東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 東京電力パワーグリッド株式会社(代表取締役社長 社長執行役員:金子 禎則)は、東電設計株式会社(代表取締役社長:窪 泰浩)、株式会社ワールド・ビジネス・アソシエイツ(代表取締役社長:杉浦 順)などの3社と共同企業体を結成し、9月22日、独立行政法人 国際協力機構(以下、「JICA」)と「ラオス国 電力公社経営マネジメント改善プロジェクト」の契約を締結いたしました。
ラオス政府は、ラオス電力公社(Electricite Du Laos.「以下、EDL」)の送電部門を分離し、国内外への送電を担うラオス送電会社(Electricite Du Laos Transmission Company Ltd.「以下、EDL-T」)を設立することを2020年に決定しています。EDL-T設立に伴い、EDLでは高圧送電部門の売却、隣国との売電契約調整および送電契約に基づく託送事業管理、配電事業の強化など新たな事業環境での組織戦略、事業計画作りが急務となっています。
加えて、財務の健全性を確保しつつ、新たな電力料金体系の下で、隣国との電力融通と国内供給との最適運用をしていくための財務・投資計画の策定・実施、経営効率改善、これらに必要な人材を育成していくための体制構築などへの対応が必要となっています。
共同企業体各社は、国内外での電気事業およびコンサルティング経験、財務アドバイザリーの経験、経営・人材開発マネジメントに関するコンサルティング経験など、それぞれの強みを生かし、EDLが直面している課題に自ら適応していけるよう、EDLの組織マネジメント体制・能力強化に向けた協力を行ってまいります。
東京電力グループでは、現在も、JICA「ラオス国電力政策アドバイザー業務」(2020~)、JICA「ラオス国グリッドコード整備及び運用体制強化による電力品質向上プロジェクト」(2021~)を実施しており、引き続き、ラオス国の電力セクターの発展に貢献してまいります。
プレスリリース:https://www4.tepco.co.jp/pg/company/press-information/press/2021/1642575_8616.html
「ラオス国 電力公社経営マネジメント改善プロジェクト」の概要
1.業務期間・対象地域
2021年9月 ~ 2024年3月 (予定)
ラオス国全土
2.契約先
JICA
3.事業目的
EDLに対し、適切な企業戦略の構築や経営効率の改善、人材マネジメント・開発能力の強化、財務に関する計画能力強化に必要な支援を行うことにより、EDLの経営・組織マネジメント能力の強化を図り、ラオス国電力セクターの持続可能な発展を支援する。
4.業務内容
品質管理システムに関する改善計画策定支援
企業戦略、関連計画策定支援
内部監査システム・情報公開メカニズム・規制制度実施の能力強化支援
組織開発計画策定支援
業務効率改善支援
人材マネジメント・開発計画の策定支援
指導者訓練
財務・電力料金計画策定支援
Contacts
【本件に関するお問い合わせ先】
東京電力パワーグリッド株式会社
秘書・リスクマネジメント室 リスクマネジメントグループ
橋 和希
〒100-8560 東京都千代田区内幸町1-1-3
TEL: 03-6373-1111(代表)
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