- B&Wが優先サプライヤーに選ばれ、エンジニアリング・設計・機器・技術サービスを提供してプロジェクト開発をサポート
- B&Wは、バイオマスボイラー、排出ガス・炭素捕捉技術のすべてを提供
米オハイオ州アクロン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- バブコック・アンド・ウィルコックス(B&W)(NYSE:BW)は本日、優先技術サプライヤーとして、キーウィット・インダストリアルと提携し、ルイジアナ州グレーターバトンルージュ港でフィデリス・ニューエナジーが計画しているカーボン・ネットネガティブのバイオマス発電所を提供すると発表しました。この200メガワットの発電所は、この種の発電所として世界最大規模となります。
予定しているこの施設はProject Cyclusと称し、フィデリスの日産7万3000バレルの最先端Grön Fuels施設に電力を供給します。Grön Fuels施設は、二酸化炭素(CO2)排出量ネットネガティブで、持続可能な航空燃料、再生可能ディーゼル、グリーン水素、バイオプラスチック原料を生産します。フィデリスは、子会社のCapio Sequestrationとルイジアナ州との間ですでに発表された運営契約に基づき、カピオが開発・確保した炭素吸収源に生物起源のCO2を隔離します。
B&Wは、エンジニアリング、設計、設備、技術サービスを提供し、このバイオマス燃料プラントの開発をサポートします。B&W再生可能エネルギー事業部門が、200メガワットの電気式バイオマス燃料気泡流動層(BFB)ボイラーを設計・供給し、B&W環境事業部門が、酸素燃焼技術のOxyBright™を提供し、CO2を分離・回収して長期隔離し、また、窒素酸化物と硫黄酸化物、微粒子、揮発性有機化合物などの他の排出物を制御する環境技術一式を提供します。このプラントでは、これらの技術を活用して、カーボン・ネットネガティブでクリーンエネルギーを年間200万トン以上生産する予定です。
B&Wのケニー・ヤング会長兼最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「フィデリスと提携して当社の先進的技術を提供することで、米国においてカーボン・ネットネガティブなグリーン燃料の開発を支援できることをうれしく思います。また、当社はフィデリスと、当社のBrightloop™ケミカルルーピング・プロセスを利用してバイオマスからグリーン水素を製造する事業についても協議中です。これは世界全体の水素製造に大きな変革をもたらすでしょう。フィデリスとの共同活動を継続し、世界で使用されるグリーン燃料を作り出すことを楽しみにしています。」
フィデリスの共同創立者で最高経営責任者(CEO)のダン・シャピロ氏は、次のように述べています。「フィデリスが気候変動に影響を与えるインフラ・システムを大規模に設計、開発、提供するためには、クラス最高の戦略的パートナーが必要です。多大な作業と精査を経て、当社は技術・実行パートナーとしてバブコック・アンド・ウィルコックスとキーウィットを選んで協力することになり、大変うれしく思っています。」
フィデリスの共同創業者で最高執行責任者(COO)のBengt Jarlsjo氏は、次のように述べています。「バブコック・アンド・ウィルコックス、キーウィット、フィデリスは、RACER™フレームワークを介して、企業文化、実績ある技術、ESG主導の設計および実行能力を最適に統合し、フィデリスの主力Climate GigaSystem™であるGrön Fuelsの3番目の要素として、カーボンネガティブな電力を供給します。」
キーウィット・インダストリアルのタイラー・ノルドキスト社長は、次のように述べています。「B&Wとの長年にわたる関係を継続できることをうれしく思います。今回は、最先端のプロジェクトで密接に協力し、フィデリスが米国で革新的なグリーンエネルギー・ソリューションの提供を続けられるよう支援します。B&Wとの戦略的パートナーシップにおいて、当社のエンジニアリング、調達、建設に関する豊富な経験とリソースを生かし、この重要な施設を安全に提供することを楽しみにしています。」
B&Wのエグゼクティブ・バイスプレジデント兼最高執行責任者(COO)のジミー・モーガンは、次のように述べています。「米国ならびに世界全体で、クリーンで炭素排出ネットゼロまたはネットネガティブなエネルギーへの移行が加速する中、B&Wは脱炭素、排出抑制、クリーン発電の先進技術を提供する上で理想的な立場にいます。フィデリスおよびその他のパートナーと協力し、この最先端のクリーンエネルギー・プロジェクトの開発を支援できることを大変うれしく思っています。」
モーガンはさらに次のように述べています。「OxyBright酸素燃焼技術などの当社の脱炭素化ソリューションは、実証済みの技術です。Cyclusバイオマス・炭素回収プロジェクトは、この効率的で効果的な状況を一変させる技術を活用する理想的な手段です。」
