貿易金融業務に変革をもたらす協働
ニューヨーク--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- Cleareye.aiは、JPモルガンの貿易・運転資本グループとの新たな世界的な戦略的提携を発表しました。この提携は、業界をリードするデジタル・ソリューションであるClearTradeを生かして、現在および将来にわたって貿易金融業務が直面する課題を解決することを目指します。大幅な技術進歩を通じて、ClearTradeプラットフォームは、貿易金融取引に関連した煩雑なデューデリジェンス手続きならびに現在も業界で広く使用されている多数の物理的な文書を合理化します。
貿易金融は現在、業界としてデジタル変革のさなかにあります。ClearTradeソリューションは、コスト基盤の大幅な拡大という問題に直面しつつ、この変化し続ける業界環境下で業務を継続するための革命的な変化を銀行にもたらします。
過去1年間にわたってJPモルガンの貿易処理システムに統合されたClearTradeは、現在稼働してアジア太平洋地域における取引を支援しており、今後数四半期をかけて、世界展開が進められる予定です。今回のイニシアチブにより、JPモルガンは、非構造化データの抽出、検証、正確な分類の能力を持った強力な画像処理ソリューションを使って、文書のデジタル化を進めることが可能になります。この水準のデジタル化により、以下が実現します:
- 信用状の検査を自動化するためのデータおよび文書のスマート解釈
- 既存の荷為替信用状取引規則および慣例および国際標準銀行実務規則を補完するコンテクスト的かつ構成可能なルールエンジン
- 貿易によるマネーロンダリングおよび制裁に関するレッドフラッグの特定
- 既存の貿易金融バックオフィス・プラットフォームへのシームレスな統合
Cleareyeは、ClearTradeソリューションが貿易金融業務の生産性を最大70%高める能力を持っていると確信しています。業界に一般的な文書や非標準的な文書を含め、何千もの貿易関連書類の検証を自動化することにより、このソリューションは貿易回転率の最大9倍の上昇、文書確認ミスの大幅な削減、85%を超える精度基準、E2E取引処理時間の最大80%の削減を実現しています。
JPモルガンの貿易・運転資本グローバルヘッドのスチュアート・ロバーツは、次のように述べています。「貿易金融関連文書のデジタル化には、JPモルガンおよび当社のクライアントに真の利益をもたらす力があります。銀行は、長年にわたり業界の紙書類と手作業のデータ入力という厄介な問題の解決に取り組んできましたが、Cleareyeとの提携は、この問題の解決に向けた重要な前進を意味します。またClearTradeプラットフォームは、当社のクライアントの事業を加速させ、将来においても有効であり続けるものとすることに貢献すると同時に、節減された資源を統制とリスク管理の強化に再投資できるようにします。」
Cleareyeの最高経営責任者(CEO)で共同創業者のマリア・ジョージは、次のように述べています。「JPモルガンは、デジタル・イノベーションのゴールド・スタンダードを維持すると同時に、確実に規制ニーズを満たすようにしており、当社はClearTradeが実装されて稼働が開始することを大変うれしく思います。またこれにより、両社間の戦略的な提携と世界中の銀行の貿易業務をデジタル化するというビジョンが強化されます。」
Cleareye.aiについて Cleareye.aiは、銀行による迅速な商品投入を可能にする高度な人工知能および機械学習プラットフォームです。カリフォルニアを本拠とし、ニューヨーク、バーレーン、インドにオフィスを構える当社は、銀行業務の単純化を目指しています。当社のプラットフォームは飛躍的な技術進歩を活用しており、完全に自動化された文書処理レイヤー、統一されたMLライフサイクル管理、データ管理、モデルガバナンス、NLPを活用したダイナミックなルールエンジンを備えています。これにより銀行は、顧客に取引したいと思わせ、比類ない顧客サービスを提供し、短期的な利益と長期的な成長を促進し、デジタル規模でモメンタムを維持するための知見を生み出すことのできるハイパーアジャイルな組織へと変化します。Cleareye.aiは、銀行分野における数十年にわたる起業家経験とデジタル・システムでの経験を有する世界的テクノロジーのリーダーにより創設されました。詳細情報については、www.cleareye.aiをご覧ください。
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