ニューヨーク--(BUSINESS WIRE)--アグノーボス・ヘルスケア(「アグノーボス」)と旭化成ファーマ株式会社(「旭化成ファーマ」)は本日、アグノーボスのAGN1 LOEP股関節用キットの日本での商業化について、両社が独占的オプション契約を締結したと発表しました。本キットは、骨粗しょう症による股関節の骨量減少を治療するための低侵襲手術を実施する際に使用します。
アグノーボスは最大1950万ドルの非希釈的な資金の提供を受けます。AGN1 LOEP股関節用キットの開発と商業化が成功した場合、アグノーボスは最大1億300万ドルの追加支払いを受ける権利を取得します。さらに日本での製品販売に応じて二桁台のロイヤルティーを受け取ることになりますが、その金額は契約期間中に4億ドル以上に達し得るものとアグノーボスは見積もっています。アグノーボスと旭化成ファーマは、日本市場への参入と発売に関してあらゆる面で連携することに合意しています。
アグノーボスのタナー・ハウ最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「私たちは、日本における骨粗しょう症治療製品の商業化でリーダーおよびイノベーターとしての実績がある旭化成ファーマと本契約を締結できて感激しています。本提携は、当社の技術が日本における骨粗しょう症治療の根強い未充足ニーズに対応する上で役立ち得るという有望性を裏付けるものです。旭化成ファーマのチームは経験豊富であり、また同社のネットワークは広大であるため、日本における当社の提携先として理想的です。」
旭化成ファーマの青木喜和社長は、次のように述べています。「当社はアグノーボスとのオプション契約を、医療機器事業への参入にとって重要な前進であるととらえており、AGN1 LOEP股関節用キットが骨粗しょう症の患者さんの“いのち”と“くらし”に貢献すると考えています。当社は日本市場の開拓でアグノーボスと連携できることに期待しています。」
骨粗しょう症と股関節脆弱性骨折について
骨粗しょう症は、骨量減少と骨強度低下が特徴で、脆弱性骨折のリスクを高めます。脆弱性骨折は、立った高さからの転倒などの低エネルギー外傷が原因で起こります。転倒が骨折をもたらすリスクは、骨量減少の程度に影響されます。最も衰弱性の脆弱性骨折タイプは、股関節で発生する骨折です。これらの脆弱性骨折は高い罹患率と死亡率を伴っており、患者とその家族、医療システムに大きな負担をかける場合が多くあります。毎年、世界では200万件以上の股関節脆弱性骨折が、日本では20万件以上が発生しています。
AGN1 LOEP股関節用キットについて
AGN1 LOEP股関節用キットには、AGN1を埋め込むための低侵襲手術を実施するための機器材が含まれています。AGN1は、カルシウムをベースとし、骨誘導性と三相性を持つ専有のインプラントです。AGN1は、細胞にやさしい表面構造と、新しい骨の迅速な形成を実現する吸収特性を備えるよう、独自に調製したものです。前臨床研究および臨床研究で、AGN1 LOEP治療により、骨粗しょう症の大腿骨の強度が迅速かつ持続的にかなり増大することが示されています。本キットは、OSSURE® LOEPキットのブランド名の下、特定の市場で提供しています。
アグノーボス・ヘルスケアについて
アグノーボス・ヘルスケアは、専有の骨構築技術と再生医療技術を利用し、骨疾患の治療における未充足ニーズに対応するための新しい治療製品の開発を手掛けています。非公開企業のアグノーボス・ヘルスケアは、ニューヨーク市に本社を、製造・研究開発・法人向けサポートサービスの部門をメリーランド州ロックビルに置いています。www.agnovos.com
旭化成ファーマについて
旭化成ファーマは、「ひとりひとりの “いのち” に真摯に寄り添い、豊かなアイデアと確かなサイエンスで、アンメットメディカルニーズを解決する」という理念のもと、旭化成グループのヘルスケア事業部門で製薬・診断薬事業を展開しています。詳細情報についてはhttps://www.asahikasei-pharma.co.jp/en/をご覧ください。
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