10分で細菌感染とウイルス感染を検出・判別するポイントオブケア検査
英リバプール--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 本日、リバプール・クリニカル・コミッショニング・グループ(CCG)とコミュニティー・ファーマシー・リバプールは、100軒以上の薬局で10分間のポイントオブケア検査を行い、細菌性とウイルス性の呼吸器感染症を判別する新しい臨床サービスを開始しました。
FebriDx®という名称の本検査は、「ファーマシーファースト」として知られる新しい軽症疾患向けサービスの下、リバプールの薬局で急性の咳をする患者さんに使用され、GP予約の必要なく迅速な診断と適切な抗生物質の処方を実現するものです。
リバプールCCGの医薬品最適化責任者であるピーター・ジョンストンは、「呼吸器感染症は症状がほぼ同じであるため、医療従事者がこの種の迅速検査なしに細菌性かウイルス性かを判断するのは多くの場合、困難です」と述べています。
「FebriDxは、ファーマシーファーストのイニシアチブに実によく適しています。この検査では、指穿刺による少量の血液試料を使って、わずか10分で細菌性とウイルス性の急性呼吸器感染症を判別することができます。私たちは地域の薬局でこの提供を始めたところで、人々が適切な治療を確実に受けられるようにします。」
FebriDx検査は既に3年前から英国内の一部の病院やGP診療所で使用されていますが、マージーサイド地域では今回が初めての使用となります。
コミュニティー・ファーマシー・リバプールの最高責任者であるマット・ハーベイは、次のように説明しています。「私たちの目標は、新しい患者グループ指示書(PGD)の下、患者さんが急性の咳に際して検査と治療をより便利に受けられるようにすることです。冬期には咳や呼吸器疾患を抱える患者さんが多いため、地域の薬局にこの検査を導入することが、GPの予約や処方箋を必要とせずより迅速に患者さんに治療を提供する上で、現実的な機会であると考えています。」
利便性に加え、臨床研究によると、この検査により医療従事者は99%の信頼性で患者の細菌感染を除外することができるため、抗生物質の不必要な使用を減らし、抗菌剤耐性を低減することに貢献します。
このサービスの詳細については、www.liverpoolccg.nhs.ukをご覧ください。
NHSリバプールCCGについて
NHSリバプール・クリニカル・コミッショニング・グループ(CCG)は、リバプールの人々のために病院と地域医療のサービスを委託(計画・購入)する責任を担っています。年間約8億4千万ポンドの予算があります。CCGは、市内にある85軒のGP診療所の代表者で構成され、市内全域のGPで構成される運営委員会が統括しています。ウェブサイト(www.liverpoolccg.nhs.uk)をご覧ください。
コミュニティー・ファーマシー・リバプールについて
コミュニティー・ファーマシー・リバプールは、リバプール市内の地域薬局を代表する組織としての地域医薬品委員会(LPC)です。ウェブサイト(www.liverpool-lpc.org.uk)をご覧ください。
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