルター内の残留細菌を確認し、その結果を基に「ウイルスろ過試験(ウイルス通過試験)」も実施ました。60m3のチャンバーに、Covid-19ウイルスと大きさや特徴が似ている「ファイX174」ウイルスを散布した後、A社、B社、C社の空気清浄機をそれぞれ10分間稼働させました。その後、空気清浄機の吹出口付近でウイルス量を測定したところ、空気中に散布したウイルス量に対して0.005〜0.01%のウイルス量が確認されました。1つのウイルスは5〜6時間で最大100万〜1億倍に増殖し、空気清浄機のフィルターを使用しても0.01%に当たる1万個のウイルスがろ過されず、空気中に飛散する可能性があります。通常、インフルエンザウイルス1000個、ノロウイルス10~100個といった少量のウイルスが感染源となるため、微量の漏出を防ぐための殺菌システムが必要となります。測定によれば、Covid-19患者の1つの飛沫には、最大で100~1000個のウイルスが含まれています。
ソウルバイオシスのイ・ヨンジュ代表取締役は、次のように述べています。「今回の試験を通じて、時間が経つとフィルターが細菌増殖の媒体として働くことさえあり、フィルターを通過したウイルスが感染を広げ得ることが確認されました。フィルターだけでは細菌感染を防ぐことはできず、殺菌が消毒のための最善の方法となるでしょう。」
当社は、この20年間、UV LEDの技術開発に専心し、クリーンな殺菌技術「バイオレッズ(Violeds)」を開発しました。空気感染の拡大を防ぐ活動の一環として、2020年には10億ウォンを投じ、バイオレッズ技術とフィルターを組み合わせて開発した「空気殺菌機」を韓国内のSOHO事業所300カ所に無償で提供しました。2022年12月に実施した当社ユーザーへの電話調査によると、回答者の92%が満足し、83%が他の人に本製品を勧めたいと回答しており、製品への満足度がかなり高いことが示されています。
ソウルバイオシスについて
ソウルバイオシスは、UV LEDと次世代3Dセンサー/レーザー光源のVCSEL (Vertical Cavity Surface Emitting Laser)とディスプレイ用の単一画素RGB「ワイコップ・ピクセル」(WICOP Pixel)のフルラインソリューション専門企業である。2002年にソウル半導体の子会社として設立され、UV LED分野で世界1位の市場シェアを獲得しました(LEDinside,2018)。世界で唯一の紫外線(UV)から可視光線、赤外線までのすべての波長帯(200nm〜1600nm)のチップを生産してソリューションを提供し、関連技術の特許4000件以上を保有し、世界市場での優位性を先取りしている。代表的な独自技術UV LEDの「バイオレッズ(violeds)」は、有害な化学物質を使用せず、光だけを利用した強力な殺菌・消毒(UVC)、皮膚再生(UVB)、空気・水質浄化、捕虫、植物育成など、幅広い産業分野にソリューションを提供している。同社は2018年にレイカン(RayCan)社を買収して、スマートフォンでの顔認識、自動車自律走行などをサポートする次世代VCSEL技術を確保、製品の量産を本格化した。2020年1月には、既存のディスプレイ市場に取って代わる差別化された「リワイコップ・ピクセル」を発表した。詳細は、http://www.seoulviosys.com/en/、YouTube、Facebookを参照。
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