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ネットゼロへの道─TIWAGの子会社TINEXTが、イェンバッハでのイニオの主要事業にグリーン水素を供給


  • グリーン水素は、他の取り組みと併せ、イニオのイェンバッハ拠点のカーボン・フットプリントを大幅に削減すると期待される。
  • 水素の供給開始後、イニオが生成した余剰電力と熱は、地域の電力網と地域暖房ネットワークに供給される。

オーストリア・イェンバッハ--(BUSINESS WIRE)--イニオとTIWAGは本日、TIWAG(チロル水力発電会社)の子会社のTINEXTが2025年までにイェンバッハでのイニオの主要事業にグリーン水素(H2)を供給すると発表しました。同時に、余剰の電力と熱を地域の電力網と地域暖房ネットワークに供給します。十分な量のグリーン水素が利用可能になり次第、イニオ・プラントのガソリンスタンドへの供給や、地元の物流会社の車両への燃料補給など、さらなる応用分野が計画されています。



共同プロジェクトの一環として、イニオはTIWAGのアーヘン湖発電所の敷地内に、グリーン電力をグリーン水素に変換する電解ユニットを設置します。これに対し、TINEXTは、圧縮装置と貯蔵装置を建設します。エネルギー移行の重要な要素である水素は、TINEXTからパイプラインでイェンバッハにあるイニオの主要事業所に輸送され、主に水素エンジンの試験運転に使用される予定です。

イニオの社長兼最高経営責任者(CEO)のオラフ・ベルリーンは、次のように述べています。「TIWAGおよびTINEXTとの水素契約は、イェンバッハの当社拠点でネットゼロを目指す道のりにおける新たな節目です。私たちは、世界中の生産拠点からの排出量を2030年までに最大50%削減することに取り組んでいます。未来の製品は、ここINNIO360 Energy Labで開発されており、ここで私たちはエネルギー移行がいかに機能するかを実証しています。」

副社長でイェンバッハ施設責任者のMartin Mühlbacherは、こう述べています。「グリーン水素を発電に利用することは、イェンバッハの拠点でのカーボン・フットプリントを大幅に削減するイニオの取り組みにおける重要な一歩です。これは、太陽光発電システム、水力発電所、バッテリー貯蔵、貯湯式給湯器(P2H)、eモビリティーの利用と共に、当社の幅広い持続可能性戦略を実行する際に重要な貢献をするでしょう。」

TIWAGのマネジングディレクターのThomas Gasser氏(Dipl.-Ing)は、次のように話しています。「この先駆的な水素プロジェクトは、化石燃料の使用を段階的に廃止していくチロルのエネルギー戦略の中心的要素です。この契約によってイニオとTIWAGは、産業界におけるエネルギー自律型かつ気候中立型のエネルギー供給への移行をどのように実現できるかを示しています。TIWAGは、イェンバッハで約100年にわたり水力を用いてグリーン電力を発電しています。今夏には、大規模な太陽光発電システムがこれをサポートしています。当社子会社のTINEXTが、顧客でありパートナーでもあるイニオに、発電の長い伝統を持つこの地でグリーン水素を供給することになったのは何より喜ばしいことです。」

グリーン水素の供給は、イニオの水素戦略を持続可能で経済的かつタイムリーに実行するための重要な前提条件です。当社は今年、すべての新型イェンバッハ・エンジンについて「H2対応」オプションの提供を開始しました。

TIWAGについて

TIWAGは、チロル州が所有するエネルギー公社で、チロル州で安全かつ持続可能な総合エネルギー供給を提供することを使命としています。TIWAGグループは、欧州および国内のエネルギー目標を支持し、チロルの電力、ガス、熱供給におけるエコロジカルな移行の推進力となっています。TINEXT(TIWAG Next Energy Solutions GmbH)は、2021年に設立された100%子会社で、水素、太陽光発電、再生可能熱、eモビリティーの分野でエネルギー移行を支援しています。

イニオについて

イニオは、エネルギー・ソリューションおよびサービスの主要な提供企業であり、産業やコミュニティーが今日持続可能なエネルギーを機能させることを可能にしています。イェンバッハとワーケシャという製品ブランドと、デジタル・プラットフォームmyPlantを通じて、イニオは、発電と圧縮のセグメントの革新的なソリューションを提供し、産業やコミュニティーが従来型エネルギー源とグリーン・エネルギー源の急速に変化する環境に対処しながら持続可能な方法でエネルギーを生成および管理できるようにサポートしています。当社の範囲は個別でありながら、規模は世界に及びます。柔軟でスケーラブルかつ強靱なエネルギー・ソリューションおよびサービスにより、当社はお客さまが移行プロセスのどの段階にあろうと、エネルギー・バリューチェーンのエネルギー移行を管理できるようにしています。

イニオはイェンバッハ(オーストリア)に本社を構え、ウォーキショー(米国ウィスコンシン州)とウェランド(カナダ・オンタリオ州)で他の基幹事業を展開しています。3500人を超える専門家のチームが、80カ国以上でのサービス・ネットワークを通じて、世界中に届けられた5万4000台以上のエンジンにライフサイクル・サポートを提供しています。

イニオはそのESGリスク評価により、Sustainalyticsによって評価された世界で500社以上の機械業界の企業の中で首位にあります。

詳細情報については、イニオのウェブサイト(www.innio.com)をご覧ください。ツイッターリンクトインでイニオをフォローしてください。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。 


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Susanne Reichelt
INNIO, Media Relations
+43 664 80833 2382
susanne.reichelt@innio.com

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