韓国・安山--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- ソウルバイオシス(ソウル半導体の関係社)は、ソウル半導体が2004年に韓国国内企業SSI(現 メディアナ電子)によって自社技術が盗み出され最大顧客に供給されたことに対して家宅捜索を実施して拘束させた事例と同様に、自社のUV LED特許技術侵害容疑品についてフランスのパリ司法裁判所に家宅捜索を依頼し、その手続きが実施され、それに続いて訴状をフランスのパリ司法裁判所に提出したことを16日に発表した。
これまでソウル半導体とその戦略パートナー社が共に開発した技術に対して米国、欧州などで販売禁止やリコール命令が出された技術は 添付された図の通りである。(参照、グローバル報道日付 2021.06)
フランスのパリ司法裁判所は、2021年9月にソウルバイオシスの特許に対して侵害容疑があるUV LED殺菌製品の流通、製造などと係わる、売上高約10兆(ウォン)規模であるフランスの大型流通グループ及びその供給業者に対する家宅捜索の命令を下した。裁判所の命令に従い、捜査官が当該企業などの営業所があるパリ(Paris)とリール(Lille)で予告なく同時多発的に家宅捜索を実施し、侵害容疑品のサンプル、販売情報など特許侵害容疑に係わる大量の証拠を差し押さえた。[事件番号 RG 21/13753]
なお、2004年にソウル半導体は携帯電話用白色Chip LED特許技術を盗用し、韓国国内大手企業への供給によって数千億ウォン以上の売上を得たSSIを告発している。結果的にSSIの家宅捜索後、同従業員は逮捕されている。同様に、ソウルバイオシスは今回も差し押さえされた侵害容疑証拠資料を基にしてフランスのパリ司法裁判所に該当企業などに対して特許侵害による損害賠償訴訟を提起した。
ソウルバイオシスと戦略パートナー社が世界で初めてUV LEDを開発し、生産量を上げ、市場を拡大していく中で、技術を模倣して欧州、米国及び韓国で販売していたBolb、Everlight、RayVio、Epileds、LED Enginなどの製品については、特許侵害あるいは販売禁止判決を得ており、一部は追加訴訟が進行中である。
米国のベンチャー企業であるSETi社とソウルバイオシスは、20年前から世界初で光半導体技術において紫外光を放出するUV LEDを開発し、大量生産して来たが、コロナウイルスの室内感染率を30分の1まで減少させることができるバイオレッズ技術を開発した。ソウルバイオシスは、顧客社がバイオレッズ技術をより効果的かつ容易に製品に適用できるように、水、空気、表面などの殺菌及び空気浄化、脱臭、3Dプリンティングなどに応用することができるバイオレッズ総合ソリューションも合わせて提供している。
「Violeds」技術は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のデルタ変異株もわずか1秒で99.437%殺菌する効能を専門機関のテストで証明しており、現在韓国、米国、中国などの世界的に1位から3位である企業の冷蔵庫、エアコン、洗濯機、浄水器などに製品とソリューションを供給している。
ソウルバイオシスの創業者であるイ・ジョンフン氏は、「一方ではESG(環境・社会的責任・ガバナンス)や倫理経営を進め、もう一方では明らかに技術を模倣した製品であることを認知しながら確認もせずに使用するブランド企業が、世の中の若者たちや中小企業の希望を踏みにじっている現実を悲しく思う」と述べた。
ソウルバイオシスの会社紹介
ソウルバイオシスは、UV LEDと次世代3Dセンサー/レーザー光源「VCSEL(Vertical Cavity Surface Emitting Laser)」及びディスプレイ用単一Pixelである「マイクロクリーンピクセル(Micro Clean Pixel)」フルラインソリューションの専門企業である。2002年に設立され、現在UV LED分野で世界1位の市場シェアを占めており、親会社であるソウル半導体と連携して30年間以上にわたる半導体研究を通じて、紫外線(UV)から可視光線(Visible Ray)、赤外線(IR)までのすべての波長帯(200nm~1600nm)基盤の製品ポートフォリオと関連技術特許4000件以上を保有し、世界市場において技術の優位性を先取りしている。代表的な独自技術であるUV LED「Violeds」は、有害化学物質を使用せずに光のみを利用して波長、角度、距離、時間、光度を最適設計して、殺菌・消毒(UVC)、肌の再生(UVB)、空気・水質の浄化、捕虫、植物の生長促進など、幅広い産業分野にソリューションを提供している。同社は、2018年に(株)レイカン(RayCan)社を買収して、スマートフォンの顔認識、自動車自律走行などを支援する次世代VCSEL技術を確保し、製品の大量生産を本格化した。2020年1月には既存のディスプレイ市場に取って代わる差別化された単一ピクセルRGBのマイクロクリーンピクセル(Micro Clean Pixel)の発売を開始して市場の攻略に乗り出した。さらに詳細な情報は同社ウェブサイト(www.seoulviosys.com)を参照。
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