- 1年にわたる新データは、グローのみに切り替えた喫煙者が、喫煙を続けた被験者と比較して、潜在的な有害性を示す数種類の指標において有意かつ持続的な改善を達成したことを示す
- 研究結果はグローがリスク低減*製品であることを支持する証拠の重みを増す
- 研究結果は、たばこの有害性低減に対するBATのコミットメントと、当社の事業が健康に与える影響を低減することで「より良い明日」を築く当社の能力を後押し
ロンドン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 1年にわたる研究の完全な結果は、BATの主力加熱式たばこ製品(THP)「グロー」のみに切り替えた喫煙者で、紙巻きたばこの喫煙を続けた被験者と比較して、疾患の早期発症に伴う潜在的な有害性を示す数種類の指標が有意かつ持続的に改善されたことを示しました。これらの疾患には肺疾患、がん、心血管疾患(CVD)が含まれます。
本研究の完全な結果は、Internal and Emergency Medicinei誌に掲載されたもので、これにより3カ月および6カ月の各時点で報告された良好な変化の例がさらに増えました。観察された改善は試験期間の12カ月間にわたって持続し、グローが他の方法では禁煙しないであろう成人喫煙者にとって、よりリスクの低い*代替選択肢であることを支持する証拠の重みが増しましたii,iii。
BATの科学研究担当ディレクターであるデイビッド・オライリー博士は、次のように述べています。「本研究の結果は、グローに関して、そしてTHPのカテゴリー全般に関して、これまで得られた中で最も重要なデータです。この実環境の場での研究により、疾患発症に伴う潜在的な有害性の初期指標を評価することで、グローのみの使用に切り替えた成人喫煙者が経験する変化を評価することができます。本研究結果は、グローに完全に切り替えることで得られる変化の大きさと効果の持続性について、大いに必要とされる新証拠を提供し、リスク低減製品*としてのグローの可能性を高めるものです。」
「本研究に参加され、研究の実現に貢献された皆さまに感謝したいと思います。これは、『より良い明日』の構築に向けた私たちの長期的な取り組みにおいて、また重要な前進を遂げたことになります。」
測定された疾患の初期指標に基づけば、紙巻きたばこの喫煙を続ける代わりにグローに完全に切り替えた喫煙者は、下記の変化を示しました。
- 肺がんに関連するDNA損傷を引き起こす可能性のあるバイオマーカーの有意かつ持続的な減少
- CVDやその他の喫煙関連疾患の早期発症に関連する炎症性マーカーである白血球数の有意かつ持続的な減少
- CVDの発症低減に関連するHDLコレステロールの持続的な改善
- 肺の健康状態を示す指標(FeNO)の有意かつ持続的な改善
- CVDなど幾つかの喫煙関連疾患に関与するプロセスである酸化ストレスの主要な指標における有意かつ持続的な改善
これらの新データは、グローに関し最近発表された別の論文iiiiの知見を積み増すものであり、同論文は次のように結論付けています。「蓄積された科学データを考慮すれば、グローは燃焼式紙巻きたばこと比較してばく露低減製品であり、喫煙関連疾患のリスクを低減すると見なすのが合理的であり、喫煙者が、THPのグローに完全に切り替えることにより、紙巻きたばこの喫煙を継続した場合と比較して、喫煙関連疾患発症の相対リスクが低減するという結論が支持される。」
本研究について
1年間のこのランダム化対照試験の参加者は、英国在住の23~55歳の喫煙者で、全体的な健康状態は良好でした。禁煙する意思のない喫煙者は、紙巻きたばこの喫煙継続またはグローのみの使用への切り替えのいずれかにランダム割り付けし、禁煙を希望する喫煙者には、ニコチン置換療法と禁煙カウンセラーを利用できるようにしました。対照群として「喫煙未経験者」を含め、このグループは引き続きたばこ/ニコチン製品を一切使用しませんでした。
本研究は、医療機関ではなく、実環境でグローを使用した場合のリスク低減の可能性を探究するためにデザインされました。参加者には毎月来院して採血、採尿、その他の測定を受けるよう求めました。これらのサンプルは、(特定のたばこ煙毒物に対する)「ばく露のバイオマーカー」と、「潜在的な有害性のバイオマーカー」に関して検査しました。さらに、本研究において禁煙または切り替えを行った被験者がたばこを使用していないことを確認するため、グロー群と禁煙群では、たばこを吸ったことを示すバイオマーカーであるCEValに関して検査を実施しました。検査結果が陽性だった被験者も引き続き本研究に参加し、最終結果は全集団とCEVal順守のサブセットに分け、グローに完全に切り替えた場合の影響を正確に反映した結果を確保しました。
以上
BATについて
BATはマルチカテゴリー消費財の一流企業として、成人消費者向けに楽しくてリスクの少ない商品の選択肢を増やすことで、当社事業による健康影響を低減し、「より良い明日」(A Better Tomorrow™)を構築することを目的としています。
当社は、燃焼式紙巻きたばこが深刻な健康リスクをもたらし、そのリスクを回避する唯一の方法は、喫煙を始めないか禁煙することであると明確に表明し続けています。BATは、それでも喫煙を続けようとする人々に対し、科学的根拠のあるリスク低減型の代替品*†に完全に切り替えることを勧めています。この目的を実現するため、BATは真に消費者中心のマルチカテゴリー消費財企業へと自己変革しているところです。
BATの意欲的な目標は、2030年までに当社の非燃焼性製品の消費者を5000万人にまで拡大し、2025年までにニュー・カテゴリー製品の売上高を50億ポンドまで上げることです。BATは、2030年までにカーボンニュートラルをスコープ1および2で達成し、2025年までに不要な使い捨てプラスチックを排除して、すべてのプラスチックパッケージを再利用可能、リサイクル可能、堆肥化可能にするなど、引き上げたESG目標を掲げています。
BATは5万2000人以上の従業員を擁しており、175カ国以上で事業を展開しています。BATグループの2020年上半期の売上高は128億7000万ポンド、営業利益は36億8000万ポンドです。
