米コロラド州グリーンウッドビレッジ & ロサンゼルス--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- バイオ医薬品技術のアナンダ・サイエンティフィックは本日、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)デビッド・ゲフィン医科大学院ジェーン&テリー・セメル研究所と連携して実施する臨床試験の開始を発表しました。本試験は、オピオイド使用障害に対する補助療法として、アナンダ専有の送達技術にカンナビジオール(CBD)を使用した治験薬であるNantheia™ ATL5を評価する試験です。本試験では米国食品医薬品局(FDA)に新薬臨床試験開始届(IND)を申請中です。
前臨床試験と初期臨床試験から、アナンダのLiquid Structure(液体構造)技術(イスラエルのエルサレムにあるLyotropic Delivery Systems (LDS) Ltd.からライセンス取得)はCBDの有効性と安定性を高めることが示されています。この革新的技術は、自発的なオピオイド節約の促進、また治療中の患者やオピオイド中毒患者がオピオイドの摂取量を減らす能力などの分野で、CBD医薬品の新しい可能性を生み出します。
アナンダのソハイル・R・ザイディ社長は、次のように述べています。「私たちは、世界的に有名な研究機関と協力し、オピオイド中毒を患っている多くの人々の生活に好影響を与え得る分野でNantheia™ ATL5の応用を進められることに感激しています。よく知られているように、オピオイドは米国で過剰摂取による死亡の大きな促進因子であり、非中毒性の治療薬が大きな未充足ニーズとなっています。」
本試験を主導するのは、治験責任医師のイーディス・ロンドン博士(Ph.D.)とリチャード・デラガルザ2世博士(Ph.D.)です。ロンドン博士は、UCLAデビッド・ゲフィン医科大学院ジェーン&テリー・セメル研究所の精神医学・生物行動科学および分子薬理学・薬物薬理学の特別教授を務め、デラガルザ博士はUCLAデビッド・ゲフィン医科大学院ジェーン&テリー・セメル研究所の精神医学・生物行動科学の教授を務めています。本試験の資金は米国国立薬物乱用研究所(NIDA)から提供されています。
ロンドン博士は、次のように述べています。「この重要な試験はオピオイド使用障害に対する代替療法としてのCBD医薬品に研究を拡大するものであり、私たちはアナンダと連携できることを大変うれしく思います。本試験は、米国を含む世界で公衆衛生上の大きな課題となっているオピオイド蔓延の逆転に向けて、また重要な前進となりました。」
デラガルザ博士は、次のように述べています。「アナンダと共同で本試験を前進させることに感激しています。オピオイドに取って代わる非中毒性薬物の開発は、重要な医療ニーズを満たし、多くの人々の生活に好影響を与える可能性を持つものです。」
アナンダ・サイエンティフィックについて
アナンダは研究重視の有力なバイオテクノロジー企業として、カンナビノイドによる治療標的を評価する優れた臨床研究を先駆的に切り開いています。当社は特許取得済みの送達技術を採用することで、カンナビノイドやその他の植物由来化合物のバイオアベイラビリティー、水溶性、保存安定性を高め、効果的で高品質な医薬品の製造に傾注しています。研究に基づく充実したデータに適合させながら、ニュートラシューティカルズの店頭販売製品のパイプラインも拡大させています。当社はこれらの製品を米国と英国で発売することに成功しており、近い将来はEU、中国、オーストラリア、アフリカなどさらなる市場への拡大を計画しています。アナンダは、技術ポートフォリオを多様化するために、大学との複数の委託研究契約を通じて、研究基盤を拡大しています。
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