フィデリスのシニア・バイスプレジデント兼主任エンジニアのバイロン・ベスト氏は、次のように述べています。「炭素回収・隔離を伴うバイオマス・エネルギー(BECCS)は、カーボンネガティブによる温室効率ガス削減に向けた変革的アプローチであると当社は考えています。B&Wおよびキーウィットとのパートナーシップにより、当社には効率的で柔軟性があり、拡張性の高い技術とサービスが提供されます。OxyBrightにより、CyclusおよびGrön Fuelsのエコシステムは、実証済みの技術によって前例のない規模でカーボンネガティブな操業を実現することができます。」
B&WのOxyBright技術は、当社のClimateBright™脱炭素・水素化技術スイートの1つです。この酸素燃焼プロセスでは燃焼で純酸素を使用します。これはさまざまな燃料で使用でき、隔離や有益な利用に適した濃縮CO2の流れを作り出すことができます。Cyclusプロジェクトでは、OxyBrightプロセスで木屑、木質廃棄物、バガスや他の機会燃料などのバイオマス燃料を使用し、回収されたCO2は地下に隔離されます。
B&WのBFBボイラーは、酸素燃焼プロセスとの統合に非常に適しており、幅広い種類の燃料を単独または組み合わせで使用して稼働するように設計されています。さまざまな燃料源やさまさまな種類の燃料を利用できるため、所有者は柔軟に機会燃料を活用し、燃料コストを管理することができます。
バブコック・アンド・ウィルコックスについて
オハイオ州アクロンに本社を置くバブコック・アンド・ウィルコックス・エンタープライズは、世界の電力および産業市場向けのエネルギーおよび環境製品・サービスのリーダー企業です。リンクトインで当社をフォローしてください。詳細は、www.babcock.comでご覧ください。
フィデリス・ニューエナジーについて
フィデリス・ニューエナジーは、ヒューストンを本拠とするクライメート・ポジティブなインフラ企業で、需要の高い市場において脱炭素・持続可能性分野のプロジェクトやシステムの構築と運営に注力しています。フィデリスは、価値を最大化する独自のESG重視のフレームワークとしてRACER™を使用し、Climate GigaSystems™を特定、開発、運営し、プロジェクトのライフサイクル全体で「環境影響低減」の理念を統合することにより、優れたリスク調整後の経済価値と環境パフォーマンスを実現しています。フィデリスのClimate GigaSystems™は、大規模な産業生産施設と炭素回収・隔離インフラを組み合わせたものです。Grön Fuelsがその第一弾ですが、Climate GigaSystems™はさまざまな産業分野に対応できるよう設計されており、世界経済を急速に脱炭素化するプラットフォームとして機能します。フィデリスの経営陣と諮問委員会は、新規の実物資産を提供する上での市場選定、スコーピング、開発における豊富な経験を有しています。チームの経験には、プロジェクトおよびコーポレート・ファイナンス、合併買収、プロジェクト開発、エンジニアリング、建設、プロジェクト管理、運営の最適化と管理などが含まれます。フィデリスは、共同創設パートナーにより2019年に設立されました。両創設者は、ザ・ショー・グループ、クアンタ・キャピタル・ソリューションズ、ファースト・インフラストラクチャー・キャピタル・アドバイザーズで共に働いていた時期から18年以上にわたり、両創設者と幅広く協働してきた上級経営陣と協力してきました。フィデリス・ニューエナジー、Climate GigaSystems™、RACER™フレームワークの詳細情報については、www.fidelisnewenergy.comをご覧ください。また、リンクトインで最新情報をご確認ください。
将来見通しに関する記述
本リリースには、将来見通しに関する記述が含まれています。これには、B&Wがルイジアナ州グレーターバトンルージュ港で計画されているフィデリス・ニューエナジーのカーボン・ネットネガティブなバイオマス発電所の優先技術サプライヤーに選ばれること、および脱炭素、排出制御、クリーン発電、プロジェクト開発支援に関連する技術が含まれますが、これらに限定されません。これらの将来見通しに関する記述は、経営陣の現在の予想に基づくものであり、多くのリスクと不確実性を伴います。これらのリスク要因の詳細については、フォーム10-Kによる最新の年次報告書を含み、当社が米国証券取引委員会に提出した文書をご覧ください。これらのリスク要因のうちの1つまたは複数が現実になった場合、実際の結果は表明されたものとは大きく異なるものになる可能性があります。本リリースを読まれる方は、これらの将来見通しに関する記述を過度に信頼しないようにしてください。これらの記述は本リリース発表時点のものです。適用法で義務付けられた場合を除き、当社は将来見通しに関する記述を更新または改訂する義務を負いません。
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