当社の戦略的ポートフォリオは、世界的な紙巻きたばこブランドと、拡大中のニュー・カテゴリーのリスク低減型*†たばこ/ニコチン製品、従来の非燃焼性たばこ製品で構成されています。これらには、電子たばこ、加熱式たばこ製品、タバコを含有しないニコチンパウチなどのオーラル製品、スヌースやモイストスナッフなどの従来のオーラル製品が含まれます。2022年上半期において、当社の非燃焼性製品の消費者は2040万人で、2021年通期より210万人の増加となっています。
* 証拠の重みに基づき、紙巻きたばこの喫煙からの完全な切り替えを想定。これらの製品は無リスクではなく、中毒性がある。
† Vuse(ビューズ)、Velo(ベロ)、Grizzly(グリズリー)、Kodiak(コディアック)、Camel Snus(キャメル・スヌース)を含め、米国で販売されている当社製品は、米国食品医薬品局(FDA)の規制を受けており、FDAの許可がない限り、これらの製品に関してリスク低減を主張することはできない。
将来見通しに関する記述
本リリースには、1995年米国民事証券訴訟改革法の定義における「将来見通し」記述を含め、一定の将来見通しに関する記述が含まれています。これらの記述は、「確信する」、「期待する」、「あり得る」、「かもしれない」、「だろう」、「はずである」、「意図する」、「計画する」、「潜在的」、「予測する」、「予定する」、「予想する」、「見積もる」、「推定する」、「位置づけられる」、「戦略」、「展望」、「目標」などの語句や類似表現を使って行われる場合が多いものの、常にそうであるとは限りません。それらの記述には、当社の顧客ターゲットに関する意欲的な目標、ニュー・カテゴリーの売り上げ目標、当社のESG目標に関する記述が含まれます。
このような将来見通しに関する記述にはすべて、リスクや不確実性などの要因に左右される推定や仮定が伴います。本リリースに反映された予測は合理的であると考えられますが、それらの予測は実際の結果が現時点で予測されているものと大きく異なる場合の原因となり得るさまざまな不確定要素に左右されます。実際の結果や展開が、将来見通しに関する記述で明示または暗示された予測と大きく異なる場合の原因となり得る要素について検討するには、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)の2021年度年次報告書およびフォーム20-F報告書の「注意書き(Cautionary Statement)」および「グループの主要なリスク(Group Principal Risks)」の各項目に記載された情報を参照してください。
これらの要因およびその他の要因に関する追加情報は、フォーム20-Fの年次報告書やフォーム6-Kの最新報告書を含め、BATが米国証券取引委員会(「SEC」)に提出した書類(SECのウェブサイト(http://www.sec.gov)から無料で入手可能)に加え、BATの年次報告書(BATのウェブサイト(www.bat.com)から無料で入手可能)に掲載されています。
過去の業績は将来の業績を推し量るための参考とはならず、助言を必要とする方は独立した財務顧問に相談すべきです。将来見通しに関する記述は、本リリースの作成時点で入手可能な知識および情報を反映したものであり、BATは、新しい情報、将来の出来事、その他の要因を理由に、これらの将来見通しに関する記述を更新または修正する義務を負うものではありません。読者の皆さまは、このような将来見通しに関する記述を過度に信用しないようにご注意ください。
i Gale N, McEwan M, Hardie G et al (2022) Changes in biomarkers of exposure and biomarkers of potential harm after 360 days in smokers who either continue to smoke, switch to a tobacco heating product or quit smoking. Intern Emerg Med. https://doi.org/10.1007/s11739-022-03062-1
ii Gale N, McEwan M, Camacho OM et al (2021) Changes in biomarkers of exposure on switching from a conventional cigarette to the glo tobacco heating product: a randomized, controlled ambulatory study. Nicotine Tob Res 23(3):584–591. https://doi.org/10.1093/ntr/ntaa135
iii Gale N, McEwan M, Camacho OM et al (2021) Changes in biomarkers after 180 days of tobacco heating product use: a randomised trial. Intern Emerg Med 16:2201–2212. https://doi.org/10.1007/s11739-021-02798-6
iiii Goodall S, Gale N, Thorne D, Hadley S, Prasad K, Gilmour I, Miazzi F, Proctor C, (2022) Evaluation of behavioural, chemical, toxicological and clinical studies of a tobacco heated product glo™ and the potential for bridging from a foundational dataset to new product iterations. Toxicology Reports. https://doi.org/10.1016/j.toxrep.2022.06.014.
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